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Yamareco

記録ID: 3450348
全員に公開
ハイキング
東海

ゼロ富士に挑戦 ( 59歳の誕生日を 日本の頂点で・・・) 

2021年08月19日(木) 〜 2021年08月20日(金)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
hakm1111 その他1人
GPS
32:00
距離
50.5km
登り
3,924m
下り
1,545m

コースタイム

1日目
山行
17:02
休憩
3:48
合計
20:50
18:30
18:55
15
セブン大渕店
19:10
19:12
68
よもぎの湯
20:20
20:22
178
23:45
0
1:15
1:57
93
3:30
3:32
18
3:50
3:52
33
4:25
4:27
38
5:05
5:07
25
5:32
6:22
40
7:02
7:10
36
7:46
7:59
37
8:36
8:38
34
9:12
9:26
29
9:55
10:06
32
10:38
10:40
12
10:52
11:16
0
11:16
0
11:16
0
11:16
0
11:16
0
11:16
0
11:16
0
53.48km
休憩込みの時間 
登り 18時間27分 (田子の浦〜剣ヶ峰) 
降り 2時間54分 (剣ヶ峰〜富士宮口五合目 )

翌朝 5 時近くに、スマフォの電池切れ
運悪く、モバイルバッテリーのコード不良のため充電できず、
保存もできませんでしたので、すべてログは手書きです
時間は、逐一予定表に書き込んでいましたので正確です
剣ヶ峰までと、ゴールの富士宮5合目を記載いたしました
下山時の記録は取りませんでした
天候 晴れ、曇り、小雨、霧
過去天気図(気象庁) 2021年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
問題点は何もありません
ロードはひたすら登り続けます

コンビニの最終は セブン 富士市大渕八王子町店

ロードの水場は 2か所 あります
☆ NINOMARU VILLAGE
☆ 表富士キャンプ場
夜に歩くと涼しいので、あまり水分を取らなくて済みます
今回 水が塚駐車場までの9時間近くで 2Lで足りました

