白山・打波川支流剣ヶ岩谷


- GPS
- 08:27
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,229m
- 下り
- 1,232m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上小池から刈込池に向かう「初心者向き・岩場コース」に向かって林道を行く。三ノ峰登山口を過ぎ、刈込池へ行く吊り橋を対岸に渡り、登山道が沢から離れる地点で沢に降りるとよい。 最初に出てくる右沢は支流なので、本流と間違わないように。本流は左に曲がっており、剣ヶ岩谷の出合は小さい。本流に現れる「パイプ型堰堤」が見えるまで溯行するとよい。 |
写真
感想
3年振りの福井遠征、いつものように東京発の夜行バスに乗り鯖江インターで下車。今回の夜行バスの座席は一番後ろの真ん中で最悪だった。インターではmt2702mさんとyottyさんが待っていてくれ、お久しぶりの挨拶もそこそこにmt2702mさんの車に乗り今日登る予定の白山・打波川支流の剣ヶ岩谷に向かった。この剣ヶ岩谷は白山三ノ峰に突き上げる沢で、夜行バスで来る私のために短い沢を選んだとのことでした。
上小池駐車場は標高930mまで車で行けるので人気の登山口らしく駐車場はほぼ満車だった。私たちも支度をして出発、初めは林道を歩いて途中から刈込池に行く登山道を少し登り打波川の河原に下りて遡行開始。堰堤を3つ越えたところが二俣で右がカサバノ谷、左が剣ヶ岩谷で左沢に入る。しばらくはゴーロ歩きでときどき小滝が出てくる、H1320m付近の二俣に着くと左に大きな滝が見えてきた。この谷唯一の大滝2段25mだ、mt2702mさんがロープを引いて登る。次に私がプルージックで登るが、登りはじめが草付きだったのでyottyさんに足を押さえてもらい登る上段はそんなに難しくなかった。
滝上もしばらくゴーロ歩きが続きます、谷はだんだんと開けてきて右に剣ヶ岩も見える。不思議なもので傾斜が急になってきてもゴーロ歩きだと下を見て歩くからかあまり急だと感じない、たまに後ろを振り返ると急な所を登ってきたなと思う。私のペースに合わせてもらい休みながらゆっくりと登っていくと、この谷の核心チムニーの所に来ました。でも以前とは様子が変わったとmt2702mさん、昔よりも少しは簡単になったようです。ここはyottyさんがトップで登り確保してくれる、簡単になったとは言え岩は立っているしヌメヌメでけっこうバランスを取るのが難しかった。チムニーを越えるといっきに開けて稜線を歩く登山者が見えた、お花畑の中をひと登りで登山道に出ました。関東では見ないような一直線に稜線に突き上げる剣ヶ岩谷は、短いながらもスケールの大きな谷でした。
三ノ峰避難小屋からの登山道は六本檜まで尾根伝いにつけられていて、左には今日登ってきた谷がよく見える。展望が開けていて気持ち良い登山道を下って、六本檜からブナ林の中を下り駐車場に戻った。明日は蛇谷の支流に連れて行ってくれるとのことで、関東人には滅多に遡行出来ないのでとても楽しみにしていましたが台風の接近で中止になってしまいました〜残念。また懲りずに来ますので来年もよろしく〜
今回は遠方よりお越しくださったmoguさんとの初遡行。
聞けば縦走や沢登り、スノーハイクなど様々な山遊びをされているとってもパワフルな人。
(千葉から福井まで夜行→そのまま沢登り 斯くありたい物です)
今年の5月まで単独行ばかりでしたが、最近はmt2702mさん(ボス)との沢登りを通じて様々な人に出会い また共に遡行する楽しさを味わってますます山が楽しくなるばかりです。
と前置きはさておき(笑)
9月の連休は連チャン予定のため初日は軽めの沢ということで、ボス曰く「高山的雰囲気の谷」剣ヶ岩谷の遡行と相成りました。
(なお2日目は雨でキャンセルとなった(涙))
出発地点御標高も高く(涼しい)
沢もテンポ良く登って
振り返れば刈込池(黒い窪地にしか見えないのが残念)
前面には剣ヶ岩の岸壁
ローカルにはない開放的な空間
などなど とても気持ちの良い沢登りであった。
ただ唯一の難点は グレード低いとはいえ沢で標高差1100mは全然軽くないッス(笑)
剣ヶ岩谷も好きな谷のひとつ。
真っ直ぐ延びた沢線と、それに伴って、まるで天空に向けて歩いているようなこの気持ちのよい溯行は、何度経験しても心が躍る。
谷は累々とした岩の点在するゴーロ谷の部類だが、南面に位置するということもあって日当たりがとてもよい。しかも上空も大きく開けていて、周囲の展望がことのほかいいのもこの谷の特徴だ。
谷には滝がなければならないと言う沢屋は少なくない。しかし谷はそれだけでは語れない、もっと由々しい趣を持っている。谷からの、この微かな息吹きを感じ取れない沢屋にだけはなってはならないと、私はいつも自分に言い聞かせる。
常日頃から、どんな山にも、あるいはどんな沢でも、冒険と期待を込めて歩くことにしている。なぜなら山から受ける数々の享楽は、下界では到底得ることのできないものばかりだからだ。
コメント
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ますますパワフルになるmoguさんですねえ。
ちょっと パワーを分けてくださいな。
分けてもらってください(笑)
sutepandaさん、どもどもご無沙汰してます。
私のパワーも年とともに減少気味でして、最近は整体通いです
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