姥倉山 澄川
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 673m
- 下り
- 668m
コースタイム
8:30 最初の砂防ダム上(入渓)
8:52 898m二又
9:25 10m滝下(〜9:35)
10:40 湿原(〜10:50)
12:00 1300m付近
12:50 登山道1360m付近
13:20 姥倉山(〜13:30)
14:35 登山口
天候 | 曇り〜霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
遡行は特に難しい所はないが、10m滝は初心者の場合は確保必要かも。 源流では枝沢の確認が困難。 姥倉山から松川温泉の登山道は整備行き届いている。 湯ノ森から932m標高点の小ピークまでの登山道は、地形図では斜面中央を下るように表示されているが、実際は尾根伝いに道がついている。 |
写真
感想
裏岩手のマイナー沢、澄川を登り姥倉山をめざす。地形図上ではけっこう目立つのに記録を見ないが、1000mあたりの等高線の「つまり」が気になる。何かはあるだろう。
車道から沢に降りると予想通りのゴウロ沢で、水量は多め、天気のせいもあってか冷たく感じる。
885m右岸枝沢を分け最後の砂防ダムを越え、898m二又で左に入る。
次第に落差のあるゴウロ帯になるが、両岸広葉樹の中、苔むした岩が美しい。
両岸から岩壁が迫ってくると970〜990mの滝場となる。
まず階段状の4m滝。その上には岩壁を割るように姿の良い滝が落ちていた。10m以上はあるか。下でルートを目で追いながら一休み。気合い入れ直して取り付くとホールドしっかりしていて案外登りやすい。上段急傾斜のナメは流れが美しく登高も快適。こんな滝があと3〜4つあればメジャー沢になれるのに…
滝上は傾斜が緩くなり、時折小滝を越えるが基本的には平瀬が続く。
さて、今回の山行もう一つの目的は1150m二又先の湿原探訪。
出合を確認し右支流に入り数分行って左手のヤブをこぐとぽっかりと開けた湿原に飛び出した。霧雨に煙り、黄色く色づき始めた丸い空間。池塘はないみたいだが草の丈は低く開放的。リンドウや黄色、白い花がチラホラと咲いている。来る人は滅多にないのだろう。満足し流れに戻る。
次第にヤブの被さる小沢になってきた。倒木や岩が滑りやすい。目標物もなく現在地もわからない。推定で標高1300mを越えたころ沢形を見失い斜面に進むが根曲がりのヤブはひどい。方向も良くわからなくなる。コンパスで1325mのコルを目指せば良かったのに、登山道と平行して東北東に進んでしまった。
1時間ほど無駄なヤブこぎをして1360m付近の登山道にたどり着く。姥倉山稜線は小雨で風強く寒いので、休憩もそこそこに下山にかかる。意外とよく整備されていて順調に下り松川登山口に1時間あまりで到着。駐車場で着ている物全部着替え松楓荘の内湯と露天で暖まりほっと一息。
マイナーたる所以(ほとんどゴウロ)はわかったが、予想以上の美滝と湿原を見つけたので満足の行く山行となった。
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