2.3km程 距離は伸びますが 今回の私たちの様に車をデポすると
着替え、飲食物の補給など メリットが大きいと思います

富士宮口からの登山者で、下りも同じルートを使う人がいるようです
話をした二人から、御殿場コースを使って下山すると、
万が一途中で曲がる所が分からず真っすぐ進んでしまうと、
御殿場に降りてしまうから、それが心配で同じコースを下山する、
と二人とも同じ事を言っていました
私達は、御殿場コースを使いプリンスロードから下山しましたが
しっかり道標がありますので、心配なく下山出来ますよ。
景色も宝永山が目の前に ど〜んと 最高です?
予約できる山小屋
八合目池田館
御殿場口七合四勺・わらじ館
九合目万年雪山荘
九合五勺胸突山荘
頂上富士館
昼前に起点、田子の浦みなと公園に到着、こんなに天気が良いのに、予報では16時頃から雨模様・・・。
2021年08月19日 11:27撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
8/19 11:27
昼前に起点、田子の浦みなと公園に到着、こんなに天気が良いのに、予報では16時頃から雨模様・・・。
スタンプラリーボックスの中に、ガイドマップ、スタンプラリーシート、ゼロ富士トライのゼッケンシール、そしてこの場所で押すシャチハタスタンプが入っています、登山届もここで提出します。
バックのタワーはドラゴンタワー
登ると結構疲れます(笑)
2021年08月19日 11:31撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
8/19 11:31
スタンプラリーボックスの中に、ガイドマップ、スタンプラリーシート、ゼロ富士トライのゼッケンシール、そしてこの場所で押すシャチハタスタンプが入っています、登山届もここで提出します。
バックのタワーはドラゴンタワー
登ると結構疲れます(笑)
ドラゴンタワーの登り口
2021年08月19日 11:51撮影 by  SH-RM15, SHARP
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8/19 11:51
ドラゴンタワーの登り口
水が塚駐車場に着きました、小雨でした
このあと45分後には、横殴りの暴風雨‼
2021年08月19日 14:01撮影 by  SH-RM15, SHARP
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8/19 14:01
水が塚駐車場に着きました、小雨でした
このあと45分後には、横殴りの暴風雨‼
起点より歩き始め、初めてのルート標識が道路に・・・。
2021年08月19日 16:29撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
8/19 16:29
起点より歩き始め、初めてのルート標識が道路に・・・。
これからの天気を予想できる雲行き〜‼
2021年08月19日 18:11撮影 by  SH-RM15, SHARP
8/19 18:11
これからの天気を予想できる雲行き〜‼
最後のコンビニで、玄関先でおにぎりを食べながら西の空を・・・。
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最後のコンビニで、玄関先でおにぎりを食べながら西の空を・・・。
ピンボケですみません。
よもぎの湯はここで右に進みます
2021年08月19日 19:05撮影 by  SH-RM15, SHARP
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8/19 19:05
ピンボケですみません。
よもぎの湯はここで右に進みます
スタンプラリーボックス には
スタンプしかありません
2021年08月19日 19:10撮影 by  SH-RM15, SHARP
8/19 19:10
スタンプラリーボックス には
スタンプしかありません
NARUOKA VILLAGE
ここを右に折れ、左手に赤い屋根の家があり
その向こう側に水場があります
2021年08月19日 20:19撮影 by  SH-RM15, SHARP
8/19 20:19
NARUOKA VILLAGE
ここを右に折れ、左手に赤い屋根の家があり
その向こう側に水場があります
村山道天昭教林道交点から表富士キャンプ場へ向かい、鋭角に右折するところ、この手前で ズルッと・・・(泣)
2021年08月19日 22:41撮影 by  SH-RM15, SHARP
8/19 22:41
村山道天昭教林道交点から表富士キャンプ場へ向かい、鋭角に右折するところ、この手前で ズルッと・・・(泣)
表富士キャンプ場
表富士キャンプ場
乾いた路面が少なく、やっと見つけた路上のベット(笑)
気持ち良かった〜〜〜‼
2021年08月20日 00:40撮影 by  SH-RM15, SHARP
