麗しの燕岳♪ 北アルプスの女王様にご挨拶
- GPS
- 29:33
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,492m
- 下り
- 1,482m
コースタイム
【1日目】
8:07有明荘出発-8:25中房温泉-9:25第一ベンチ-10:10第二ベンチ-10:56第三ベンチ-11:55富士見ベンチ-12:42合戦小屋(昼食)-14:25合戦小屋出発-15:50燕山荘
【2日目】
8:05燕山荘-9:15合戦小屋-10:05第三ベンチ-12:35第一ベンチ-13:40有明荘
天候 | 1日目:雲ひとつない晴天 2日目:晴れのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
http://nan-an.sakura.ne.jp/bus/bus/nakafusa-teiki-bus21.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
有明荘のお風呂は、クラブ燕山荘に入っていると割引があります。 地図には合戦小屋のトイレ表記はありませんでしたが、洋式のトイレありました。 紙もちゃんとあります。 |
写真
感想
燕山荘主催の親子ファミリー登山・燕の学校に参加してきました。
ガイドの先生がついて、いろんな話をしながら子供たちとの登山をサポートしてくれました。
子供たちと一緒、普段あまり登山をしないファミリーさんも多く、とてもゆっくりと登りました。
有明荘で結成式を行い、班分けして、総勢36名。ガイドさん3名。
本当にゆっくりペースで登り、全部のベンチで休憩していくので、途中途中で写真取り放題で、ツアーながらも時間たっぷりで、とてもよかったです。
中房温泉から登山口に入ると、待ってましたとばかりの白い登山道。
花崗岩好きのわたしにとって、燕岳は特別な存在です!
山頂で待っていてくれる、白亜の花崗岩を思わずにわいられない風景でスタートします。
第一ベンチまでは急登が続きました。もし、ツアーじゃなくて自分だけだったら、はやる気持ちばかりで気持ちが急いて、ここでバテてしまいそう。
こちらは大所帯なので、すれ違うときも大変でしたが、子どもたちが元気にちゃんとありがとうございます!とかすみません!とすれ違う登山者さんに声かけをしていて、和みました。
第二ベンチまでは、日陰も多いので、きのこをたくさん見かけることができました。第二ベンチ前で、合戦小屋への荷揚げ用ロープウェイの下をくぐります。
この日は、荷揚げのヘリも飛んでいました。
第三ベンチを過ぎると、私のふるさと安曇野も小さく遠くに見えてきます。
結構登ったなあと思っているうちに、富士見ベンチへ到着し、今度は大天井岳の稜線が近くに見えてきます。
どんどんテンションがあがります!
合戦小屋まであと10分、の看板が見えると、とうとうきたな!という感じ。
高い木も少なくなり、日陰が少ない暑い中を、スイカを思いながら頑張ります。
合戦小屋では、高度順応と、お昼のために、長めの休憩。
お昼は材料とバーナーなどをすべて燕山荘が用意してくださり、みんなでラーメンを作って食べました。
生野菜や、ウインナーなどもあり、いたれりつくせりすぎ。恐縮です。
もちろん名物のスイカもみんなで頂きました。
合戦小屋のスイカは、松本のスイカの名産地・波田の、地元では「しもっぱらのスイカ」と言われている美味しいスイカです。
また、合戦小屋で食べることができるパイナップルは、スタッフさんの中に、冬はパイナップルを作るお仕事をしている方がいるからなんだそう。
ここでオーナーの赤沼さんが合流し、楽しいお話をたくさん聞かせてくださいました。
特に合戦小屋に現れたクマさんの話は、怖さのなかにも面白さ満載で、子供だけでなく大人まで大笑いでした。
子どもたちが山の生態や、環境のことを、面白さが手伝って興味深そうに聞き入っている姿が印象的でした。
合戦小屋をすぎると、森林限界を迎え、晴天のおかげで直射日光をがんがん浴びながら、疲れと暑さとの戦いでした。
燕山荘がみえると、ほっとするのと同時に、私のわくわくする高揚感も盛り上がってきました!
