猛暑でも涼しい名沢巡り。モロクボ沢-畦ヶ丸-マスキ嵐沢-箒沢権現-峰山-大滝沢・地獄棚-畦ヶ丸


- GPS
- 12:51
- 距離
- 28.1km
- 登り
- 2,692m
- 下り
- 2,695m
コースタイム
- 山行
- 10:38
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 12:53
天候 | 晴後午後から曇り時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
3つの沢を登り、2つのバリルートを下るので、ヘルメットやGPS、チェーンスパイク等を持っていた方が良いです。登り切って下りきるを3回やるので、そこそこの体力が必要です。早めに出発し、遅れた場合のエスケープルートの用意は必須です。因みに今回は途中で計画を断念し、エスケープルートで戻っています。 <モロクボ沢〜畦ヶ丸〜一軒家避難小屋> 堰を3つ越えたシヨチクボ沢が合流する地点まで沢の左脇の小道を進み、そこから沢に入った方が楽です。 最初の大滝30mがこの沢の一番の難関ですが、滝のすぐ左横の壁から登れます。一見登れなさそうですが、踏み跡をたどっていくと左壁がチムニー状になっている所に出ます。1.3m~1.5m位の段差が何段かあって登れますが、背の低い人や腕力の無い人はソロでは難しいです。その場合は複数で行って後の人が押したり、前の人が引っ張ってあげると良いでしょう。 畦ヶ丸から一軒屋避難小屋に直接下るバリエーションルートは、山頂から南南東の方角の尾根に下ります。下り始めは少し分かり難いですが、出だしに赤いリボンが有るので探して下さい。踏み跡は大体は明瞭ですが、所々で不明瞭な箇所があります。また分かり難い尾根の分岐が何か所かあるので、歩き易さにつられて急いで下ると枝尾根に迷いこみます。GPSにルートを登録して持って行った方が良いです。 僕は2回目ですが途中で間違って鬼石沢に行く道に進んでいます。これもちゃんとした道の様で、明瞭な踏み跡が有りました。 <一軒家避難小屋〜マスキ嵐沢〜箒沢権現山〜箒杉> マスキ嵐沢は沢登ガイドブックに書かれている初級コースです。登れる小滝やナメが連続して楽しめますが、滑る小滝も有るので注意して下さい。箒沢権現山からの下りのバリルートは、出だしが少し分かり難いです。写真に書いている様に金網沿いに巻いて下さい。 <大滝沢〜地獄棚〜一軒家避難小屋> 地獄棚までは特に問題ありません。雨棚に行く予定でしたが、土砂で釜が埋もれて楽に越えられる様になったという5mの滝が、最近の大雨で復活していました。右側からへつって越えられそうですが、失敗すると釜に落ちでかなり濡れそうで引き返しました。深さは測っていませんが、胸位は有りそうです。最悪は泳ぐ位の気持ちで用意しておけば楽だと思います。 <畦ヶ丸〜西丹沢ビジターセンター> 実線の一般登山道ですが、先日の大雨のせいか、西沢の部分でかなりの橋が流されています。靴を濡らさずに渡渉するのは難しい所が数ヶ所有ります。渡渉に慣れた人以外は、靴を脱いで渡るか、濡れるのを承知で履いたまま渡るかです。 |
写真
装備
個人装備 |
パドリングシューズ
ヘルメット
沢スパッツ
手袋
タオル
チェーンスパイク
ヘッドライト
雨具
GPS
磁石
地図
ガイドブックのコピー
トレランシューズ
ペットボトル1リットルx2個
惣菜パンと菓子パン合計6個
塩飴
ジェリー
|
---|---|
備考 | 防水カメラ |
感想
8月11日に続いて西丹沢に沢登に行ってきました。平日でもあり、0密の安心登山でした。2015年にフェルトソールのサワーシューズを購入してからずっとフェルトソールでしたが、先日の沢登ではラバーソールのパドリングシューズを始めて履いてみました。3つの沢を登りましたが全て初めての沢で、フェルトソールとの比較ができなかったので、今回は前にフェルトソールで登った、モロクボ沢とマスキ嵐沢をパドリングシューズで登って比較する事にしました。ただそれだけだと面白くないので、未踏の大滝沢の地獄棚と鬼石沢の雨棚を見に行く事にしました。
tantanmameさんの以下のレコを見て、とっても面白そうだったからです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3037198.html
tantanmameさん、貴重な情報、ありがとうございます。
8月11日の沢はold-diverさんのレコを参考にさせていただきました。二人にはいつも情報を貰うばかりで申し訳ないので、いつか二人の参考になる様な面白い沢を探してきたいと思います。
パドリングシューズは今回で2回目ですが、バリルートの下りにも使うので沢用の靴下を買って履いたのですが、靴下の先がもう破れました。靴下は濡れたまま履いていると破れ易いですが、沢用の靴下だというので大丈夫だと思ってました。2回目の山行で破れるなら、普通の靴下と同じで濡らしたら駄目ですね。。。フェルトソールのサワーシューズも素足で歩いているので、パドリングシューズも次回からは素足で歩く事にします。
フェルトソールとの比較だと、モロクボ沢はどちらでも変わらない印象でしたが、マスキ嵐沢はラバーソールの方が楽に登れました。苔があまり付着していない濡れた岩場がメインだったので、商品説明書に書かれているとおり、ラバーソールの方が適している様です。ただ前回より少し水量が少なかった印象なので、沢での比較の難しさを痛感しました。特に保水力が低い低山の沢では、直前の雨の量と時間の経過量でかなり沢の水量が変わり、難易度や受ける印象が変わりますから。。。
写真にコメントを書いた様に、とっても面白い沢でしたが、ペットボトルを1つ落としてしまいました。前にも落としたので、百円ショップでペットボトルにカラビナを付ける物を買い、ザックのポケットのベルトで固定していたのですが、たまたまカラビナにベルトを通すのを忘れていました。多分雨棚を諦めて一軒屋避難小屋に登る途中の急な尾根だと思います。ゴミになってしまいますし、雨棚に行きそびれたのでペットボトルの回収の為にまた行こうと思います。次回の山行は下棚沢と大滝沢〜鬼石沢ですかね。
拙い私のレコ参考にして頂いて恐縮です
それにしても、いつもすごいロング
私の方こそ、参考にさせて頂いております。
私はラバーしか履いたことありませんが、
フェルトも一度試してみたい今日この頃です
この時期、西丹の沢、涼しくて最高ですね
これからもレコ楽しみしております
有難うございました。
レコ、いつも参考にさせても貰っています。ありがとうございます。
今回は登山終了後でも見返して参考になりました。
雨棚の直ぐ手前の5mの滝が、最初に参考にさせてもらったレコの写真と随分違っていて、tantanmameさんの雨棚のレコを幾つか確認し、最初のレコの写真が今の状況に近い事が分かりました。最近は大雨が多いので、沢の状況も刻々と変わるという事が分かりました。ありがとうございます。
西沢の一般登山道でも、橋が沢山流されて大変だったので、良い経験になりました。
tantanmameさんは71歳。65歳から急に体力は落ちると言われているので、僕が70歳を超えた時に今のtantanmameさんの様に、精力的に登山をやっている事を目標にしていますので、今後ともよろしくお願いいたします
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する