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Yamareco

記録ID: 3330748
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

野門道→寒沢宿→小真名子山北面 (古道と修験道、そして岩屋の金剛堂)

2021年07月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:57
距離
16.0km
登り
1,184m
下り
1,172m

コースタイム

日帰り
山行
8:34
休憩
0:22
合計
8:56
7:03
7:04
111
8:55
9:02
172
11:54
12:02
22
12:24
12:29
39
13:08
13:09
61
14:10
14:10
31
14:41
14:41
40
天候 高曇り(ときどき晴れ、ときどきゲリラ雨)
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
裏男体林道に入って、梵字飯場跡に駐車。
コース状況/
危険箇所等
「野門道(のかどみち)」
「小真名子山北面」
いずれもバリエーションルートです。
コース状況は、写真コーナーのコメント文によって解説していきます。
その他周辺情報 最寄りの商店は、三本松の観光施設です。
早朝の梵字飯場跡。晴れ間が出ていますが、実は歩き出す直前まで雨に降られていました。本日は、日中はやや気象不安定。夕方以後はかなり降られるような予想も見ました。
2021年07月10日 06:23撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 6:23
早朝の梵字飯場跡。晴れ間が出ていますが、実は歩き出す直前まで雨に降られていました。本日は、日中はやや気象不安定。夕方以後はかなり降られるような予想も見ました。
長い林道歩きを経て、太郎山登山口の直前あたりでこの堰堤に出合います。「軽石沢」という沢名が。ここが今回のルートの取付き地点です。北側にある向こう側の堰堤上、右岸に沿うような流れで入山していきます。
2021年07月10日 07:17撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 7:17
長い林道歩きを経て、太郎山登山口の直前あたりでこの堰堤に出合います。「軽石沢」という沢名が。ここが今回のルートの取付き地点です。北側にある向こう側の堰堤上、右岸に沿うような流れで入山していきます。
この人工物を横目に見て、笹原に足を踏み入れていきます。フミアトは有るような無いような。たぶん無いか、ほとんど消えています。
2021年07月10日 07:19撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 7:19
この人工物を横目に見て、笹原に足を踏み入れていきます。フミアトは有るような無いような。たぶん無いか、ほとんど消えています。
なだらかに東進。まず目指すべきチェックポイントは、標高1900mピーク付近にあるという飯場(休憩所的雰囲気の平地)です。徐々に軽石沢から離れていきます。
2021年07月10日 07:22撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 7:22
なだらかに東進。まず目指すべきチェックポイントは、標高1900mピーク付近にあるという飯場(休憩所的雰囲気の平地)です。徐々に軽石沢から離れていきます。
飯場から先は野門道の痕跡が明瞭になってくるそうですが、そこに至るまでは逆に不明瞭です。私がちょっとルートを外れているせいでしょうか、藪めいた箇所をかきわける場面もありました。
2021年07月10日 07:33撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 7:33
飯場から先は野門道の痕跡が明瞭になってくるそうですが、そこに至るまでは逆に不明瞭です。私がちょっとルートを外れているせいでしょうか、藪めいた箇所をかきわける場面もありました。
本日は雨後なのですが。はたしてこれは人の足跡?獣の足跡?それとも目の錯覚でフミアトなんて存在しない?
2021年07月10日 07:36撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 7:36
本日は雨後なのですが。はたしてこれは人の足跡?獣の足跡?それとも目の錯覚でフミアトなんて存在しない?
いや、さすがにこれは写真で見れば見るほど複数人が通過した痕跡でしょう。物好きなハイカーたちか、林道関係者か。
2021年07月10日 07:37撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 7:37
いや、さすがにこれは写真で見れば見るほど複数人が通過した痕跡でしょう。物好きなハイカーたちか、林道関係者か。
金属ワイヤーが残置されている地点を通過。
2021年07月10日 07:39撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 7:39
金属ワイヤーが残置されている地点を通過。
たぶん登山道。
2021年07月10日 07:43撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 7:43
たぶん登山道。
最初の目印リボンを発見。
2021年07月10日 07:44撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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最初の目印リボンを発見。
最初のチェックポイント、飯場跡に到着しました。
2021年07月10日 07:45撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 7:45
最初のチェックポイント、飯場跡に到着しました。
ここから先は古道・野門道の跡がかなり明瞭になってきます。
野門道とは何か? 日光の北部、旧・栗山村の集落「野門」の民が、富士見峠や男体山にアクセスするための参道および生活道路としたトレイルのことです。
