太平山(旭又から周回)〜山頂はマチュピチュ〜


- GPS
- 05:22
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,009m
- 下り
- 992m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
東北2日目の1山目の大平山(たいへいさん)です。
秋田市からよく見えるらしく、校歌にも歌われているとか。
■間もなくこの山に行かれる方へ
<ルート選択>
色々とありそうですが、最短ルート好みの方は、秋田市の旭又登山口から登るのがいいと思います。
旭又登山口から登ると途中から山頂に向けて二股に分かれています。御手洗を通るルート(左ルート)の方が20分ほどコースタイムが短く、鎖場もないので、急ぐ方はこちらがいいと思います。右側のルートは宝蔵岳という微妙な山?を通りますが、鎖場や微妙でも登り返しが嫌な方は御手洗を通るルートのピストンがよいと思います。
太平山山頂のマチュピチュ的な感じは御手洗を通るルートから登った方が味わいやすいかも。
私は、行きは御手洗を通る左ルート、帰りは宝蔵岳を通る右ルートを使いました。
<危険個所>
特にありません。
<駐車場>
旭又登山口に40台以上停められそうな駐車場があります。
<小屋・テント場など>
山頂に立派な山小屋(実質的に山頂の奥宮の社務所)があり、休憩したり予約すれば泊まれるようです。
テント場はなかったと思います。
<水場>
旭又登山口から5分ほどあがったところに水場がありました。コップが備え付けられていたので飲用可だと思います。
また、御手洗にも水場があるそうです。確かに沢や池はありましたが、探さなかった私は気づきませんでした。
<トイレ>
旭又登山口と山頂にあります。
旭又登山口はなんと電気が通っていて(たぶん、このトイレのためにわざわざ電線が引かれている!)、とてもきれいでした。
山頂のは利用していませんが、外観はとてもきれいで、山頂の管理人さんが掃除されていましたので中も綺麗だと思います。
<携帯電話電波(断りない限りdocomoです)>
旭又登山口どころか仁別林道は入り口付近を除き全く入りません。
登山中に入り始め、少なくとも御手洗と山頂では普通に使えました。
<アイゼン・ピッケル等>
アイゼン、ピッケルは不要です。
ヘルメットもいらないと思います。
<服装>
半袖で汗びっしょりでした。山頂付近はたまに涼しい時がありました。
東北の夏、暑すぎです。
(念のため、レインウェア等の上着は持って行ってくださいね)
■感想
<駐車場〜御手洗〜山頂>
10キロ近くの舗装されて落石の全くない走りやすい林道を通り、旭又登山口へ。ここに来るまでに、休館中の博物館を通ったものの人里から走ること10キロ。ずっと電線が続いているなぁと思っていたが、どうやら旭又登山口のトイレのために電線があった模様。
登山道も最初のころは木道がかなり綺麗に整備されていて、相当に手間をかけている印象。秋田市の方にとって特に大事な山だからでしょうか。
登山道は眺望が全くなく、同じような景色のところをひたすら高度計(代わりのヤマレコ)の数字だけを励みに登っていきます。中間地点の御手洗は少し開けているところでベンチで休憩し。近くの池でリフレッシュしたものの、水場はどこだったんだろ。沢はあったので、困ったときは濾過すれば飲めないことはないですね。
さらに登っていくと、たまに太平山?という影が見えますが、後で分かりますが山頂は特徴ありすぎなので違ったようです。
旭岳との分岐で太平山の方を見ますが、ガスで見えず。すぐのところに旭岳という小ピークがあるので行ってみます。途中にトンボの里(というか、東北の山はどこもトンボと蠅と蜂の数が尋常なく多かった印象です…)があり、スマホのカメラを構えていると、勝手に写り込んできたり、指の上に乗ってきたりして悲鳴をあげさせられたりします。
旭岳まで行ってふと来た方向を振り返ってみると、ありました。山頂からはみ出ているくらいのサイズの建物が。間違いなく太平山です。その手前には鳥居(なぜかひしゃげているように見えるのですが)がありますので、こちらが表参道なんでしょうか。
今来た道を少し引き返して旭岳との分岐に戻り、今度は大平山の山頂に向かいます。なぜかひしゃげた銀の鳥居を越えて、山頂に着いたとたん、山小屋(社務所)からお子さんが。その後、ご夫婦らしき方が出てこられたので、社務所の管理人さんかな。
お父さんらしき方はそのまま草刈り?に向かわれ、お母さんらしき方はトイレの掃除をされていました。
山頂には、トイレと奥宮と山小屋(社務所)があり、どれも地上の神社のようにきれいにされています。山頂の建物が多すぎて、土台が一部山頂に乗り切っていないくらいになっていました。
山頂からの景色は、残念ながらガスっていて周囲の山が少し見える程度でした。
<山頂〜宝蔵岳〜駐車場>
山頂で大休止をしてから下り始めます。
まずは宝蔵岳というところに向かっているのですが、そこそこ標高差があり急坂を下っていくのがメインとなります。鎖場も3ヶ所ほどあり、滑落するような危険性は感じず慣れている範囲だったものの、雨上がりで滑り気味だったのかそもそもコースタイム設定が厳しめだったのか、コースタイムより遅れて到着。
この区間でここで初めて他の登山者さんとすれ違います。山頂まで誰ともすれ違わなかっただけに、急に人と会うと嬉しいようなびっくりするような感じです。
宝蔵岳からはひたすら坂道を降りていきます。道としては、御手洗ルートよりこちらの方がプラスチックの階段が頻度高く埋め込まれていてより整備されている印象ですが、宝蔵岳と太平山の間の鎖場は不慣れな方は少し大変かもしれないですね。
眺望がないため、自然の景色にも飽きてきて、標高が落ちることが唯一の楽しみになります。その中で、ぽつぽつと他の登山者の方とすれ違うことが増えて、その方々との一言二言のやりとりが息抜きになります。
下りも特に何事もなく下山。
駐車場に戻ると、車が20台ほどに増えていてびっくり。東日本各地から来ている感じでした。駐車場の車の数とすれ違った方の数から考えると、3分の2以上の方は御手洗側から登っているように思います。
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