神室連峰 小荒沢左俣


- GPS
- 09:05
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 942m
- 下り
- 933m
コースタイム
天候 | 雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
親倉見登山口から登山道には入らず林道を直進すると、すぐに右手に小荒沢が並行する。堰堤を過ぎてから適当に河原に下りて入渓。 河原を少し歩くと堰堤が一つ現れるが右岸から乗り越えられる。 堰堤を越えると小滝とゴーロを行く。小滝も深い釜を持ったものや、ホルダーチックに越えて行くものなど楽しみながら越えて行く。 2段10mの滝は、左壁からtakashiiiiiさんを押し上げたが、後続はスリップしまくりでゴボウでもキツイ。 右岸から巻き気味に突破したが、私はトラバースの一歩が中々踏み出せずみんなを少し待たせてしまった。 小函を抜けるとこの沢では最大の15m滝。 水線の右壁がホールド豊富で直登出来る。ここはtakajanさんがリード。落ち口にダイレクトには抜けれず、ビレイ地点から少し藪を巻いて落ち口に降りた。 770mの四本ルンゼだが、パッと見ると顕著な滝がかかってる沢を左から一本目と見て取れるので、大系にならって左から三本目に入ったが、方向を確認すると四本目に入っていた。確認出来なかったが、おそらく滝がかかる沢は二本目であり、さらに左側下流方向にもう一本あるのだろう。 四本目に入ってすぐに気付いたので戻って三本目に入った。 ちなみに、いつも参考にさせていただいてるmikiosamさんも同じように四本目に入って戻っている記録を拝見していたのに、同じ間違いをしてしまった。すいません。 無事三本目に入ると、いちいち小面倒くさい小滝やナメ滝を越えて急斜面の草付きに入り、少しの藪こぎで稜線登山道に合流。 下山は一般道を槍ヶ先を経由して親倉見登山口に下山。 |
写真
感想
mooreeさんとは同じ頃に沢を始めて、別のチームで活動しつつも、お互い意識しており、今回縁あってご一緒することになりました。ちなみに沢への拘りや沢頻度は、mooreeさんの方が遥かに上です。そして行先は神室連峰の小荒沢、ほぼ遡行情報がありません。唯一とも言えるmikiosamさんの山行記録を参考にさせていただきました。あとは日本登山大系の遡行図を頼りにですね。
ここはナメは殆どなく、ゴーロまがいの小滝が続く沢でした。そして2段12m滝や15m滝と言う課題もあり、登り甲斐的にも時間的にも手頃な沢だったと思います。ただ読図が難しい...標高760mの4本ルンゼ、3本目を進みたいのですが、はっきりしないルンゼもあり、判別がつきません。目星をつけ少し進んでGPSで確認したら、4本目のルンゼでした。微妙な所でGPSに頼らなくちゃいけないのが悔しいですね。
mooreeさんとtakashiiiiiさんのコンビネーションも抜群、こうやって一人では突破できない難所をこなして来たことが容易にイメージできます。とても貴重な遡行になりました!
いよいよ大好きな神室連峰の沢に入る。
神室の沢は面白そうな沢が沢山あるが、あまり遡行記録は多くない。
その中でも神室の沢の中では比較的易しいと思われる小荒沢を遡行する事にした。
小荒沢は大きな滝や悪いゴルジュもないので遡行グレードはそこまで高くないと思うが、小滝やゴーロでグングン高度を稼ぐ登り甲斐のある沢であった。
若干つまずいた箇所もあったが概ね予定通りに稜線に抜けれて充実の沢登りをする事が出来て満足である。
そして今回、前々からヤマレコ内で情報のやり取り等をしていたtakajanさんと縁あってご一緒する事になり、初めての神室の沢と相まって、楽しみで前夜は中々寝付けない程であった。
事前情報の収集や遡行図地形図の照らし合わせにも余念がなく、滝の登攀や安全性の高いルート取りなどとても安定してバランスよく沢を歩かれる印象で、あまり深く考えずに滝に突っ込む我々にはお手本となるような沢屋さんだなぁと凄く勉強になった。
また機会があれば是非ご一緒願いたいと思います。
そして神室の沢も、まだまだ遡行したい沢がいっぱいである。どこも一筋縄ではいかないような沢ばかりなので、技術と経験を身に付けながら近いうちまた必ず訪れたいと思う。
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