斜面一面のニッコウキスゲを期待して伝説が残る神秘の池、池夜叉ヶ池へ。

2021年06月23日(水) [日帰り]

• GPS: 04:02
• 距離: 5.5km
• 登り: 591m
• 下り: 599m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:59
• 休憩: 1:02
• 合計: 4:01

8:52 夜叉ヶ池登山口(揖斐川町)
9:59 9:59 幽玄の滝
10:05 10:11 昇竜の滝
10:33 11:27 夜叉ヶ池
11:43 11:45 昇竜の滝
11:54 11:54 幽玄の滝
12:53 ゴール地点

天候

曇り/晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

滋賀の友人宅に泊り、滋賀から夜叉ヶ池登山口へ。
北陸道木の本ICから303号を徳山ダム方面へ直進。夜叉ヶ池入口から林道に入り、10キロほどで登山口がある。

コース状況／危険箇所等

登山道は明解でわかりやすく、道迷いは全くなし。
但し最後の夜叉壁の脇の急登は、岩場などがあり、傾斜もきつく、注意が必要。
三点支持とロープを使って上り下りをする場所もある。
夜叉ヶ池の畔は火気厳禁。喫煙は勿論、食事のためのバーナーも禁止。ラーメンなど持参の場合は、水筒にお湯を入れて持参した方が良い。