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8/20 0:40
乾いた路面が少なく、やっと見つけた路上のベット(笑)
気持ち良かった〜〜〜‼
一合五勺 
水ヶ塚駐車場から再出発し、30分
2021年08月20日 02:37撮影 by  SH-RM15, SHARP
8/20 2:37
一合五勺 
水ヶ塚駐車場から再出発し、30分
御殿庭
御殿庭下じゃないよ
もう着いたのかとだまされた⁉
2021年08月20日 03:32撮影 by  SH-RM15, SHARP
8/20 3:32
御殿庭
御殿庭下じゃないよ
もう着いたのかとだまされた⁉
この標識から御殿庭下まで 
直ぐで〜す
2021年08月20日 03:45撮影 by  SH-RM15, SHARP
8/20 3:45
この標識から御殿庭下まで 
直ぐで〜す
御殿庭下
水ヶ塚駐車場から1時間50分
凄く遠く感じました
ここで、スマフォの電池が15%に・・・。
2021年08月20日 03:50撮影 by  SH-RM15, SHARP
8/20 3:50
御殿庭下
水ヶ塚駐車場から1時間50分
凄く遠く感じました
ここで、スマフォの電池が15%に・・・。
御殿庭中
そこそこキツイ斜度で
気持ちが萎えます・・・。
御殿庭中
そこそこキツイ斜度で
気持ちが萎えます・・・。
そんな時にこんな物が・・・。
なんとなく、ホッコリと・・・。
そんな時にこんな物が・・・。
なんとなく、ホッコリと・・・。
少しづつお天道様が・・・。
雨じゃなくて良かった‼
少しづつお天道様が・・・。
雨じゃなくて良かった‼
明けて来た、雲海の上はピーカンだ‼
明けて来た、雲海の上はピーカンだ‼
もうじき森林限界だ
雲海もすご〜い
もうじき森林限界だ
雲海もすご〜い
息子があんな先に・・・。
2021年08月20日 04:43撮影 by  SH-RM15, SHARP
8/20 4:43
息子があんな先に・・・。
電池切れ〜〜〜‼
ここから先は、息子〜〜〜。
写真は任せたぞ〜〜〜‼
電池切れ〜〜〜‼
ここから先は、息子〜〜〜。
写真は任せたぞ〜〜〜‼
なかなかの斜度で、思った様に進まない (泣)
なかなかの斜度で、思った様に進まない (泣)
小石がゴロゴロして
歩きにくいんだよね〜。
小石がゴロゴロして
歩きにくいんだよね〜。
歩かないと、先に進まないんだよな〜。
歩かないと、先に進まないんだよな〜。
景色は、最高〜〜〜‼
景色は、最高〜〜〜‼
宝永山が燃えている‼
宝永山が燃えている‼
宝永第二火口縁
宝永山がこんなに素敵だとは思いませんでした
宝永山がこんなに素敵だとは思いませんでした
頭が薄いな〜
後ろから写真を撮るなよな (怒) ⁉(笑)
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頭が薄いな〜
後ろから写真を撮るなよな (怒) ⁉(笑)
疲労困憊
ステキな景色を見る余裕もない・・・。
疲労困憊
ステキな景色を見る余裕もない・・・。
宝永第一火口縁
宝永第一火口縁
この少し先を左折して宝永山荘へ
宝永第一火口縁
この少し先を左折して宝永山荘へ
宝永山荘
うどんが身に染みた〜〜〜‼
力が少し戻った気がした。
そう、気がしただけ(笑)
宝永山荘
うどんが身に染みた〜〜〜‼
力が少し戻った気がした。
そう、気がしただけ(笑)
宝永山荘の前からの景色
この海から来たんだよな〜
スゲー‼
宝永山荘の前からの景色
この海から来たんだよな〜
スゲー‼
宝永山荘を出て左の所
宝永山荘を出て左の所
ここから頂上へ向かいます‼
ここから頂上へ向かいます‼
この看板が、ここかしこに。
この看板が、ここかしこに。
新七合目御来光山荘(ごらいこうさんそう)
新七合目御来光山荘(ごらいこうさんそう)
富士山山頂まで あと 2.8km 180分
富士山山頂まで あと 2.8km 180分
しっかり足に来ています
しっかり足に来ています
おぉ〜。
大台だ〜〜〜。
元祖七合目山口山荘
疲れすぎで周りに目がいかず
写真を見て、こんなのあったかなぁ・・・なんて。
元祖七合目山口山荘
疲れすぎで周りに目がいかず
写真を見て、こんなのあったかなぁ・・・なんて。
富士山山頂まで あと 2.1km 130分
富士山山頂まで あと 2.1km 130分
1歩進めば、1歩近づく と言い聞かせながら・・・。
1歩進めば、1歩近づく と言い聞かせながら・・・。
見えている山小屋が
ゴールならな〜〜〜。
見えている山小屋が
ゴールならな〜〜〜。
写真を撮られているとは露知らず・・・。
写真を撮られているとは露知らず・・・。
富士山山頂まで あと 1.6km 90分
だんだん近づいて来たゾ〜〜〜。
富士山山頂まで あと 1.6km 90分
だんだん近づいて来たゾ〜〜〜。
八合目池田館
だんだん数字が増えていく
嬉しい〜〜〜‼
だんだん数字が増えていく
嬉しい〜〜〜‼
山小屋が見えたぞ〜。
嬉しいんだけど、まったく力が沸いてこない‼
山小屋が見えたぞ〜。
嬉しいんだけど、まったく力が沸いてこない‼
ガスガス〜〜〜。
