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Yamareco

記録ID: 327113
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無雪期ピークハント/縦走
積丹・ニセコ・羊蹄山

【百名山】後方羊蹄山 (半月湖からの比羅夫コース) 〜圧倒的!山の厳しさを味わった蝦夷富士登山〜

2013年07月27日(土) 〜 2013年07月28日(日)
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I_am_Ryo その他2人
GPS
23:00
距離
12.7km
登り
1,627m
下り
1,610m

コースタイム

マウンテンタイム:23時間
(山での滞在時間)

ザックの重量:16.5kg (テント無いのに重たかった)

距離:12.71km

すれ違い人数:約60人 

消費カロリー:約4000kcal
摂取カロリー:約2000kcal

体重:1kg減
天候 1日目 :晴れ間あり→9合目付近から曇って突風
2日目 :曇りの突風→激しい雨と風→台風並みの風(北山付近)→曇り

山の天気は「tenki.jp」が便利です。
 http://season.tenki.jp/season/mountain/
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
札幌市街地から車で2時間程度。
国道230号線、中山峠を通った。
中山峠は「あげいも」が名物のようだ。

道は広く走り易いですが、スピードの出し過ぎと"獣"に注意です。
山に持っていく装備を並べてみた
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山に持っていく装備を並べてみた
京極町の噴出し公園で水を確保する
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京極町の噴出し公園で水を確保する
美味しかった!
ミシュランにも記載されているようだ
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美味しかった!
ミシュランにも記載されているようだ
登山口到着
ここは穏やかな天気だった・・・
ここは穏やかな天気だった・・・
じゃがいものゆるキャラ
嫌いではない
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じゃがいものゆるキャラ
嫌いではない
最初は緩やかな傾斜が続く
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最初は緩やかな傾斜が続く
振り返ると天気が良い
振り返ると天気が良い
とても涼しい空気が出ている
とても涼しい空気が出ている
2合目到着
ニセコアンヌプリ方面
山頂は雲のようだ
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ニセコアンヌプリ方面
山頂は雲のようだ
大きい枯れている木
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大きい枯れている木
3合目到着
山頂から帰って来た人は風にやられていた
山頂から帰って来た人は風にやられていた
4合目到着
葉が紅くなっている
葉が紅くなっている
5合目到着
ここから登りがきつくなってくる
5合目到着
ここから登りがきつくなってくる
雲の中から見えるのは
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雲の中から見えるのは
日本海!
6合目到着
7合目
ヘトヘトになった山ガ4人と山男1人から話を聞くと、山頂付近は風が強いらしい
7合目
ヘトヘトになった山ガ4人と山男1人から話を聞くと、山頂付近は風が強いらしい
8合目到着
雨がポツリと降ってくる
8合目到着
雨がポツリと降ってくる
ザックカバー装着
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ザックカバー装着
急坂な登山道
黄色い花
落石注意である
いい感じの花
9合目分岐で非難小屋へ
9合目分岐で非難小屋へ
ガスガスの中から立派な小屋が現れた
とても嬉しかった!
ガスガスの中から立派な小屋が現れた
とても嬉しかった!
どん!
羊蹄小屋!!
どん!
羊蹄小屋!!
さっそく晩飯にとりかかる
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さっそく晩飯にとりかかる
小屋の内部
数グループが先に居ました
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小屋の内部
数グループが先に居ました
2日目の朝
外は真っ白け
2日目の朝
外は真っ白け
怪しい生物
朝飯
セイコーマートのパンが美味しかった
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朝飯
セイコーマートのパンが美味しかった
山頂付近の分岐
旧非難小屋跡
突風と雨
三角点発見しました
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三角点発見しました
やっとの想いで山頂に到着
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やっとの想いで山頂に到着
1898mに到着
長く辛い道のりであった
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1898mに到着
長く辛い道のりであった
下山する
木が飛び出しているので頭をぶつけないように
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木が飛び出しているので頭をぶつけないように
3合目まで下山してきました
少しガスってきました
3合目まで下山してきました
少しガスってきました
植物を間近で見る
植物を間近で見る
チェーンソーで切られたような木
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チェーンソーで切られたような木
下の方は天気が良かった
下の方は天気が良かった
なだらかな登山道
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なだらかな登山道
登山道と登山者
とても気分が良い
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登山道と登山者
とても気分が良い
無事に下山完了
駅の前に居た猫
遠くから見るとこんな感じだった
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遠くから見るとこんな感じだった
露天内風呂黄金温泉に立ち寄る
かなり良かった!
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露天内風呂黄金温泉に立ち寄る
かなり良かった!

