高野山
- GPS
- 09:38
- 距離
- 52.7km
- 登り
- 3,392m
- 下り
- 3,394m
コースタイム
紙遊苑駐車場〜六本杉(4.4K) 0:58
〜矢立茶屋(9.2K)1:19
〜大門(5.8K)1:13
計 3:30(休憩含む)
【山上ステージ(16.8K)】
大門〜奥の院(5K)0:51
奥の院〜摩尼山〜楊柳山〜転軸山〜女人堂〜弁天嶽〜大門(11.3K)2:25
計 3:16(休憩除く、大門30分、奥の院10分程度+ミスコース数回)
【町石道復路】
大門〜矢立 0:47
〜六本杉 1:20
〜紙遊苑駐車場 0:44
計 2:51(休憩除く、大門10分、矢立10分程度)
総計 55.6K、累積標高3,291m(by EPSON SS-700)休憩含む総所要時間10:40
(距離は南海電鉄の案内図による)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
町石道は九度山の慈尊院から高野山上の根本大塔まで1町毎に石塔が並ぶ古の参詣道であり、石塔以外に案内板も数多く、道迷いの心配はあまりない。 |
写真
感想
町石道を登り、女人堂と高野三山をぐるりと巡って再び町石道を下る、誰が呼んだか知らないが(私です)、その名も「高野山スーパートレイル55K」に行ってまいりました。
自宅を車で4時半に出て、登り口に近い紙遊苑の駐車場を探すのに少し手間取ったものの、7時前には到着。ほどなくNさん、Mさんが現れてびっくり。お二人も今日登るということは知ってはいたが、こんなに朝早いとは思わず、おかげで往路のいいパートナーができてうれしかった。
さすがにこの夏一番の猛暑日、いつもなら涼しい樹間の道のりもあまり風が通らずむし暑く、おまけにまとわり付く虻に悩まされたりしたが、3人で他愛ない会話を交わしたり、ヘビに驚くMさんの悲鳴にもっと驚いたりしながら往路はあっという間に過ぎて、3時間半で大門に到着。ここで水分やら補給食を摂って30分ほど休んだ後、お二人に見送られていよいよ山上ステージへ。
お盆前の週末で大門からの車道は車で混雑していたが、トレイルの方は誰とも出会わず、ポイントで写真を撮りながら静かに一人旅を楽しみ50分ほどで奥の院入口に着く。ここで先々週のウラロクの合宿の時と同じように茶店で抹茶ソフトを求め、しばしまったりと。
奥の院から先、摩尼山への取り付きを見落として少しウロウロしてしまったが、30分ほどで山頂へ。高野三山+弁天嶽の中では摩尼山への登りが一番キツい。他の山頂直下からの登りはさほど長くはなく、つなぎ部分は摩尼山から楊柳山にかけては尾根筋のゆるやかなアップダウンが続く見通しも割といい道、またその先転軸山までは沢沿いのフラットな道もあったりと結構トレラン向き。しかし、2つばかりご年配のグループとすれ違った以外は人に会わなかった。
転軸山の上の道標を見てしばし思案、案内図では奥の院の御廟へ下って一の橋へ抜けるとなっているが、道標ではそちらの方向は「×」となっており、女人堂方向に矢印が出ている。混雑する奥の院に出てもこの格好では浮くだけだし、と考えて道標の指示に従うが、市街地に出たところで案内板がぐんと減ってコースがわかりづらくなり、iPhoneのマップを頼りにまた長い舗装路の坂を登り返してメインストリートへ向かう。途中でコンビニに立ち寄るのを楽しみにしていたが、それも叶わず女人堂前まで来てしまい、せめて自販機でもと淡い期待を抱いてきたが何もなく、がっかりしながらお堂を覗くと何とウォーターサーバーが! 冷たい水を2杯ばかりいただいて生き返った気分になり、お礼にお線香とろうそくを上げてお参り。
最後の登りの弁天嶽を越えて大門に戻り、山上ステージ無事終了。ミスコースのせいで予定の3時間をオーバーしてしまったが、まだ明るいうちには下に戻れるだろう。ただ、この時点の気温は29.7℃と標高900mとは思えず、下界は一体どれくらい暑いのだろうかと戻るのがやや憂鬱な気分になる。
矢立までは下り基調であり、この時間まだ時折登ってくる人もいて気が紛れたが、そこから六本杉までは時間帯的にさすがにもう人はおらず、また度々結構登らされることにうんざり… 樹間から差す西陽は強いものの、影の部分は色濃く、そのコントラストに夕暮れが迫っていることが感じられ、気忙しさとともにちょっと心細い気分にもなってくる。ただ、それでも、ああこういう感じがロングトレイルやな、と思いながら淡々と歩を進める。
六本杉までほぼ往路と同じくらい時間がかかり、ここからようやく下りに入るが、ガレて浮石が多く、薄暗い中足元にかなり気を遣う。ラストの柿畑に出て、眼下の風景になつかしさみたいなものを感じながら急な坂道を下り無事スタート地点の紙遊苑に帰着。予定よりも時間がかかり、体の方はバテバテであったが、足は結構残っている感じで、ここのところ続けている残酷コースや激坂調教の効果が少しは現れたか。
このコース、六甲全縦と比べると距離はやや長く、累積標高では600〜700mくらい高いとみられる。また、トレイル比率は90%くらいと高く、走れるところが多いのがグッド。季節のいい頃なら9時間くらいで十分行けるか。仮に、もしレースが開催されるようなことがあれば、トップ選手なら5時間を切ってくるでしょう。
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