愚直に登り下る修行 飯縄山 末は天狗か忍びの者か?
- GPS
- 05:19
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 753m
- 下り
- 746m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:18
天候 | 曇り時々晴れ、晴れ間は暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 大久保西の茶屋(戸隠そば) |
写真
感想
今回の数日の中で、北信五岳のうち一座には登っておきたいと思っていた。既に妙高・斑尾には登ったことがあるので、飯縄山か黒姫山、戸隠山の選択である。
平地での最高気温は35度と予想されており、午後から夕立も予報されているとあっては、この中ではやはり飯縄山しか選択肢に残らなかった。
飯綱山のメインは南登山口、50台ほどの駐車場があるらしい。そして、西登山口。距離は長いが斜面は緩やかであるそうだ。しかし、駐車場が少なく、20台あるかどうか、事前学習したホームページでは5台程度、6時には埋まるという情報も。
初めて登るのであれば西登山口からだろうと思い、何とか5時台に登山口に着くように車中泊をした道の駅から車を走らせた。
首尾良く5時台に駐車場を確保した私は、ただただ黙々と斜面を上り続ける。標高差700mほど、火山であるから後半は斜面がキツくなるが序盤はただただ緩やかに登っていくのだ。ひたすらに真っ直ぐ、愚直に登る、最初は花もない、刈られた笹の葉が散らかっているのみの道だ。林道を一つ越えしばらく行くと鳥居と神社があった、ここまでが第一関門だ。
ここからは徐々に斜度が増してくる、そして岩岩も出てき始める。登山道にギャップも多くなってくる。それでもただただ愚直に登る。これが修行なのだろうか。
飯綱山は古くからの信仰の地であり、修行の山である。飯綱の忍者も知られているし、飯綱権現といえば高尾山にも祀られている天狗様の信仰だ。そう、高尾山の天狗は飯綱山で修行したのだ。そう思いながらひたすらに登っていく。
途中で振り返ると戸隠や北アルプスの風景が見える。ということは森の中ではないのだ、お天道様の光が脳天を突き刺すように痛い、そして、この頃になってやっと高山植物が見られるようになってくる。
南登山口との合流点では少々休憩しスポーツドリンクを飲む。今日は⒈5リットル持ってきているが、ここまでで0.5リットル飲み干した。アブを追い払いながら休憩した。ここから南峰までは最後の登り20分、飯綱神社の撮影は後にして最高峰の北峰に向かう。ここはまるで尾根歩きのようだった。
最高峰の北峰では6人グループが交代で写真撮影をしていた、次は誰のカメラ、次は誰の携帯、1人ずつ撮影、全員入っての撮影、タイマーがどうだとしばらく退きそうもない。仕方がないので横から一枚撮影することで山頂の記録とさせていただいた。
そして、休憩し地元の人との話に興じた。
登りはただただ愚直に登る山だったが、下山もそうだ。ただ下山は呼吸休憩がない、そのかわりと言っては滑りやすいのと体負担がきやすい。もちろん、時間は下りの方がかからない。
登山口の標高は1300m程度ということもあり、11時ごろ下山になっても暑くなるということもなく無事に戻ってくることができた。
準備を終えて車を出すと、駐車場からほど近いチビッコ忍者屋敷は車と歩行者の列が凄まじい。そして、戸隠中社、駐車場は少ないのにどれだけたくさんの観光客がやってきているのか。そして、この辺りの食堂はみんな一杯だ、そう、目的は戸隠そばであろう。
私は車を走らせ、かつて高妻山に登った後に食べた戸隠そばの名店に行く。ここは空いていた。戸隠そばの大盛り、登山の後には冷たい蕎麦が美味しい。
その後、温泉に入り(非常に熱かった)、車は信州中野方面に向かった。
この遠征、飯綱山に登ることができただけでもう大成功と言って良いだろう、としみじみ思った。北信五岳が3座になったので、挑戦リストに加えることとなった。黒姫は登れそうだが戸隠はどうかなあ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する