金時山→明神ヶ岳→明星ヶ岳(箱根湯本までの長距離縦走!)
- GPS
- 09:00
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,275m
- 下り
- 1,868m
コースタイム
8:07 金時山 8:35 → 9:12 矢倉沢峠 → 10:10 火打石岳 → 11:00 明神ヶ岳 11:35 →
12:35 明星ヶ岳 → 13:40 明星ヶ岳コース登山口 → 14:00 塔ノ峰 →14:35 阿弥陀寺 →
15:00 阿弥陀寺入口 →(温泉寄道)〜15:50 → 16:00箱根湯本駅
天候 | 曇→晴→曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に赤土の道が多くズルズルと滑りやすいです。 登山者の足跡そのままに凹んだ箇所がところどころにあり足を取られます。 塔ノ峰から阿弥陀寺までのルートはあまり人が通らないためか、トレースがかすかにしか残っておらず、天候によっては迷いやすいかと思いました。 |
写真
装備
個人装備 |
インナー(半袖) 1
インナー(長袖) 1
ウィンドブレーカー 1
フリース 1
インナーダウン 1
レインウェア 1
コッヘル&バーナー 1
水筒 1
マルチツール 1
ファーストエイドキット 1
エマージェンシーキット 1
地図&コンパス 1
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感想
最近は3,4時間の短時間山行だったので、久しぶりにじっくり山を歩こうと計画した今回の箱根。前々から行ってみたかった金時山から東にずずーっと山伝いに歩いてみることにしました。
天気予報は午前中晴れだったので心配していなかったのですが、前夜に雨が降ったらしく、朝方はガスガスでまたしても富士山を山頂で望めないという事態に。
また今回はいろいろミスも重なりまして反省点の多い山行になりました。
まず始発に乗って箱根湯本まで行き、やはり始発のバスで仙石に向かいます。
ここから御殿場行きのバスに乗り換えられれば登山口まで歩かないで済んだのですが、残念ながら休日は朝早くのバスがない模様。仕方ないので徒歩で向かいます。
金時山への登山口は、手前から金時登山口、神社口、乙女口がありまして、せっかくなので乙女峠に上って尾根伝いで山頂に向かおうと、乙女口を目指します。ただ地図をよく見ていなかったことが原因で、登山口を間違えるという大ミス!
よく見ると神社口と乙女口の間に林業用舗装路があり、そちらの入り口にも「金時山→」の文字が。神社口を通り過ぎたから、これが乙女口だろうと早合点して侵入し、結局、そこから合流した神社口からの登山路で登ることに。
(結果的には、タイムスケジュールは早まったのですが、残念)
さらにミスの2つ目はデジカメの充電を確認してなかったことによる登山開始早々でのバッテリー切れ。ケータイにもカメラが付いてはいますが、やはり撮りたい時にさっと取れるデジカメのほうが・・・。(あとケータイカメラは頻繁に写真に指がかかっちゃうので苦手)
そんなアクシデントにショックを受けながらも金時山には早々に到着。朝早いのに結構な人が休憩していました。促されて登頂者記名簿に名前を記したのですが、何気なくパラパラと他のページを眺めてビックリです。この記名簿、登頂回数を書く欄があるのですが、かなりの方の回数が3桁、4桁に達しています。なんですかこれ、他の山に浮気せずに毎日せっせと登っても数年がかりですよ。金時山ファン多すぎです。
山頂では箱根の山々や芦ノ湖は見えましたが、肝心の富士山は完全に雲の中。仕方ないので富士見の名所をあきらめて出発です。いったん来た道を戻って分岐から明神ヶ岳方面に進みます。このルートはササ藪に一本道を引いたようなわかりやすい道で、アップダウンはありますがなかなか歩いて楽しい道のりでした。途中の小ピーク2箇所からは、金時山がきれいに見え、その向こうに重なるように富士山が見えるので隠れた撮影ポイントですね。
火打石岳は全く目立たない山で、道もピークを巻いているため看板がなければ気付かない気がします。ここを越えると、箱根の山を右手に眺めながらの実にいい登山道が始まります。さえぎる樹木が少ないので妙に空が広く感じられ気分が良くなります。山頂近くでは、左手の丹沢方面の景観も得られるため、360度山に囲まれているような景色が楽しめるのも良いですね。
明神ヶ岳で昼食をとって進むと、東南へ進路が変わります。アップダウンが多く景観もないので自身の位置が掴みにくいですが、ほぼ一本道ですので迷うことは心配ないと思います。むしろ道が赤土の斜面だったりしますので滑りやすく転倒の危険が大きいかと。(一回、両足スリップして1mくらいずり落ちました)なお、明星ヶ岳に着くまでに2箇所、強羅駅に向かう別ルートがありました。
明星ヶ岳は道の脇に数メートル入った小路に、山頂表示と祠があります。そこで休憩している二人組がいらっしゃらなかったら気付かなかったかもしれません。
これ以降は長い下りです。路傍の仏像を越えたあたりで分岐があり、その片方の道が大岩と倒木でふさがっているところがありました。行き止まりではなく、こちらを乗り越えて行くのが正しいルートのようです。1時間ほど景観もなくだらだらと下りると、一度車道に出ます。なおこのあたりで雑な下り方をしてしまったためか左膝に痛みが発生。ペースがガクンと落ちました。車道をさらに東に900m進むと、塔ノ峰へ向かう登山道が現れます。塔ノ峰への山頂は10分も歩けば到達しましたが、周りに何も見えず休憩するようなスペースでもないのでそのまま進みます。
塔ノ峰を下るルートは、道がくねくねと蛇行しているのに加えて、トレースがしっかりしていないので、気を抜くと道でもなんでもない杉林に入り込んでしまいそうです。暗くなってからだと通り抜けられるか不安があるルートですね。
阿弥陀寺まで到達すれば、あとは荒い仕上がりで舗装された参拝路をたどるだけですので特に危険はないかと思います。
なおこの時点で登山開始から8時間経過し、脚の疲れと膝の痛みでフラフラでした。阿弥陀寺参拝口を出てすぐに待ち構えたように日帰り温泉「箱根湯寮」があったのはホントに助かりました。
今回の登山は、登山口を間違えたり、バッテリーをチェックし忘れたり、危険な転び方をしたり膝を痛めたりとなかなか満足とはいえない出来となりましたが、やはり縦走の楽しさを味わえたので行ってよかったと感じています。
なお、金時山は大人気ですが、明星ヶ岳より東側のルートは地味で景観もない苦行のような道のり、しかも歩く人は非常に稀な孤独なルートですのでご注意ください。
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