巻機山
- GPS
- 06:46
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,385m
- 下り
- 1,393m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 6:40
天候 | 曇り、朝方雨ぱらつく 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・危険箇所は特に見られなかったが、雨後のため各所で泥濘となっていたのと、滑り易い状態だった。 ・X合目を示す道標が各所にあったが、朽ちているものも多かった。 ・避難小屋から先でキンコウカが満開。 |
写真
感想
前線が本州付近にべったり張り付いて、山行どころではない日々が続いたが、自分の夏休み最終日にようやく新潟方面なら何とか出掛けられそうな天気予報が出ていたため、夜も寝ないで出掛けてきた。
桜坂の駐車場には4:05頃に到着。道中は、特に沼田や水上のあたりで雨が降り、関越トンネルを越えても同じだったら転進かとも思ったが、杞憂に終わった。途中の道の駅で食事とトイレを済ませてきたので、ヘッドライトを点灯させつつ残りの準備をし、4:20に行動開始。広い駐車場には数台の先客がいたが、いずれも静かだった。8月後半の4時台はまだ暗く、ヘッドライトが必須だった。しかも足下は昨日までの雨で湿っており、水たまりなどにドボンしないように慎重に先に進む。歩き出しの気温は18℃程度と、山行開始時の気温としては取り立てて涼しくはないため、歩き始めて10分ほどで暑さを感じるようになる。井戸の壁にかかると傾斜は急だが歩き易いので、涼しい時間帯に標高を上げるべく黙々と歩く。当然汗が滲むようになる。標高が上がると次第に周囲にぶなが見えるようになるが、まだ暗いので眺めて歩くほどではなかった。結局ヘッドライトは30分ほど使用した。
5合目には5:10頃に到着。ここで今日最初の小休止。樹林帯歩きが続いたため暑かったが、ここで少し涼を感じる。が、この後歩き始めると謎のペースダウン。体が重いというか、めまいと若干の寒気を感じる始末。昨夜は仮眠とはいえ5時間程度寝ているし、2-3時間程度しか寝ていないZさんと比べたら余程寝ているが、体調が思わしくない。ペースを落とせば歩けそうなのでのろのろ歩きで進む。途中にあるX合目の道標はほぼ朽ちているものも多く、現在地を知るには役だったが、更新が必要に思えた。7合目付近で樹林帯が終わり、ここで岩の上に腰掛けて大休止とする。ここまで2人とも麦茶だけで歩いてきたので、持参した食料を消化する。相変わらず体調は良くないが、これ以上も悪化しそうもないので、休憩後にやはり遅いペースで出発。この辺りから少し雨がぱらつき始める。体調も良くないし、適当なところまで行ってからの敗退も頭をよぎる。8合目付近からはキンコウカなどの高山植物が見られるようになる。さすがに8月後半にもなると、咲いている花も限られる。7合目を過ぎてからの雨はこの時点ではあがり、レインウェアなどは不要な状態だった。標高が上がって展望が良くなる筈だったが、ガスが多く期待したほどは見えなかった。関東では今日も雨なので、好展望を得るまではさすがに期待しすぎだろうか。原因不明の体調不良だったが騙し騙し歩いて9合目の前巻機山まで到着。ここまでくれば巻機山本峰が見えるはずだが、やはりガスで見えなかった。ここで帰ろうかとZさんとも相談するが、もう少し、避難小屋まで行こうとなり下り始めると、キンコウカの群落が見られるようになる。黄色いお花畑と言っても良い。前巻機山で帰らないで良かった。写真を撮りつつ下り、避難小屋に到着。中には誰もおらず。小屋前のベンチに座り大休止。雲は相変わらず付いたり離れたりで大展望とは言えなかったが、ガスで真っ白よりはましな状態だった。
休憩後に山頂に向けて出発。巻機山は積雪期にスキーで何度も訪れているが雪のない時期は珍しい。山頂に向けて進むと池塘なども目に入るようになる。草が碧く、池塘の水はきれい。快晴の青空の下に訪れたいと思った。山頂直下を登り切ると無事に山頂標に到着。この山の山頂標は最高点にはないので、さらにここから少し東に進んで最高点を目指す。ガスは時折取れるもののやはりすっきり晴れ渡ることはなかった。8:03に最高点付近に到着。石積みがあるだけで地味。今回はこの先の牛ヶ岳も訪れたかったが、体調がいまいちなのと、何より展望が得られそうにないので先まで行くのはパス。少し先の木道まで進んで下山とした。この木道でアヤメとハクサンフウロが見られたが、いずれも時期は既に終わりだろう。
帰りもガスが付いたり離れたりしながらとなった。時折ガスが取れると素晴らしい景観が広がり、足を止めて写真を撮る。8月の巻機山は初めてだったが、良いところだと思った。8:43に避難小屋に下り再度座って休憩。ここに下るまでは山頂付近がよく見えていたが、小屋に到着するとガスに巻かれて見えなくなった。今日はこのような状態が繰り返すだけのようだ。避難小屋から少し登り返して前巻機山に至り、キンコウカの群落を見た後本格的な下りにかかる。今日は山中で出会ったハイカーは少なかったが、我々の出発が早かっただけのようで、下りにかかると多くの人とすれ違うようになった。だが数としては少なく、既にお盆休みが終わり世の中は正常運転を始めているように思われた。着々と下り、5合目付近まで降りると再びぶなの森を歩くことに。登りの時は体調が悪くて当りを見渡す余裕がなかったが、いつの間にか体調も戻りペースも良くなっていた。山頂付近できれいな景色を見たのが良かったのかもしれない。くだりはとにかく滑り易い状態だったので、スリップと転倒に気を付けて進む。幸いに2人とも尻餅などつくことなく11:02に駐車場に到着。朝は数台だったクルマはかなり増えていた。
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