大雪山縦走 層雲峡〜旭岳温泉


- GPS
- 22:31
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,347m
- 下り
- 1,269m
コースタイム
12:00 黒岳ペアリフト七合目
13:00 黒岳山頂
13:40 黒岳石室(テント泊)
8/9
3:40 黒岳石室
3:55-4:30 桂月岳(御来光)
4:40-5:10 黒岳石室(テント撤収)
6:40 北海岳山頂
7:40-8:00 間宮岳山頂(休憩)
9:00 旭岳山頂
10:00 姿見ノ池
10:30 旭岳ロープウェイすがたみ駅
天候 | 8/8曇り 8/9曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
日本アルプスには毎年行っているのに、北海道の山は未踏。
「アルプスとは違う魅力が北海道の山にはある」という話は良く聞いていたので、
それがどういう意味なのかを確かめるために北海道の最高峰、
大雪山の旭岳へ行ってきました。
夜行電車の「はまなす」で一睡もできなかったので、初日は徹夜状態。
といってもいつもの「さわやか信州号」だって眠れたためしはないし、
初日の行程は黒岳石室までの90分程度なので、まあ何とかなるはず。
で、いよいよ層雲峡からロープウェーとリフトを乗り継いで
黒岳七合目にたどり着いたのですが、あいにくのガスで展望はゼロ。
やはり今年は天候に恵まれないなあと思いつつ、
登っていくと黒岳山頂で展望が開け、
「カムイミンタラ」(神々の遊ぶ庭)が目の前に現れました。
とにかく連なる峰々が穏やかで、広い。
素晴らしい雄大さと開放感。
「アルプスとは違う魅力」とはこういうことかと
一瞬で理解することができました。
さて、石室に付いた時点では雨さえ降っていたのですが、
しばらく雨宿りをさせてもらうとだんだん天気は好転していったので、
無事にテント設営を終え、ほっと一息。
あーこれで今日は終わりだなー。なんて思ったそのとき突然、
そこにいた若者のひとりが、なんと「クマ見つけましたー」の声。
「何だってーーー!」と、色めきたつテン場。
何でも彼らはヒグマ調査を行っているという北大のチームで、
一日中望遠鏡をのぞいてクマが現れないかを見張っているのでした。
クマが現れたのは石室からおそらく2km以上離れた北鎮岳の東斜面で、
肉眼では小さな黒い点にしか見えません。
そこで若者(たぶん学生)に「ちょっと見せてもらっていいですか」というと、
わざわざ望遠鏡を調整して「どうぞどうぞ。これでよく見えるはずですよ」と、
やっていただき、その場にいたみんなで突然のクマ観察会を満喫しました。
2日目。
朝の3:30には起きだし、ご来光を見るために石室からほど近い桂月岳へ。
空は曇っていますが、雲が山よりはるかに高いので展望はあります。
待っていると、石室の管理人さんが教えてくれた時間(4:23)
ほぼぴったりにご来光が現れ、朝焼けに燃える幻想的な山の景色を
堪能することができました。
その後、いそいそとテントを撤収し、いよいよ旭岳へ出発。
今回は北海岳を経由するルートとしました。
北海岳へ取り付くまでまでの花畑は素晴らしく、
エゾコザクラやエゾツガザクラなどが咲き誇っています。
チングルマはほとんどが綿毛になっていましたが、
花が付いているものも多少は残っていました。
道は歩きやすく、景色も花も素晴らしい。その上涼しい。
というわけで非常に快適な登山となり、
順調に間宮岳に到達すると、なんだか先を急ぐのが惜しくなったので、
ここでコーヒーを入れて休憩することに。
ところが、しばらく休んでいるとだんだんとガスが出始め、
さっきまで見えていた旭岳も見えなくなり、雨まで降ってきました。
フリースとレインウェアを着込んで、
「今回のお楽しみはここまでかー」なんてがっかりしていると、
雨は止まないものの、幸いガスが上がって展望が利くようになってきました。
雨降ってるのに遠くのトムラウシのほうまでちゃんと見えるという、
ちょっと不思議な天気の中、無事に旭岳へ登頂。
最後のザレ場の登りがちょっときついぐらいで、あとはいたって平坦な道。
もちろん天候の急変には気を配る必要がありますが、
登山にスリルよりも癒しを求める人には素晴らしい山域だと思います。
けっこうたくさん登ってくる旭岳ロープウェーからの登山者とすれちがいながら下山。
下山後の入浴は、湧駒荘の日帰り温泉を利用させてもらいました。
無事帰ってきたか!
居ない間、岩手は凄いことになってたよ...
アルプスにはない良さ、行ってみないとわからんね。
帰りに矢幅駅のあたりが
ドロだらけになってるのを見ました。
あと、北上川がすごく増水してたり。
大変だったみたいですね。
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