ガスガス〜〜〜。
九合目万年雪山荘(まんねんゆきさんそう)
富士山山頂まで あと 1.0km 60分
こんな言葉が浮かんできた・・・。
「百里を行く者は九十里を半ばとす」
まだまだこれから‼
九合目万年雪山荘(まんねんゆきさんそう)
富士山山頂まで あと 1.0km 60分
こんな言葉が浮かんできた・・・。
「百里を行く者は九十里を半ばとす」
まだまだこれから‼
頑張れ、オレッ‼
頑張れ、オレッ‼
九合五勺胸突山荘(むなつきさんそう)
やっと頂上への光明が・・・。
九合五勺胸突山荘(むなつきさんそう)
やっと頂上への光明が・・・。
小銭がサボテンのとげの様に・・・。
小銭がサボテンのとげの様に・・・。
ラストスパート
と言っても、同じ歩幅で、同じペースで・・・。
ラストスパート
と言っても、同じ歩幅で、同じペースで・・・。
とうとう先が見えた
ガスっていても、心で見えた‼
とうとう先が見えた
ガスっていても、心で見えた‼
いつも息子が先へ行って
待っていてくれるんだよね〜。
いつも息子が先へ行って
待っていてくれるんだよね〜。
あとチョット、あとチョット。
あとチョット、あとチョット。
とりあえず〜。
天候不順で、店は閉まっていました
とりあえず〜。
天候不順で、店は閉まっていました
剣ヶ峰に到着〜〜〜‼
歩き始めて 47.69km か 〜〜〜・・・。
剣ヶ峰に到着〜〜〜‼
歩き始めて 47.69km か 〜〜〜・・・。
「百里の道も一足から」
一足一足の積み重ねで、何とかここまで・・・。
「百里の道も一足から」
一足一足の積み重ねで、何とかここまで・・・。
ホントにやり遂げたんだよね。
実感が湧かない。
息子がいなかったら、途中で理由を付けて逃げていたかも・・・。
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ホントにやり遂げたんだよね。
実感が湧かない。
息子がいなかったら、途中で理由を付けて逃げていたかも・・・。
胸の手ぬぐい、カッコいいでしょっ‼
山行には欠かさず携える
私のお守り‼
2
胸の手ぬぐい、カッコいいでしょっ‼
山行には欠かさず携える
私のお守り‼
みんなの言う頂上は、ココ‼
みんなの言う頂上は、ココ‼
さて、降るぞ‼
富士山御殿場口ルートをへて、プリンスロードで降ります
富士山御殿場口ルートをへて、プリンスロードで降ります
御殿場口八合目
御殿場口七合九勺・赤岩八合館(あかいわはちごうかん)
霧と強風でメチャメチャ寒くて、ちょっと一息
息子は お汁粉 (600円)、私はホットミルク (500円) でホットタイム お腹にじわ〜っとしみ入りました。
小屋の中央で、炭を焚いていて、暖かかった‼
御殿場口七合九勺・赤岩八合館(あかいわはちごうかん)
霧と強風でメチャメチャ寒くて、ちょっと一息
息子は お汁粉 (600円)、私はホットミルク (500円) でホットタイム お腹にじわ〜っとしみ入りました。
小屋の中央で、炭を焚いていて、暖かかった‼
スタッフみんなステキな人達で、楽しかったな〜。
スタッフみんなステキな人達で、楽しかったな〜。
御殿場口七合五勺・砂走館(すなばしりかん)
御殿場口七合五勺・砂走館(すなばしりかん)
降りもやっぱり、きついな〜。
降りもやっぱり、きついな〜。
国旗が強風で、はち切れそうでした。
国旗が強風で、はち切れそうでした。
御殿場口七合四勺・わらじ館(わらじかん)
スイカを売っていたのにはビックリ。
御殿場口七合四勺・わらじ館(わらじかん)
スイカを売っていたのにはビックリ。
だいぶ降ってきたぞ。
だいぶ降ってきたぞ。
この道標を右に折れて、宝永山を降ります
この道標を右に折れて、宝永山を降ります
山中湖が見えた。
山中湖が見えた。
富士宮口ルートだと
見えないんですよね。
富士宮口ルートだと
見えないんですよね。
御殿場方面が見えた。
御殿場方面が見えた。
この先が宝永山馬の背
この先が宝永山馬の背
宝永山馬の背
ここを右に折れて、高速降りの始まりです‼
走っちゃったよ〜(笑)
降り切ると 50mの登り返しがあります
宝永山馬の背
ここを右に折れて、高速降りの始まりです‼
走っちゃったよ〜(笑)
降り切ると 50mの登り返しがあります
バスに間に合えば、と速足にて進みましたが間に合いませんでした。
早く帰りたいので、タクシー(4,740円)で水が塚駐車場まで戻りました
バスに間に合えば、と速足にて進みましたが間に合いませんでした。
早く帰りたいので、タクシー(4,740円)で水が塚駐車場まで戻りました
ゼロ富士 一式
2021年08月21日 14:51撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
8/21 14:51
ゼロ富士 一式
息子のアパートに泊まりました
息子が私の誕生日を祝って
おいしいものを用意してくれていました
2
息子のアパートに泊まりました
息子が私の誕生日を祝って
おいしいものを用意してくれていました
こんなものも・・・。
2
こんなものも・・・。
撮影機器:

