小川山、春の戻り雪&ガマルート初マルチピッチ(ミキヤツさん)


- GPS
- 05:56
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,049m
- 下り
- 1,028m
コースタイム
天候 | 雲 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
クライミングシューズ
ヘルメット
ハーネス
皮手袋
ビレイデバイス
PAS
トレランザック
水
行動食
雨具上
ウインドブレーカー
他
|
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感想
会社の代休たまっていて平日どこか行けないか探したらミキヤツさんのサイト発見。聞いたら1人空いているというので参加。小川山も初めて。初の本チャンマルチ。当然全てフォローです。ドキドキでした。ガイドさんの「大丈夫、出来る」という声がけで必死に登りました。色々と実戦的なこと、技術的なこと、精神的なことを教わり非常に濃い1日となりました。ありがとうございました。
備忘録
■ギア
・ギアはクライミング終わったらハーネスから外すこと。ギアの不具合も分かるし、ギアの他人の取り違えもなくなる。ハーネスを履く時のミスもなくなる。
・環カラビナは全てスクリュータイプとすること。自動は冬凍るしグローブしたら開かない。スクリューは凍った場合はグローブヒッチをスクリュー部にして捻ると開けられる。
・スクリューカラビナは締める時、最後ぎゅっと締めてはいけない。開けられなくなる。ゲートが開かなければよい。
・カラビナを開ける時は、親指で開け、親指スライドさせると全開となり、かけやすい。
・ナイロンスリングは不用。全てダイニーマとすること。
・120センチのスリングは3分割でなく4分割で、折り返して小さくする。長いとアイゼンに引っかかり超危険。スリングは冬は後ろのギアラックにかけないこと。下りでアイゼンに引っかかる。
・ギアスリングは不用。傾斜が緩いところで前に垂れて足元が見えなくなる。
・カラビナに2本以上スリングかけない。一対一。常にスリング使う時はカラビナと一緒のため。
・クライミングシューズで当たるところがある場合はゴムに切れ目数本を入れると皮は伸びるので当たらなくなる
・シューズをギアラックにぶら下げる時は環付きカラビナとする。岩に押しつけて落とす時があるため。
・不用な物はマルチピッチに持って行かない。重く登れなくて引っかかるだけ。
・マルチピッチではトレランサックが良い。水がソフトフラスクで胸に仕舞え、重心が身体の前側にくるため。
・腕時計は必ずはずす。付けるならザックの胸のところであれは岩に擦れない。
・環付きカラビナ同士は繋いでも良い。金属どうしでも問題ない。但しヌンチャク同士つなぐのはだめ。動くとゲート開くためだめ。
■トレーニング
・ゲレンデ5対マルチ1の割合でトレーニングやるとよい。
・ジムの最初の30分はやさしいの、後は難しいのにチャレンジ。最後は筋トレで追い込むのが良い。
・易しいグレードは上手くなるため。
・厳しいグレードは強くなるため。
・出来るグレードだけやってても強くならない。
・リード練習をとにかくやる。ゲレンデやジムでは落ちて当たり前。落ちるスポーツ。ただし被っている壁でやらないと落ちたら擦る。
・A0してでもリードで登るエイド練習も大切。
・身長高い人はジムの練習では身長とリーチ生かしてはいけない。ルートセットの目的に沿ってムーブをしないと上手くならない。
・ロープに慣れてロープの特性を知ることが大切。ジムのリードでは、コース変えるごとに、ロープ捌いてまとめて移動すると良い。
■懸垂下降
・デバイスがルベルソなら制御手は両手で足の間の真ん中が良い。ルベルソの開口は上下にあり、両手で制御できるから。脇に片手で持つのはエイト環の場合。ロープ横に出るから。
・ロープ投げる時は先を少し束ねてから少しずつ投げる。絡むから束で投げない。見えて、届くことわかっていれば末端結ばない。絡むため。
・降りている時下を時々見る。
・降りる時、降りながらロープ捩れてないか、確認する。