2021年07月10日 07:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 7:46
ここから先は古道・野門道の跡がかなり明瞭になってきます。
野門道とは何か? 日光の北部、旧・栗山村の集落「野門」の民が、富士見峠や男体山にアクセスするための参道および生活道路としたトレイルのことです。
沢が近く、また雨による浸食もあったのであろう複雑な地形の中に踏み入っていきますが、フミアトが明瞭なのでほぼ道なりに前進して行けます。
2021年07月10日 07:47撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 7:47
沢が近く、また雨による浸食もあったのであろう複雑な地形の中に踏み入っていきますが、フミアトが明瞭なのでほぼ道なりに前進して行けます。
フミアトと目印に導かれて、涸れた沢に飛び出しました。雨後なので苔で岩が滑りやすいですが、横断します。
2021年07月10日 07:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 7:49
フミアトと目印に導かれて、涸れた沢に飛び出しました。雨後なので苔で岩が滑りやすいですが、横断します。
倒木や小枝の突き出しも多いですが、足場はしっかりしています。
2021年07月10日 07:53撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 7:53
倒木や小枝の突き出しも多いですが、足場はしっかりしています。
たまに不明瞭なところもあってルートを少し外しがちですが、薄い藪を掻き分ければ、いずれは目印のある元ルートに復帰できる感じです。
2021年07月10日 07:55撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 7:55
たまに不明瞭なところもあってルートを少し外しがちですが、薄い藪を掻き分ければ、いずれは目印のある元ルートに復帰できる感じです。
また沢です。このあたりはタカノス沢。軽石沢よりも一つ北側を横断している涸沢のことで、最上流はいくつかの支流に分岐しています。その一本のようです。
2021年07月10日 07:56撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 7:56
また沢です。このあたりはタカノス沢。軽石沢よりも一つ北側を横断している涸沢のことで、最上流はいくつかの支流に分岐しています。その一本のようです。
雨水の溜まる水たまりを覗き込むと、オタマジャクシが繁殖中。
2021年07月10日 07:56撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 7:56
雨水の溜まる水たまりを覗き込むと、オタマジャクシが繁殖中。
タカノス沢の下流方向はこんな感じ。
2021年07月10日 07:59撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 7:59
タカノス沢の下流方向はこんな感じ。
タカノス沢を渡り、それからこの斜面をつづら折りに登っていきます。
2021年07月10日 08:00撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 8:00
タカノス沢を渡り、それからこの斜面をつづら折りに登っていきます。
こんな急斜面もガシガシ登ります。
2021年07月10日 08:09撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 8:09
こんな急斜面もガシガシ登ります。
沢に近いこのあたりは、地形図では捉えきれないような微妙な畝りがあります。目印がなかったら、足を止めて地形図とにらめっこしてしまうかもしれません。
2021年07月10日 08:21撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 8:21
沢に近いこのあたりは、地形図では捉えきれないような微妙な畝りがあります。目印がなかったら、足を止めて地形図とにらめっこしてしまうかもしれません。
時に倒木を大きく回り込んだり、涸れた小さな沢に惑わされたりもしますが、だいたいの区間は古道としてのフミアトが残されています。
2021年07月10日 08:28撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 8:28
時に倒木を大きく回り込んだり、涸れた小さな沢に惑わされたりもしますが、だいたいの区間は古道としてのフミアトが残されています。
苔むした岩や倒木が増えてきました。寒沢宿が近づいてきたことが、ムードだけでわかります。
2021年07月10日 08:39撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 8:39
苔むした岩や倒木が増えてきました。寒沢宿が近づいてきたことが、ムードだけでわかります。
フミアトを忠実に辿っていくと・・・
2021年07月10日 08:42撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 8:42
フミアトを忠実に辿っていくと・・・
修験道史跡・寒沢宿に着きました。一ヵ月ぶり。
大日如来像と金剛堂の前面には、明確に人造された石段が残っています。
2021年07月10日 08:53撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 8:53
修験道史跡・寒沢宿に着きました。一ヵ月ぶり。
大日如来像と金剛堂の前面には、明確に人造された石段が残っています。
近年の巡礼記録が木札に記されています。宇都宮市の多気不動尊による、秋の山岳修行「五禅頂(現代的簡略版)」か太郎山のピストン登拝の時のものでしょうか。他にも、日光市の興雲律院や鹿沼市の山王院などが、現代に引き継がれた日光修験の担い手として貴重かつ希少です。
2021年07月10日 08:54撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 8:54
近年の巡礼記録が木札に記されています。宇都宮市の多気不動尊による、秋の山岳修行「五禅頂(現代的簡略版)」か太郎山のピストン登拝の時のものでしょうか。他にも、日光市の興雲律院や鹿沼市の山王院などが、現代に引き継がれた日光修験の担い手として貴重かつ希少です。