チングルマ、ゴゼンタチバナなどを見ながら、どんどん歩きます。
燕山荘前の階段をのぼり、稜線に出た途端、ぱあっと視界が開けて、裏銀座の稜線、そして女王様・燕岳の姿が見えたとき、思わず涙がこぼれました。
あまりにも絶景で、天候にも恵まれ、ずっとずっと、また立ちたいと思っていた場所でしたから、感動でした。
天候もよく、子供たちも元気だったので、そのまま山頂へ行くことに。
大人さんのうち、何名かは体調を崩して、山荘で休まれていました。
いよいよその山頂に行くというので、気持ちが引き締まります。
ザックを山荘におき、身軽な格好で出発しました。
山でうかれていると危ないとは思いましたが、このときは嬉しくて嬉しくて仕方なくって、ほんとスキップしちゃいそうになるのを必死で抑えましたが、たぶん、顔はずっとニヤけていたと思います。
抱きついてしまいたいイルカ岩のかわいらしさ、めがね岩の大きさ、そして美しい白亜の稜線・・・!
私にとって最高の場所です。
娘と一緒に無事に山頂に来れたこと、頑張る娘の姿にも感動しました。
(でも私のあまりのはしゃぎぶりに娘がちょっと引いてたような気がします。)
晩御飯のまえに、テラスでお湯をわかして、コーヒーを飲んだり、ケーキを食べたりして、夕刻をすごしました。
本当に天気がよくて、周囲のすべての山を見渡せてよかった。
晩ご飯のときには、赤沼オーナーのアルプホルンの演奏も聴かせていただけて、山小屋で美味しいごはんとともに音楽を楽しめるなんて、本当に贅沢させてもらってしまいました。
そしてこの日は、ふもと安曇野花火大会の日!
山荘前からも、たくさんの花火をみることができました。
流れ星は見つけられませんでしたが、見上げた夜空は満天の星空。
天の川のくっきりとみえ、それを渡る夏の大三角形。
手を伸ばせば届きそうな星たちの姿でした。
寝る間も惜しいくらいの気持ちでいましたが、翌日も楽しむために必要な荷造りまで全部終えて、就寝。
ぐっすりと眠りました。
朝は朝食までは自由時間だったので、日の出前に起きて外へ。
すっきりした空の向こうが赤くなっていて、夜のおわりを迎えようとしていました。
いつでも、山で見る日の出は美しいけど、この日うまれた太陽の赤い感じを、きっと忘れないとおもいます。
ご来光のあとは、いつか歩いてみたい表銀座の銃走路を、ほんの少しでいいから歩いておきたいという気持ちで、ちょっとだけ散歩。
そちらのほうまで散歩に行く人は少なく、娘と二人でてくてく歩いていくと、むこうからお散歩していた女性が、小声でなにか言ってきました。
最初よくわからなくて、聞き返すと。
「雷鳥がいるよ」とそっと教えてくれたかと思うと、彼女の足元にぽと!っと雷鳥さん登場。
あまりの至近距離に、声にならない声で歓声をあげそうになりました。
うわー!はじめまして雷鳥さん!
晴天すぎて、今日はもう絶対会えないとあきらめていたので、衝撃的な出会いでした。
しかもヒナ鳥まで!
かーわーいーいぃぃー(*^。^*)
しばらく眺めていると、後から何人かお散歩に来られたので、伝言ゲームのように、そこに雷鳥さんがいますよとお伝えして山荘に戻りました。
いやー、びっくりした。感動した!
何枚も何枚も女王・燕岳の写真を撮って、朝食へ。
感動しすぎでおなかすいてしまって、たくさん食べました。
下山前に、赤沼オーナーと山荘を一周して、コマクサのことを教えてくださったり、またいろいろなお話で楽しませてくださいました。
山荘前で、子供たちに登頂証明書の授与式を行い、女王様にお別れを告げる時間がせまりました。
2日とも晴天ですばらしいことばかりだったので、もう思い残すこともなく、ぜひまた来る日まで、元気でいようと思いました。
名残りおしく下山しましたが、疲れたとか、もう歩きたくないとか言い出す子はひとりもいなくて、中房までずーっと楽しそうな笑い声と一緒に歩けたことが、本当によかったです。
待ちわびていた燕岳への山あるきが、こんなに素晴らしいことの連続で思い出いっぱいになって、本当に嬉しかったです。
北アルプスの女王様、ありがとう♪
ちょっとつまんでみました。の
とってもcuteですね
お嬢さんにとって、素敵な夏休みの思い出になりましたね
僕もいきたくなってきちゃいました
でわでわ
こんにちわ〜。
ご来光をうまくつまめて、長女はゴキゲンです!
今回つれていかなかった次女がふくれている ので、
また行かなくちゃ(*´∀`*)
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