感想

7月27日(土)〜7月28日(日)

百名山である後方羊蹄山 (1,898mm)
に泊まりで登ってきたのである。


■計画■

私は過去に数回、百名山である「後方羊蹄山」に登っていた。
最初は「京極コース」、2回目は「真狩コース」である。

漠然とコニーデ型の頂点を極めたいと考えていた矢先、
偶然にもお声が掛かり"何かしらの縁"で登ることになった。
しかも、「星空」と「御来光」を拝める小屋泊まりで。

こんなに気分が高揚したのは、
修学旅行前の小学6年生ぶりである。
無駄にワクワクしてパワーを消費してしまうケースだ。

偶然と必然、表裏一体の物語
 
 行くのなら テントいらない 小屋泊まり

 →はい、この日は天気悪く「星空」と「御来光」は全くの無縁でしたよ。
  残念と無念を手でくしゃくしゃにして飲み込んだ心境です。


■1日目■

○移動

京極町の吹き出し公園で湧き水を確保。
羊蹄山の恵みをふんだんに含んでいるようだ。

パワースポットである「半月湖」からのスタートである。
誰が言ったか、「パワースポット」大自然のパワーが集まっているそうな。

信じやすい僕は、なんだかパワーが漲って、山頂まで走って登れる気がした。
が、しかし、速攻で息が切れまくり、やはり走って登るのは無理だった。
恐るべし、PS! (※PS:パワースポット)


○比羅夫(ヒラフ)コース→羊蹄山避難小屋

2合目手前に「風穴」がありとても涼しい。
岩の隙間から冷気が吹いてとても気持ちいいのである。

すれ違う人たちが増えてきて話を伺うと、
 「山頂付近は物凄い風が吹いて山頂を断念した」
とおっしゃられておりました。
気を引き締めなければ。

7合目付近から少し寒くなり、
8合目付近からポツリと雨が降り、
9合目付近から突風だった

 必ず死ねない、必死の思いで羊蹄山避難小屋に到着!

このような気象条件だったが安堵した。
一人800円なりけり。


○羊蹄山避難小屋

中に入るとすでに数組のパーティーが居たが、
満室になるほどではなかった。

保冷パックにビールを入れ、500mlの水を凍らせたものを同居させてので、
ビールがキンキンに冷えている。
マウンテンダックスの折りたたみ保冷パックは素晴らしいと思った。

気圧の変化でパンパン膨らんだカップ麺を食べて、
ビール飲んでお菓子食べて20時前に就寝した。

 風が気になってぜんぜん寝付けなかった。

 ブッ!

誰かの放屁で2時半に目を覚まし、外を見たら白い景色しか見えなかったので、
「御来光」は諦めることにした。
やはり小屋に居る人達はみんな寝ていた。

5時半ぐらいから朝飯を食べたり、身支度をした。

外はまだ風が吹いていて、雲で景色が見えなかった。
ここはまだ僕の死ぬ場所ではないので、
決して死なない、決死隊を結成して山頂に向かう事にした。


■2日目■

○羊蹄山避難小屋→後方羊蹄山の山頂

強い風が吹いていたが、世間の風や、昔登ったことのある樽前山程ではなかった。
途中で、悲しみの雨が降りだした。
まるで、洗車機の中にいる気分。

メガネに水滴がたくさん付着して前が見えない。
ワイパーが必要だったので、右手と左手の人差し指を使って、
ワイパーの動きを真似てみたが全然効果なし。
はたから見ると変な人だったに違いない。
 (誰もいなかったけど)

メガネを外して、歩いて行くとやっと山頂に到着した。
山頂に到着して達成はあったけど、なかなか過酷な山行だった。
まあ、レインウェアのテストもできたので良しとするか。

 課題→レインウェアのズボンがザックによって下げられてしまい、
    半尻状態で歩く羽目になった。


○後方羊蹄山の山頂→下山

ヒラフコースの山頂から最短ルートである、
北山の北周りで下山しようとすると物凄い突風が吹いていた。
それはもう立ってられないくらいに。

「この道は無理!」と判断し、諦めて少し遠回りすることにした。

何人かとすれ違い、話す機会があったので、山頂の風の強さをお伝えした。
皆様、気を付けてくださいませ。

9合目を過ぎると風は植物で遮られるので、
心にゆとりを持つことができた。

下っていくと、プリンセスもビックリするほど天候が回復し、
暑くなり、足が重くなり、腹が減り、へろへろになって登山口に到着。


泣く子もさらに泣くぐらい臭い靴を脱ぐと、靴ひもが切れていた。
どうやらゲイターの引っかけ部分で切れたようだ。
予備の靴ひもをS岳荘で買うとしよう。そうしよう。


■その後■

・下りの階段がキツイ筋肉痛が発生


■次回の計画■

プランA
 そろそろ行っちゃうか、大雪山縦走。
  旭岳温泉→天人峡

プランB
 ニペソツ、石狩岳、ウペペサンケ、
 東大雪の御三家を固めて登る。

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利用交通機関:
技術レベル
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体力レベル
3/5

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