2021年07月10日 08:54撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 8:54
ひと時の静寂。しかしここからがバトル。藪漕ぎ必至の小真名子山北面ルートが始まります。
2021年07月10日 08:55撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 8:55
ひと時の静寂。しかしここからがバトル。藪漕ぎ必至の小真名子山北面ルートが始まります。
寒沢宿を立った直後だけは道がありますが・・・
2021年07月10日 09:01撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 9:01
寒沢宿を立った直後だけは道がありますが・・・
経由すべき2034mピークを目指し始めると、すぐに荒れたムードに。藪に引っ掛かりながら高度を上げていきます。
2021年07月10日 09:04撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 9:04
経由すべき2034mピークを目指し始めると、すぐに荒れたムードに。藪に引っ掛かりながら高度を上げていきます。
うーん、ここは涸沢を辿ってみて
2021年07月10日 09:04撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 9:04
うーん、ここは涸沢を辿ってみて
倒木をかわしつつ、この先の方でしょうか?(よくわかっていない)
2021年07月10日 09:08撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 9:08
倒木をかわしつつ、この先の方でしょうか?(よくわかっていない)
こ、この先だよね?(あまり自信はない)
2021年07月10日 09:11撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 9:11
こ、この先だよね?(あまり自信はない)
倒木と藪が、どんどん厚くなっていきます。まだまだ途中地点の2034m峰は先です。
2021年07月10日 09:13撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 9:13
倒木と藪が、どんどん厚くなっていきます。まだまだ途中地点の2034m峰は先です。
藪が薄そうなところを適当にひろって、だいたいの方角だけを守って歩みを進めています。ログはふらふらになっているかもしれないなあ。
2021年07月10日 09:18撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 9:18
藪が薄そうなところを適当にひろって、だいたいの方角だけを守って歩みを進めています。ログはふらふらになっているかもしれないなあ。
何かの作業のものでしょうか。オイル缶を発見。昭和を感じます。
2021年07月10日 09:22撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 9:22
何かの作業のものでしょうか。オイル缶を発見。昭和を感じます。
ここは涸沢の岩を渡って。
2021年07月10日 09:39撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 9:39
ここは涸沢の岩を渡って。
硬いシャクナゲ藪をどかしてどかして、展望スポットへ。太郎山を発見。
2021年07月10日 09:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 9:49
硬いシャクナゲ藪をどかしてどかして、展望スポットへ。太郎山を発見。
ようやく2034mピークの頂上。時間がかかりました。
2021年07月10日 10:11撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 10:11
ようやく2034mピークの頂上。時間がかかりました。
この北面のバリエーションルートは、単線的な尾根筋を辿るだけといった簡単なタイプではなく、ぼやけた地形の迷路の中で進路をとっていくような登りです。この先、沢を詰めるようなルート採りとその北寄りの藪尾根を直登するルート採りとが可能なようですが、私は藪尾根を攻めようと思います。
2021年07月10日 10:20撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 10:20
この北面のバリエーションルートは、単線的な尾根筋を辿るだけといった簡単なタイプではなく、ぼやけた地形の迷路の中で進路をとっていくような登りです。この先、沢を詰めるようなルート採りとその北寄りの藪尾根を直登するルート採りとが可能なようですが、私は藪尾根を攻めようと思います。
小真名子山ではじめてのリボン目印と出会いました。先に尾根ルートを試みた先達によるものでしょうか。感謝して、私もそのラインで登頂を目指します。
2021年07月10日 10:28撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 10:28
小真名子山ではじめてのリボン目印と出会いました。先に尾根ルートを試みた先達によるものでしょうか。感謝して、私もそのラインで登頂を目指します。
随所でギンリョウソウを見かけました。めったに人が入らない山域で、すくすくと群生しています。
2021年07月10日 10:31撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 10:31
随所でギンリョウソウを見かけました。めったに人が入らない山域で、すくすくと群生しています。
小真名子山北面の様相は、平均的にこの写真のような植生と地形と言ってよいでしょう。藪や倒木を完全にかわすことは叶わない急斜面が続きます。時間はかかってしまいますが、つづら折りで疲労を軽減しつつ、壁の薄いところを辿って登ります。
2021年07月10日 10:35撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 10:35
