(飯豊連峰)地蔵岳、稜線はピンク色
- GPS
- 06:55
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,133m
- 下り
- 1,122m
コースタイム
天候 | 曇り 時々 晴れ 出発時13℃、山頂23℃、汗だくになりました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日、福島県喜多方市周辺(喜多方市内の宿泊事情は悪い)に宿泊、喜多方市内から 国道459号、福島県道385号、山形県道378号でアプローチ。 1時間強で飯豊連峰への登山口、大日杉小屋に到着しました。 周辺には店は何もありません。必要であれば喜多方市内のコンビニ(24時間営業複数あり)で調達の必要あり。 ※福島県喜多方市と山形県西置賜郡飯豊町は隣接しています。 帰りは、喜多方ラーメンを食べ、18時には南関東の自宅に到着しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・大日杉小屋付近は各社携帯の電波は一切入りません。登山中の山頂部では時折通じることがあります。緊急時は免許のある方はアマチュア無線機持参が良いかもしれません。 ・1合目看板(ザンゲ坂)直下は急登の鎖場ですが地面が湿っていて歩きにくいです。鎖場はこの1箇所のみです。 ・山頂までずっと急登が続きます。 ・雪渓が残っている山域でも季節的にそれなりに暑いので、水分は十分用意する必要があります。 |
その他周辺情報 | 開花情報 ・標高1400mから上に花が多いです。 ・地蔵岳から切合小屋への稜線に花が多いです。 ■蕾〜開花 ・姫小百合(あえてフリガナを振っておりません) 大日杉小屋-地蔵岳ルートでは標高1470m付近で少しありますが、地蔵岳山頂から切合小屋方向(本山方向)の稜線に向かうと沢山あります。切合小屋方向まではほぼ標高1500mですが、小さいアップダウンを繰り返します。終わった花はありませんので、これからも大丈夫だと思います。 ネットでの事前調査(ブログ)では目洗い清水までが姫小百合が沢山咲いているエリアと書いてありました。 ・更紗灯台(サラサドウダン) ・裏白瓔珞(ウラジロヨウラク) ・石楠花(シャクナゲ) 山頂の展望ポイントにありました。 ・空穂草(ウツボグサ ) 咲いているものを少し見かけました。 ■満開 ・岩鏡(イワカガミ) 白花、赤花あります。 ・舞鶴草(マイズルソウ) ・白山千鳥(ハクサンチドリ) 花が密な大ぶりのものがあり見応えがあります。 ・谷空木(タニウツギ) 地蔵岳山頂から切合小屋方向への稜線にかけて沢山あります。 ■満開〜終わりに近づく、終わり加減 ・深山金梅(ミヤマキンバイ) ・褄取草(ツマトリソウ ) ■終わり、運が良ければ見れます。 ・白根葵(シラネアオイ)1株だけ、他は花が散っています。 ■不明 ・日光黄菅(ニッコウキスゲ) 数が少ないですが、蕾がある個体がありました。 |
写真
感想
山ならではのお花を見にどこかに登りたいが、平日は休めないし、混んでいる所は苦手。姫小百合が良い浅草岳や守門岳は、アクセスにはよいが、混むので選択肢からは除外。ちょっと足をのばして飯豊連峰に行くことにしました。
梅雨の最中のためか、日曜日なのに出発時点で駐車している車は我が隊だけ。確かに明け方の4時ごろまでは雨が降っていました。しかし予報では、4時すぎには止み、その後14:00までは降らないようでしたので、歩き始めました。
しかし、のっけから急登の連続。最初の標高100mアップがきつかったです。その後も(まあ、ゆるめなところもありますが)似たような斜度でどんどん高度を上げるという状況で、汗はダクダク。たまに沢や地形、雪渓などで涼しく感じる場所もありますが、思ったより気温が高く、汗をかなりかきました。本日のルート上、「山と高原地図」に水マークが2~3か所ありましたが、あてにしてはいけません!歩き始めでまず1か所目の「長之介清水」。様子をうかがうと、急な谷間に向かいロープが垂れていますが、取水口は見えず。無理して降りて、水場が見つからなかったら(あるいは枯れていたら)しゃれにならん、という無理な状況で、とても行く気はしませんでした。「水は自己責任で」と肝に銘じましょう(笑)。
さて、肝心の花ですが。咲いていました〜!とてもたくさんの種類が、咲き乱れておりましたよ〜。特に盛りだったのは岩鏡でしょうか。量、質とも最高!夢の岩鏡ロードでした。お目当ての姫小百合も、期待にたがわぬ量、咲き加減で、実に美しかった!1株から3輪ついている個体はものすごくゴージャスで、数も多く見られます。その他、白山千鳥も見ごろでした。終わりに間に合った白根葵も素敵でした。
どの種類の花でもそうですが、花の色の濃淡が少しずつ違っていて、涼し気なもの、情熱的なもの、清楚なもの、などなど大きさや色合いで様々な印象を受け、自然の美しさに、つくづく脱帽し、うっとりします。梅雨の最中でしたが、運よく晴れ間のあるハイキングで、東北の名峰の貴重なお花を愛でることができ、来たかいがありました。
しかし。何せこのコース全体的に急こう配のため、体力的には(往路はともかく)復路ではかなりのダメージが(笑)!ここ数年、以前より山歩きの回数は減り、ラクラクコースが多くなり、極めつけはスキーに裂く時間が多くなり、脚力が確実に落ちてます(沈〜)。行き行程で余力を残したつもりだったのですが、下りが思いがけず大変でした。教訓として。「あとは下るだけ」と思っても、エネルギー&水分補給の物資をしっかりザックに残しておくこと!個人的にはゼリー飲料などが便利だと思っています。最後の100m位(標高)で、エネルギーゼリー飲料を補給して、なんとか駐車場までたどり着いた次第…。は〜、体力つけなくちゃ(カレイもあるのかっ?)
それでも。「出会った人は1人だけ」という静かな山歩きを堪能でき、大満足でした。あこがれの飯豊連峰、再訪が叶って(端っこでしたが)嬉しかったです。
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