【百名山】後方羊蹄山 (半月湖からの比羅夫コース) 〜圧倒的!山の厳しさを味わった蝦夷富士登山〜
- GPS
- 23:00
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,627m
- 下り
- 1,610m
コースタイム
(山での滞在時間)
ザックの重量:16.5kg (テント無いのに重たかった)
距離:12.71km
すれ違い人数:約60人
消費カロリー:約4000kcal
摂取カロリー:約2000kcal
体重:1kg減
天候 | 1日目 :晴れ間あり→9合目付近から曇って突風 2日目 :曇りの突風→激しい雨と風→台風並みの風(北山付近)→曇り 山の天気は「tenki.jp」が便利です。 http://season.tenki.jp/season/mountain/ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道230号線、中山峠を通った。 中山峠は「あげいも」が名物のようだ。 道は広く走り易いですが、スピードの出し過ぎと"獣"に注意です。 |
写真
感想
7月27日(土)〜7月28日(日)
百名山である後方羊蹄山 (1,898mm)
に泊まりで登ってきたのである。
■計画■
私は過去に数回、百名山である「後方羊蹄山」に登っていた。
最初は「京極コース」、2回目は「真狩コース」である。
漠然とコニーデ型の頂点を極めたいと考えていた矢先、
偶然にもお声が掛かり"何かしらの縁"で登ることになった。
しかも、「星空」と「御来光」を拝める小屋泊まりで。
こんなに気分が高揚したのは、
修学旅行前の小学6年生ぶりである。
無駄にワクワクしてパワーを消費してしまうケースだ。
偶然と必然、表裏一体の物語
行くのなら テントいらない 小屋泊まり
→はい、この日は天気悪く「星空」と「御来光」は全くの無縁でしたよ。
残念と無念を手でくしゃくしゃにして飲み込んだ心境です。
■1日目■
○移動
京極町の吹き出し公園で湧き水を確保。
羊蹄山の恵みをふんだんに含んでいるようだ。
パワースポットである「半月湖」からのスタートである。
誰が言ったか、「パワースポット」大自然のパワーが集まっているそうな。
信じやすい僕は、なんだかパワーが漲って、山頂まで走って登れる気がした。
が、しかし、速攻で息が切れまくり、やはり走って登るのは無理だった。
恐るべし、PS! (※PS:パワースポット)
○比羅夫(ヒラフ)コース→羊蹄山避難小屋
2合目手前に「風穴」がありとても涼しい。
岩の隙間から冷気が吹いてとても気持ちいいのである。
すれ違う人たちが増えてきて話を伺うと、
「山頂付近は物凄い風が吹いて山頂を断念した」
とおっしゃられておりました。
気を引き締めなければ。
7合目付近から少し寒くなり、
8合目付近からポツリと雨が降り、
9合目付近から突風だった
必ず死ねない、必死の思いで羊蹄山避難小屋に到着!
このような気象条件だったが安堵した。
一人800円なりけり。
○羊蹄山避難小屋
中に入るとすでに数組のパーティーが居たが、
満室になるほどではなかった。
保冷パックにビールを入れ、500mlの水を凍らせたものを同居させてので、
ビールがキンキンに冷えている。
マウンテンダックスの折りたたみ保冷パックは素晴らしいと思った。
気圧の変化でパンパン膨らんだカップ麺を食べて、
ビール飲んでお菓子食べて20時前に就寝した。
風が気になってぜんぜん寝付けなかった。
ブッ!
誰かの放屁で2時半に目を覚まし、外を見たら白い景色しか見えなかったので、
「御来光」は諦めることにした。
やはり小屋に居る人達はみんな寝ていた。
5時半ぐらいから朝飯を食べたり、身支度をした。
外はまだ風が吹いていて、雲で景色が見えなかった。
ここはまだ僕の死ぬ場所ではないので、
決して死なない、決死隊を結成して山頂に向かう事にした。
■2日目■
○羊蹄山避難小屋→後方羊蹄山の山頂
強い風が吹いていたが、世間の風や、昔登ったことのある樽前山程ではなかった。
途中で、悲しみの雨が降りだした。
まるで、洗車機の中にいる気分。
メガネに水滴がたくさん付着して前が見えない。
ワイパーが必要だったので、右手と左手の人差し指を使って、
ワイパーの動きを真似てみたが全然効果なし。
はたから見ると変な人だったに違いない。
(誰もいなかったけど)
メガネを外して、歩いて行くとやっと山頂に到着した。
山頂に到着して達成はあったけど、なかなか過酷な山行だった。
まあ、レインウェアのテストもできたので良しとするか。
課題→レインウェアのズボンがザックによって下げられてしまい、
半尻状態で歩く羽目になった。
○後方羊蹄山の山頂→下山
ヒラフコースの山頂から最短ルートである、
北山の北周りで下山しようとすると物凄い突風が吹いていた。
それはもう立ってられないくらいに。
「この道は無理!」と判断し、諦めて少し遠回りすることにした。
何人かとすれ違い、話す機会があったので、山頂の風の強さをお伝えした。
皆様、気を付けてくださいませ。
9合目を過ぎると風は植物で遮られるので、
心にゆとりを持つことができた。
下っていくと、プリンセスもビックリするほど天候が回復し、
暑くなり、足が重くなり、腹が減り、へろへろになって登山口に到着。
泣く子もさらに泣くぐらい臭い靴を脱ぐと、靴ひもが切れていた。
どうやらゲイターの引っかけ部分で切れたようだ。
予備の靴ひもをS岳荘で買うとしよう。そうしよう。
■その後■
・下りの階段がキツイ筋肉痛が発生
■次回の計画■
プランA
そろそろ行っちゃうか、大雪山縦走。
旭岳温泉→天人峡
プランB
ニペソツ、石狩岳、ウペペサンケ、
東大雪の御三家を固めて登る。
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