感想

*** 独り言です お聞き流しください ***

★ 登山前

こんなに迷う気持ちは、何時の頃ぶりだろうか・・・。
ゼロ富士、「言うは易し 行なうは難し」
どう考えても、やりたくない方に気持ちは傾く・・・。
10日前から、出発地、中継地、山頂の天気予報を
1日に10回近くチェックするようになり
予報が変わるたびに、一喜一憂
やめようかな〜、
でも言ったことだしな〜、
途中でやめて次回その続きでも良いのかな〜
行動するにあたって、弱気になる事は今までの自分にはなかったよな〜
そんな事を、ず〜と、何をするにつけても考える毎日・・・。
こんな葛藤を続け、胃が痛くなるほど悩みました


今回のゼロ富士にトライする経緯は、来年還暦を迎える記念に
登ってみようかな〜・・・。と気軽に考えたのが始まりです
しかし、調べれば調べるほど大変なことだと思い知らされました
そんな折、フェイスブックで知り合いになった
ゼロ富士を、73歳まで26年間続けた年配の方から
「歩ける内が人生です。ただ一度の人生、
できる時やりたい時やりましょう。挑戦してください。」
と背中を 【 ド〜ン 】 と押されました
また、先月ゼロ富士ならぬ、ゼロ富士ゼロ を
27時間かけて歩き通した22歳の息子が
「父さんがやるなら、付き合って一緒にやるよ・・・。」
こんなことから、もう後戻りはできないと観念して
来年とは言わず、今年の誕生日に決行することにしました。

★ 登山当日

当日昼前から、スタート地点から歩くコースの下見を車でしました
すると13時頃、村山道天照教林道交点 の辺りで一人の青年が歩いていました
彼は、朝 田子の浦を出発して、その夜は新6合目で泊り翌日頂上を目指すと!
「私も後を追いかけるから、どこかで逢えたらいいね・・・。」と言って別れました
彼とは翌朝 宝永山荘で出会う事になり、感慨深くエールの交換をしました


村山道天照教林道交点 から先は、通行止めのため、Uターンして
富士サファリパークまで大回りをして、有料道路(520円)を通って
14時過ぎ、車のデポ地点の 水が塚駐車場に到着しました 
あ〜あっ 雨です・・・。
ここに至っても、迷いは晴れません
どうせ雨なら、今回はここまで35km歩いて止めにして
次回新たにこの地点から頂上を目指そうか・・・なんてね。
沼津に住んでいる息子に電話で連絡を取ると
「雨なら暑くなくて、歩くには絶好じゃん・・・と」
ダメだ〜 亜奴は完全に歩くモードに突入している
もう覚悟を決めるしかない? 
この時に至って、やっと腹を括りました


息子が到着して荷物を載せ替え、田子の浦へ向かおうとしたら
横殴りの風と、バケツをひっくり返すような大雨が降りだしてきた‼
腹が決まったはずなのに、またまた、イヤダ虫がむくむくと・・・。
しかし息子は無頓着に「大丈夫、問題ないよっ」
えっ、どこからそんなお気楽な言葉が出てくるんだ・・・?
海へ海へと車を走らせると、あれれぇ〜・・・。
田子の浦に近くなると雨が上がり、薄く晴れ間が覗くように・・・。

★ 登山開始

起点の、ふじのくに田子の浦みなと公園に到着して
準備、体操、登山届の提出、
そして、ゼロ富士トライのゼッケンシールをバックに貼り
イザ山頂へ?
もう引き返せない、行くしかない、と諦めた・・・(泣)(笑)
天気予報では翌朝3時頃まで行先は全て雨マーク 
こんな事アリカ〜。
ところが、何とナント、まともな雨に降られることも無く
ふじひのきパークから水が塚駐車場まで、
月明かりがあるものの、星が降るような良い天気でした
それにもまして驚いたのは、22時17分(後で調べたところ)
息子が突然、すごいっ? と叫んだので正面を見上げると
ものすごく大きな火球が、火の粉をまき散らしながら
花火のように、左から右へ流れていきました
(下記のユーチューブ動画で見られます)
https://www.youtube.com/watch?v=qkRKm0G0Oxw
これを見る事が出来ただけでも、この登山は大正解 ?
動画ではすごい光景は伝わらないと思いますが、
ものすごく、メチャメチャ感動しました
若いころからアウトドアばかりしている私でも、
これほど大きな火球は、生まれて初めての体験でした