・ロープが岩に当たるところは鋭利でないところにする。降りる最初の時にロープが岩に当たる位置調整する。
・懸垂の支点はカラビナなどなく、ロープだけや木だと引く時にものすごい力必要になる。カラビナをかけたい。
・引く時もロープ捩れてたら全く引けないので注意する。
■スラブの登り方
・ベターと足付けない。爪先で指を曲げて掴むようにし、点で乗る
・1cmの小さな傾斜の緩く、足の置けそうな結晶を階段状に探す。難しければチョークでマークすると、足元に来た時わかりやすく乗れる。足で乗る。
・ダイナミックに前に足動かすと腰の下に足が入り体重が乗る。腰の下にとにかく足を持っていく。
・体重乗せないと摩擦生まれない。
・腰の下に足を置く。外れると体重乗らないため。外に足を張らない。
■動き
・クライミングの基本は体重乗せる逆の足を張り、体重を乗せてから体重乗せた方の手で取る。
■リードのビレイ
・ビレイヤーはリードをずっと見るのではなく、むしろ目の前のロープのたるみを見る。
・ロープを引きすぎは絶対不可。リードの人を引きずり落とすことになる。少し弛んでる状態でよい。
・たぐり落ちしないようにビレイヤーはロープを出す。たぐり落ちするとロープが指に絡まって指切る。少しずつ回数多く出す方が早くでる。
・ロープは少しでもテラスの空間がが有れば足元に分けてさばいてからリード登る。メインロープに乗せたまま振り分けだと絡むため。特にハーフロープはからむ。途中で絡んでリードに待ってもらうのは論外。テラス広ければ壁とビレイヤーの間にロープ捌いてロープが常に見えるようにする。
・ハーフロープのビレイの制御手は人差し指を二本のロープの間に入れてスムーズにロープ流れるようにする
・制御手を離さないまま次に出て行くロープ流れるように捌いておく。テラスで有れば数メートル下に落として置いても良い。それだけ流れは大切。
・ビレイデバイスからロープ抜く時はロープごとビレイデバイス持って全部抜いて、再度ワイヤーのみかける。これなら落とさないし、冬のグローブしたままできる。
・ビレイデバイスをギアラックから外す時はビレイデバイスを握りこんでからカラビナのゲート開くとデバイスを落とさない。
・リードにヌンチャク渡すときはカラビナの上を上にし、上のカラビナは小さい方を下にして渡す。
・空き時間上手く利用し、水、行動食とる。ビレイ最中でも制御手を離さなければ良い。
・利き手でないほうを制御手にしたほうが良い。落石避けたりする時咄嗟に出るのが利き手なので制御手を離してしまうため。また、制御手は押さえているだけで落ちても力はかからない。それよりも上の手の方が大きく動かす必要ある。
・カムを回収する時は押し込まないようにする。取れなくなる。注射器のように親指、人差し指、中指で、摘む。
・もしリードの解除の声聞こえない場合はビレイデバイスはずっと外さない。ただしロープ残りが2メートルになったらビレイデバイス外して登る。なぜならリードか支点取れなくて同時に登攀が必要な可能性があり、待ってても問題解決にならないため。
■リード
・リードはロープいっぱいまであげたら一旦少しロープ出して、フォローの前にたるみ作る。ピンと張ったままだといつ登れば良いかわからないため。ビレイセットして登れるようになったらピンと張る。そうすれば声聞こえなくても分かる。フォローが二人いる場合は、先に登る人の方だけロープ引き張ってあげれば分かる。
■フォローの登り方
・ロープ弛んでるのにどんどん登ってはいけない。リードの手繰る速度に合わせる。
■その他
・マルチピッチは全体を見ること。
・マルチピッチのルートではリードで落ちたら足一本折れること覚悟する。ボルトピッチが離れているため。ようは落ちてはならない。少なくてもゲレンデで1グレード上を登れるように。5.11b登れると良い。
・マルチピッチではルールはない。ゲームではない。安全を確保するなら木を使って登っても良い。
・●●ベルのアイゼントレーニングはいい加減なこと多いのでやり直す必要ある
・赤岳主稜ならアイゼントレーニングすれば行ける。
・ガイドではお客様にリードをやらせない。何かあっても対応できないため。
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