羅臼岳(羅臼温泉から往復)
- GPS
- 07:13
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,773m
- 下り
- 1,777m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
北海道遠征ラストは羅臼岳。羅臼温泉登山口に6時に到着し登り始める。
始めは熊笹の生い茂る樹林帯。道はしっかり分かる一本道で迷う要素はなし。
少し高度が上がるとトラバースが多い道になるのだが、この道が狭く、斜面になっている場所が分かりにくい。踏み抜かないようしっかり山側に足を置くことを意識する。
高度が上がると景色も良くなり、鬱蒼とした樹林帯からハイマツ帯に。
それを抜けていくと沢沿いの湿地帯に出た。
ここが結構独特な道で、湿地帯の中を飛び石のように岩を渡っていく。しっかりペンキのマークを確認しながら進む。ここで先行者に追いつき、この日初めての登山者に遭遇。なお、この後ウトロからのルートの合流地点まで誰とも会わず。
この辺りはかなり特徴的な地点で、温泉成分で川はかなり白くなっていている。おそらく今後羅臼の風景としてこの場所を思い出すことが多くなるだろうと思った。
泊場を過ぎると涸れ沢をひたすらに登っていく。景色もなく地味な登りが続く。
そこを抜けると谷のような地形に。屏風岩まで到着。これまでいろいろな山で屏風岩と名の付く岩を見た気がするが、どの岩よりも巨大で立派な岩であった。
谷間の急登を進んでいくと草原のような風景に出た。ここでひと息休憩を入れる。
ここから山頂までは一気に登ることにする。
分岐からは直登コースを進む。この道が中々の悪路で砂礫に足を捕られかなり歩きにくい。登っている最中に思っていたが当然下りのほうが歩きにくさ倍増だった。
そこを抜けるとまさかの背丈以上のハイマツ帯となりここにきて景色ゼロに。
次に景色を拝める地点まで抜けたところで鈴の音が聞こえた。どうやら合流地点が近いらしい。
ウトロからの合流地点に到着。山頂直下の岩場に取りつく。しかし多くの人が登っている様子が見え、ルートの人気の差に驚く。
この岩場はかなり楽しい道だった。急ではあるが、岩はしっかりしているので登りやすくはある。そして振り返って見る景色は素晴らしい。
山頂はあまり広くはないが、10名ほどの人がいた。写真を何枚か撮影し、適当な岩に腰かけ栄養補給。少しガスが出てきたのであまり遠くまでは見渡せない。山頂には30分近くいたが、出発間際に少しガスが晴れ、山頂からの知床連山を拝むことができた。
長い下山路を進んでいく。涸れ沢を抜けて泊場に着くと濃い霧に覆われた。渡渉点が視認できず、ようやく川を渡ると往路とは違う場所だった。とはいえ渡ってしまえば正規ルートは簡単に見つかったので問題なし。
狭い道が続き油断できない下山が続く。ここで登山道の整備中をしている方に会ったのでしばし談笑。やはりこちらのルートはウトロ側と比べると人気がないらしい。個人的には泊場の正に火山の沢という中を進む感じや、大迫力の屏風岩を拝めるいいルートだと思ったが。
登りに比べると下りはあっという間に感じ、下山を果たした。ここでしか見られないものも多く充実した羅臼岳の山行となった。
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