その他周辺情報

下山後は、道の駅藤橋にある温泉を利用。

写真

6/23 8:54

長く酷な林道を10キロ走ってきてやっと見えてきました。
久しぶりの夜叉ヶ池。約2年ぶりかなぁ…。

6/23 9:05

天気も午後から雨予報が出ているけど、まずまずの天気。
雨降らないよう祈りつつ、登山口をスタート。

6/23 9:06

登山口の駐車場から一旦谷へ降りていきます。

6/23 9:09

谷まで降り切るとそこは原生林。沢の水の音が心地いい。

6/23 9:13

山に入るとすぐ可憐で小さなお花たちが出迎えてくれます。

6/23 9:13

小さくても綺麗な花です。

6/23 9:16

瑞々しい

6/23 9:31

ここは花が多くて中々前へ進んでいくことができません(笑)。

6/23 9:42

景色が見えるところで立ち止まって進行方向左前を見てみると…

6/23 9:42

遂にその姿を現した夜叉壁。あそこを目指します。

6/23 9:51

何か所かの沢を渡渉。

6/23 9:53

ブナ林が気持ちいい♬

6/23 10:03

時期的に暑くなってきていますが、通る風が心地よく、汗だくにはなっていません(笑)。

6/23 10:08

幽玄の滝に到着。ここで一休み。

6/23 10:15

それにしても山深い。
原生林の中を歩いていきます。

6/23 10:17

6/23 10:20

さぁ、夜叉壁が近くなってきました。

6/23 10:20

近くでまじまじと見上げてみると、本当に迫力ありますね。

6/23 10:21

段々と傾斜がきつくなってきました。

6/23 10:21

最初の目的地は目の前の鞍部になっているところ。あそこまで上がっていきます。

6/23 10:23

夜叉ヶ池の登山道で、ここが一番好きな場所。

6/23 10:24

さぁ、岩場まで来ました。
ここからこの岩場の激登りが始まります。

ロープも掛かっているので、不安な人はロープ伝いで。
ただ、「過信をするな」と注意書きが(笑)。

こうやって撮って貰うと結構登っていく感が出ますね。

6/23 10:25

高度感あります。

6/23 10:26

横を見ると急峻な岩稜帯が…。

6/23 10:27

一つ目の岩の急登をクリア。

6/23 10:31

上を仰ぎ見る…。もう少しだ。

6/23 10:32

ここからまた一気に高度を上げていきます。

6/23 10:36

目の前の岩の壁がまた迫力満点。

6/23 10:39

あと少し。稜線が目で確認できました。

6/23 10:40

と、登山道の斜面に待望のニッコウキスゲ発見。綺麗ですねぇ。

6/23 10:41

岩の壁に一輪だけひっそりと…。

6/23 10:41

稜線まで上がってきました。振り返るとこの景観！ 見事ですね。
丁度晴れ間が出てきて本日一番の景観です。

6/23 10:43

稜線に咲いていたニッコウキスゲ。

6/23 10:43

しかし、今年はこれだけ。
この時期だとこの稜線上と斜面一面に群生されると聞いているのですが…。どうやら今年は "裏年" のようです。ちょっと残念。

6/23 10:43

代わりにイブキトラノオが主役とばかり、斜面に咲き誇っていました。これはこれで素晴らしい。
本家の伊吹山よりも多く咲いているかも(笑)。

6/23 10:44

夜叉丸方面を望みます。

稜線を歩いて夜叉丸方面へ登ってみました。

6/23 10:47

登っていくと、遂にベールを脱いだ夜叉ヶ池が出現。
ここから池の全貌を観ることができます。

6/23 10:48

もうちょっと登っていきましたが、ニッコウキスゲはやはり咲いていませんでした。
ま、仕方ないです。来年に期待ですね。

6/23 11:03

一旦下り、稜線から池の方に出てみました。
前回は風が強く、湖面が波打って景色が映りませんでしたが、今回は綺麗に映り込んでいましたよ。

6/23 11:17

神秘的な池です。
ここで軽く食事を摂りがてら休憩。
池の畔は火気厳禁。喫煙はもとよりバーナーも使用禁止ですので、コンビニで買ったおにぎりを。

6/23 11:23

夜叉姫伝説の碑。

6/23 11:30

稜線の斜面を見ると…結構人が登っていますね。

6/23 11:34

さぁ、下山の途につきましょう。
もう一度稜線鞍部からの眺望を目に焼き付けます。
ちょっと曇ってきましたか。

6/23 11:37

そして夜叉丸方面。

6/23 11:39

下山はピストンで来た道を下ります。

6/23 11:50

今度はこの岩場を下っていく形。

6/23 11:53

かなり急な下りになり、スリリング満点です。気を付けて下っていきます。

6/23 11:54

漸く降りてきました。ほっと一安心。

6/23 11:54

再び原生林の中へ…。

6/23 11:55

山が仰ぎ見ることができる最後のスポット。

6/23 12:01

しかしなんだかんだ言ってもここの原生林は素晴らしいです。
登山口を降りたところから夜叉ヶ池の見える稜線まで、全て気に入っています。

6/23 12:10

最後に夜叉壁が望める場所で振り返ってみます。あそこから降りてきたのですね。

6/23 12:11

気持ちのいいブナ林。

6/23 12:41

往きでは見つけれなかったギンリョウソウ(別名幽霊草)を発見しました。今年初のギンリョウソウでした♡

6/23 12:46

あとは原生林の中をグングン下っていくだけ。

6/23 12:59

昨年はこの橋が台風の影響で流されたそうです。
今年はしっかり直っていました。

6/23 13:01

緑が美しい。癒されますね。

6/23 13:03

最後に沢を渡渉して…。

6/23 13:05

この登りを上がり切ったら登山口です。

6/23 13:08

今日も無事怪我無く登ってこれました。お山とう友達に感謝です。
池で撮れなかったので、最後に登山口で記念撮影を。

6/23 13:09

来年こそは稜線斜面いっぱいのニッコウキスゲを見たいですね。
期待しましょう。

撮影機器：

D3300 ニコン

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

Kunisan0105

ニッコウキスゲを求め、夜叉ヶ池へ。
この時期の風物詩である黄色いニッコウキスゲを見に、岐阜と福井の境にある夜叉姫伝説の里、夜叉ヶ池に約2年ぶりに登ってきました。　
相変わらず夜叉ヶ池入口から登山口までの長く悪路な林道には萎えますが、登山口から山に入るや、原生林と瑞々しい沢の音に癒されます。本当にここは別天地。
圧倒的な "夜叉壁" を仰ぎつつ、最後の岩場の急登を登りきると素晴らしい眺望と共に伝説の池がそのベールを脱ぎます。
お目当てのニッコウキスゲは今年 "裏年" のようで数えるほどしか咲いていなくて残念でしたが、山深い原生林の息吹と神秘的な池に癒された山行でした。
また来年に期待です。