小真名子山北面の様相は、平均的にこの写真のような植生と地形と言ってよいでしょう。藪や倒木を完全にかわすことは叶わない急斜面が続きます。時間はかかってしまいますが、つづら折りで疲労を軽減しつつ、壁の薄いところを辿って登ります。
フミアトなんて期待したら負け。進まないこと進まないこと。
2021年07月10日 10:38撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 10:38
フミアトなんて期待したら負け。進まないこと進まないこと。
岩場に直面してしまいました。濡れた苔が滑るのと、掴んだコメツガ等が朽ちていることが多いので、ちょっと危険個所です。大真名子山の方の北面にあるのとと同じ性格の岩場です。かなりルート採りに迷い、右往左往してしまいました。
2021年07月10日 10:55撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 10:55
岩場に直面してしまいました。濡れた苔が滑るのと、掴んだコメツガ等が朽ちていることが多いので、ちょっと危険個所です。大真名子山の方の北面にあるのとと同じ性格の岩場です。かなりルート採りに迷い、右往左往してしまいました。
それでも尾根コースを選んだ理由は、この岩場のどこかに詳細不明の金剛堂(石祠)が埋まっているとの情報があったからです。
ありました、確かに。岩屋で雨を凌いでいます。なぜこんな場所に重い人工物が?
2021年07月10日 11:07撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 11:07
それでも尾根コースを選んだ理由は、この岩場のどこかに詳細不明の金剛堂(石祠)が埋まっているとの情報があったからです。
ありました、確かに。岩屋で雨を凌いでいます。なぜこんな場所に重い人工物が?
かなりの傾きようですが立っています。江戸時代ぐらいのものなのでしょうか。謎が深まります。
2021年07月10日 11:07撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 11:07
かなりの傾きようですが立っています。江戸時代ぐらいのものなのでしょうか。謎が深まります。
どうにか難所の岩場を乗り上げました。藪を分け入ると展望スポットがありました。
岩石が手前にありますが、これを石鉢として、〈夏峯〉一行の山伏たちは礼拝したのではないか、とのこと。
2021年07月10日 11:16撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 11:16
どうにか難所の岩場を乗り上げました。藪を分け入ると展望スポットがありました。
岩石が手前にありますが、これを石鉢として、〈夏峯〉一行の山伏たちは礼拝したのではないか、とのこと。
太郎山方面です。
2021年07月10日 11:17撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 11:17
太郎山方面です。
シャクナゲと。藪としては硬くて凶暴ですが、花としてはかわいいもの。
2021年07月10日 11:18撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 11:18
シャクナゲと。藪としては硬くて凶暴ですが、花としてはかわいいもの。
さてさて、この後の山頂へのラストスパートが地獄でした。過去最悪の藪!
2021年07月10日 11:21撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 11:21
さてさて、この後の山頂へのラストスパートが地獄でした。過去最悪の藪!
いや、どこをどう通っても痛いし体力も時間も削られるし。
2021年07月10日 11:30撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 11:30
いや、どこをどう通っても痛いし体力も時間も削られるし。
こんな荒れた原生林みたいなところにも標柱が。完全に苔に覆われていて詳細不明。いずれにしても、こんなものが据えられているということは、山頂は近いはず。
2021年07月10日 11:30撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 11:30
こんな荒れた原生林みたいなところにも標柱が。完全に苔に覆われていて詳細不明。いずれにしても、こんなものが据えられているということは、山頂は近いはず。
いやはや、酷い!
もちろん登り坂でもあります。岩場以降、不適切なルートに入ってしまったのかもしれません。
2021年07月10日 11:32撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 11:32
いやはや、酷い!
もちろん登り坂でもあります。岩場以降、不適切なルートに入ってしまったのかもしれません。
すぐ近くで野鳥が囀っていますが、すみません、上手く撮影している余裕も無し。
2021年07月10日 11:34撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 11:34
すぐ近くで野鳥が囀っていますが、すみません、上手く撮影している余裕も無し。
檻に閉じ籠められているかのような激ヤブ。せめてコメツガの幹にだけは直面しないようにルート採りしてはいますが、シャクナゲと低木に絡まるようにして、もがきにもがきます。もういやだ!
2021年07月10日 11:37撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 11:37
檻に閉じ籠められているかのような激ヤブ。せめてコメツガの幹にだけは直面しないようにルート採りしてはいますが、シャクナゲと低木に絡まるようにして、もがきにもがきます。もういやだ!
抜けました。電波反射板です。
2021年07月10日 11:46撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 11:46
抜けました。電波反射板です。
小真名子山北面ルートを攻略。
2021年07月10日 11:48撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 11:48
小真名子山北面ルートを攻略。
曇りですが、女峰山が見えました。
