何度も浮いて沈んでいた@尾瀬ヶ原-三条の滝周回
- GPS
- 09:31
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 481m
- 下り
- 487m
コースタイム
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:28
竜宮小屋先のベンチでも一時休憩して、行動食を取りました。
昼食は三条の滝の展望台で取っています。
帰路は元湯山荘と山ノ鼻でトイレ休憩しています。
天候 | 晴れのち雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス | 鳩待峠へはシャトルバスを利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鳩待峠からの下りの木道は雨上がりや朝露に濡れた場合、とても滑りやすいので要注意。新しい木道にはゴムの滑り止めシートが打ち付けられている場合もあります。 尾瀬ヶ原の木道は問題なし。ハイカーが多い夏の時季は右側通行を守りましょう。 見晴から三条の滝までは登山道然としています。なかなかハードな下りも多くて、道がかなりぬかるんだ箇所もあって、歩きにくいです。最後は結構な下降を強いられますので、帰路での登り返しが疲れますが、滝の迫力はそれ以上のものがありますから、時間が許せば是非見学されることをお勧めします。 |
写真
感想
5日前に丹沢で沢登りして爪先を痛め、3日前と2日前は妙高・黒姫山へ遠征し、長い距離・累積標高を歩いていましたが、中1日で前から嫁と約束していた尾瀬へのハイキングに行ってきました。まぁ、正直かなりキツいので、もうちょっと後にずらしたいところでしたが、前から嫁がニッコウキスゲを見たいと言っていて、丁度この時期が尾瀬では見頃だと言う情報を得ていたので、行かざるを得ませんでした(笑。
朝3時半に自宅を出発し、東名・圏央道・関越道を走り沼田ICで下りて、片品の戸倉の駐車場に車を止めてシャトルバスに乗り換えて鳩待峠に到着したのが7時50分頃。既に戸倉で準備済みですので、すぐに尾瀬のハイキングコースに入りました。嫁は歩くのが好きなので、長距離でも全然嫌がりませんし、今回はニッコウキスゲが見られると言う期待感で、ずっとウキウキしていました。
山ノ鼻までの下り区間は、緩やかながら3kmあります。早朝は前夜に降った雨で木道が結構濡れていて、滑りやすいところも多かったです。新しい木道にはゴムの滑り止めが施されていましたが、古い方にはそれがなく、嫁も一度コケちゃいました。
山ノ鼻の至仏山荘に到着すると、結構な数のハイカーが休憩していました。去年の9月に来た時にはここでテン泊できましたが、今年は熊の出没が多くなっているそうで、キャンプはできないようです。
いよいよ尾瀬ヶ原に入り、開けた木道を延々と歩きます。かなりの距離ですが、色々な花が見られるので、その都度撮影しながら進みますから、時間の経過や疲れを忘れます。でも、思ったよりも花はボリュームがなくて、単発でちょくちょく咲いている感じでした。
青天の中、燧ヶ岳を正面に見ながらの爽快な中を歩いていると、東電分岐の付近でやっとニッコウキスゲが現れました。でもほんのちょっと咲いているものが3本だけしかなくて、その先はずっと見付からず、「えっ、もう終わってしまったの?」と、嫁はがっかりしていました。それまでのウキウキトーンから、すっかりため息なのか疲れなのか分かりませんが、ハァハァモードになっています。仕方ないからもう一つの目的の三条の滝に期待します。
見晴に到着して軽く休んだ後に、三条の滝へ向かいます。こちらはそれまでと打って変わって普通の登山ルート然とした道になります。特に御池分岐から先はしっかりした下りになり、土質の道は水はけが悪くドロドロになった区間も多く出てきます。そして、思ったよりも距離が長く、これを帰りに登り返すのはかなり疲れるだろうなと思いました。
地図では途中に平滑の滝展望台と言うところがありましたが、見た感じでは滝ではなく、名前の通りに平らな滑床を水が流れているだけでした。気を取り直して先に進みますと、一層下り勾配がきつくなり、いよいよ階段区間を通過して三条の滝展望台に到着。12時50分頃になりましたので、ここで昼食を取って戻りましたが、この滝は迫力満点で、長い距離を歩いてきても見る価値があるものでした。嫁もこの滝で心が晴れやかになってくれたようです。
帰路はそのまま来た道を戻りますが、滝からの登り返しは長く歩いてきた足には案の定なかなかつらかったです。それでも、あんまりゆっくりしていると帰りのシャトルバスの時間もありますから、ここはゆっくりしてはいられません。やっと元湯山荘に戻ってきて、一旦トイレ休憩して、すぐに東電小屋分岐を折れて別ルートで尾瀬ヶ原を戻ります。途中から天気が怪しくなり始めて、それもゴロゴロいい始めて、ヨッピ吊橋の手前でついに雨が降り始めました。レインパーカーを着て歩きましたが、気温も下がってきたので、暑苦しさはなくて助かりました。
黙々と歩いていたら、黄色い花が咲くところになりました。よく見たらニッコウキスゲの群生地でした。どうりで午前中に往路で東電分岐を折れて行く人が多かった訳です。こちらに目当てのものがあるとはつゆ知らず、雨が降った中ながら、たっぷりと写真を撮っておきました。ワクワクして歩き始めて、ニッコウキスゲがわずかしか見られずに凹み、滝を見て気分が回復し、帰路の登りと雨でまた暗い気分になりながら、このニッコウキスゲの群生を見てルンルンになった嫁でしたが、ここからもまだまだ大分距離がありますから、のんびりしてはいられません。とにかくペースを落とさずに先を急ぎます。
山ノ鼻から鳩待峠へは帰路では緩いながらもずっと登り区間になります。さすがにこんな緩くてももう20km歩いているのだから、疲れるのは当然です。嫁の足取りも遅くなりがちですが、時間はまだ充分あります。そして何とか最終バスの時間に間に合う時間に戻ってきましたら、尾瀬のVCでたたずむハイカーさんが、「今さっき最終バスが出たよ」だって(;°Д°)。よく見たら5時20分が最終で、今は5時25分。嫁が前日にバスの時間をネットで確認した際に、最終は5時55分と言っていたので、それを信じていたら、それは見間違いだったようです。朝確認しておけば良かった…。
バスはもうないので、タクシーを呼びますが、丁度電話した会社のマイクロバスが貸し切りの団体客を乗せて来たところだったので、あまり待つことなくその車に嫁と二人で乗って帰れましたが、二人で2千円のところ6750円も取られちゃいました。それでも貸し切りで帰れたのだからそれまたよろしいと思いましょう(^∇^)。
片品からは帰りがてら花咲の湯で汗を流し、沼田で焼肉を食べてから高速道路に乗りましたが、さすがに帰宅したのはもう11時頃になっちゃいました。それにしても、気分の起伏がいつになく多いハイキングになりましたが、最終的にはとても楽しく締めくくれました(笑。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する