村山道天昭教林道交点から表富士キャンプ場の通行止めの区間に
何か所か、低い所に土砂が流れ出て、雨上がりのためどろんこ状態!
道路一面にどろがあるため逃げようがなく、シューズはどろどろになりました
あと少しで通過・・・という所で、ズルっとやらかしました (泣) (笑)
富士スカイラインを通過時、夜中でまして通行止めなので、
車が来ない事を良いことに
息子に勧められ、乾いた路面を見つけて寝転んで、
手が届きそうな星を眺めながら休憩を取りました
背中がひんやりして、気持ちよかった〜。
こんなこと、生まれて初めての体験で、すごく新鮮でした


表富士キャンプ場の水場は、チョット分かり辛いですが 
スタンプがある場所から、ぐるっと回りこんだ裏のところにあります
冷たくて美味しい水を頂けます。ありがたいことです‼


2 時近くに、水が塚駐車場に到着、
デポした車で着替えをし、靴も登山靴に履替え、軽く食事をし
水、食料を補給して、再出発しました
気が張り詰めているためか、眠気は全くありません


日が昇る頃から新七合目までは、すご〜く天気が良く
今まで見たことの無い様な、ものすごくキレイな景色を堪能できました
宝永山は特に感動しました‼
その後は、いつものお山のお約束、ガスガス、強風、サブ〜〜〜・・・。


何とか宝永山荘に着くと、時間が少し早かったので (5時32分)
うどんを食べたかったのですが、「コーヒーなら良いよ」 
と言われコーヒーを飲んでのんびりくつろいでいたら、
「準備が出来たから、おうどんなら作れるよ」との掛け声に
即 「お願いします!」 と・・・。
体に温かい汁がしみわたり、弱った体に力がこみ上げてきました
息子は夜勤明けで付き合ってくれているので(つまり、2日間連続徹夜)、
15分ほど横になって寝ていました


おばちゃんとの話のなかで、今日は自分の誕生日で〜す
なんて話をしたら、山荘に泊まっていた女性が、
「気持ち、プレゼント、おめでとうございます」と言って、
行動食のクッキーを一つくれました
お〜・・・。見ず知らずの女性からプレゼントなんて・・・。
ステキな思い出が出来ました?(笑)


山荘を出ると、下界がクリアに見えて、出発点の田子の浦がくっきり
「こんなとこまで登ってきたんだ」と感慨無量でした‼


宝永山荘から頂上へと向かいますが、高度による酸素不足と疲労が積み重なり、思うように足が上がらず、歩くペースが予想通り 標準の 1.0 のスピードに落ちました
やはり、40キロ以上歩いた後の登山は、いつもと同じスピードとはいきません・・・。
息子といえば、同じ距離を歩いたとは全く思えない体力で、軽快に登山を続けている
こんなことを言う自分が情けないと思いつつ
「もう疲れて早くは歩けない」と息子に伝えました
先を歩く息子も気を使って、何度も立ち止まり私のペースを確認してくれました
山小屋ごとに休憩をとり、小屋と小屋の中間で1回休みをとる事にして頂上を目指しました
距離、タイム、を調べ上げて予定を立ててあるので
小屋の休憩の時に、次は何分に休む と息子に伝えておくと、
休めそうな所を見つけて、「ここで休もうか」と待っていてくれました


今までは、いつも自分が息子の心配をしてきたのに
今は息子が気を使ってくれていることが、奇妙に感慨深く
うれしくもあり、寂しくもある、複雑な気持ちになりました


11時近くに剣ヶ峰に登頂
長かった〜〜〜‼ 
徹夜で歩き続け、18時間27分 普段の生活では考えられない‼
気分がハイになっていて、他の登山者達と いつもより饒舌に会話をしました
今日が59歳の誕生日 と伝えると、みんな 「 おめでとうございます。」 
とお祝いの言葉をくれました 
なんだかすご〜く ホンワカした気分になりました
また、田子の浦から歩いたことを伝えると ビックリしていました
そうだよね〜〜〜。 自分でも信じられないんだから!!

★ 登山後

50時間以上かけて計画を練った賜物か、21時間45分の山行で
下山までの時間の狂いは45分のみ、ほぼスケジュール通り行動出来ました
予定外の山小屋で休憩を取らなければ、予定のオーバーは20分くらいかな

こんな経験、もうしないだろうな〜
こんな苦しい事、一生に一度で十分です‼

やり遂げた今 本当に成し遂げたのかどうか
信じられない不思議な感じです

やはり、何時も山を降りて思うことは同じ
山は疲れるから キライだ〜〜〜⁉(笑)


*** 長文のお付き合い ありがとうございました ***

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