2021年07月10日 11:48撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
1
7/10 11:48
曇りですが、女峰山が見えました。
と思ったら、雲が沸き上がってきて、女峰山を真っ白に隠してしまいました。
2021年07月10日 11:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 11:49
と思ったら、雲が沸き上がってきて、女峰山を真っ白に隠してしまいました。
雨がボタボタと降ってきました。すぐに止みそうな予感がするのですが、さすがにザックは濡れてしまうのでカバーを装着。
2021年07月10日 12:02撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 12:02
雨がボタボタと降ってきました。すぐに止みそうな予感がするのですが、さすがにザックは濡れてしまうのでカバーを装着。
銅扉が備えられた小真名子山の金剛堂。この山頂に来るまで時間がかかりました。藪と不明瞭さに本当に苦労した。まだこの後、大真名子山にも登るのですが。
2021年07月10日 12:02撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 12:02
銅扉が備えられた小真名子山の金剛堂。この山頂に来るまで時間がかかりました。藪と不明瞭さに本当に苦労した。まだこの後、大真名子山にも登るのですが。
小真名子山の一般登山道を急下降します。火山岩質の歩きにくいタイプの足場もあります。
2021年07月10日 12:13撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 12:13
小真名子山の一般登山道を急下降します。火山岩質の歩きにくいタイプの足場もあります。
鷹の巣という、樹林帯の鞍部。この辺りががタカノス沢の起点となるのでしょう。
また晴れてきました。今日の天気、なんもわからんですね。
2021年07月10日 12:22撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 12:22
鷹の巣という、樹林帯の鞍部。この辺りががタカノス沢の起点となるのでしょう。
また晴れてきました。今日の天気、なんもわからんですね。
大真名子山への登りもひと仕事です。キツイ。
2021年07月10日 12:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 12:40
大真名子山への登りもひと仕事です。キツイ。
ちょっと青空。
2021年07月10日 12:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 12:40
ちょっと青空。
赤茶けた薙のむこうに大真名子山の山頂が。
2021年07月10日 12:58撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 12:58
赤茶けた薙のむこうに大真名子山の山頂が。
雨露に濡れたシャクナゲの葉がトレイルに伸び、衣服やザックカバーをびしょ濡れにしていきます。
2021年07月10日 13:02撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 13:02
雨露に濡れたシャクナゲの葉がトレイルに伸び、衣服やザックカバーをびしょ濡れにしていきます。
大真名子山に登頂。金剛堂に水が溜まっています。ここで小休止。
2021年07月10日 13:10撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 13:10
大真名子山に登頂。金剛堂に水が溜まっています。ここで小休止。
また曇ってきましたが、いちおう日光ファミリーの山影は見渡せます。
2021年07月10日 13:21撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 13:21
また曇ってきましたが、いちおう日光ファミリーの山影は見渡せます。
下山開始して、日光三険のひとつ千鳥返しにて。
男体山に雲がかかっていきます。
2021年07月10日 13:28撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 13:28
下山開始して、日光三険のひとつ千鳥返しにて。
男体山に雲がかかっていきます。
大真名子山を下山。
2021年07月10日 14:05撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
7/10 14:05
大真名子山を下山。
長い林道歩き。その途中で青空を見上げました。
この後、歩き続けてスタート地点に周回帰還しましたが、ザックを車に積み込むと、大雨が降ってきました。間一髪でした。夏の日光おそるべし。
2021年07月10日 14:17撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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7/10 14:17
長い林道歩き。その途中で青空を見上げました。
この後、歩き続けてスタート地点に周回帰還しましたが、ザックを車に積み込むと、大雨が降ってきました。間一髪でした。夏の日光おそるべし。

感想

梅雨期間、日光〈夏峯〉後半部分のための下見登山を重ねてきました。
今回の野門道と小真名子山北面のデータ収集によって、とりあえず最低限気がかりなエリアの下見は終わりです。
残りの未踏区間は、ぶっつけ本番となります。

正直、厳しい調査結果です。
三日間で計画している後半部分行程の、その全ての日がとても厳しい。
そのことが身に染みて理解できてしまいました。
これまで〈夏峯〉を踏査してきたヤマレコの先達が、日帰りか一泊二日を重ねる山行スタイルをメインにしてきた理由もよくよく判りました。

それでも私は、近日に迫った本番の準備を進めます。
そのための、安全第一のための、下見の日々だったのですから。

体力は、気力はもつのか?
次回、いよいよ〈夏峯〉踏破へのファイナルチャレンジとなります。

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