北海道遠征13日目 羅臼岳 フレペの滝
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,481m
- 下り
- 1,463m
コースタイム
4:30 起床
5:02 登山開始
5:34 オホーツク展望
6:13 弥三吉水
6:56 トイレブース〜7:01
7:14 大沢
7:28 羅臼平
7:52 岩清水分岐
8:18 山頂〜8:50
8:10 岩清水分岐
8:20 羅臼平
9:51 トイレブース
11:07 オホーツク展望
11:35 駐車場着
フレペの滝
13:13 登山開始
13:35 フレペの滝〜13:49
14:10 駐車場着
天候 | 登り始めは濃厚な雲に包まれていたが、山頂付近で一気に青空へ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
目の前が川になっているので切り返しも困難。 地の涯の駐車場は使用禁止なので、その周りにある未舗装の場所の奪い合いっぽいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありませんでした。 |
写真
感想
台風の悪天候を終え、その間に周った観光もひと段落。
いよいよ登山モードに戻ります。
最初に選んだ山は、日本最後の秘境、羅臼岳。
もちろん流れ的に行動しやすい位置にあったことが大きな理由ですが、
この山は登山を始めるずっと以前から興味があった山でもあり、
絶対に絶対に快晴の日に登りたいと願っていたのがメインの理由になります。
天気予報を何度見ても「明日は快晴!」これは羅臼しかない!
いつも通り、前夜に最寄り駐車場へ到着。
木下小屋前の少ない場所を確保成功。
朝目が覚めると、なにやら気持ちよい空ではありません。
どんよりと曇っていて、この日に登ろうかどうしようか迷ってしまうほど。
お隣の斜里に行くか?
しかしここまでの道のりを考えると引き返すのももったいないので準備してスタート。
普段の3倍の熊鈴をつけ、ヒグマ生息密度世界一!のエリアに突入。
まずはいつも通りの樹林帯…と言いたいところですが、この山はなにか違う!
本州から北海道へ上陸し「やっぱり山の雰囲気ちがうんかな〜?」と思ってはいたものの、
今まで登った山々ではそれを感じず、樹林帯はそう変わらないものだと思っていたところにこの大きな変化。
やはりここは手つかずの大自然、原生林が物語っている通り、生態系が違うのでしょう。
飽きのこない樹林帯はとてもありがたく、疲労を感じないまま進みます。
しかし上を見上げるとがっかりしてしまうほどのガスりっぷり。
大沢に出ると、今までの樹林帯歩きとはがらっと変わった岩場の急登に入ります。
長い期間、スタートからゴールまで見渡せる一直線の急登。
きついことはきついのですが、やり甲斐も強く、不思議と頑張れちゃう名急登。
あと一息でこの坂も終わる!
その時です。
背中から今まで体験したこともないほどの突風が吹きぬけました。
その位置が、風が強い位置なのか、それとも今吹いたのか判断はつきませんが、
見る見るうちに厚く重い雲が流れていきます。
そして大沢を抜け、平地に出たとほぼ同時に広い青空が!
右手にはくっきりと姿を見せてくれた羅臼。左手には三峰?がこれまたくっきり。
羅臼平から右折し最後の登りあげ、斜度もあり足場も悪くきつめなのですが、
気持ち的にはもうスーパーハイテンションのため疲れも吹き飛びました!
明らかに浮足立っているハイペースをなだめながらの登頂。
知床半島の先端方面へ続く縦走路、どこまでも広がるオホーツク海、
背中には斜里岳をはじめとする山々や湖。
海を挟んで国後島もしっかり見ることが出来ました。
風が強い山頂で、でも小1時間ほど貸し切りを堪能。
いつまでもここにいたい気持ちを切り替えて下山を開始。
熊に遭わないことだけを願い来た道を折り返します。
別の方に聞いた話、登りで大きなヒグマに遭ったそうです!
問題なく下山。
地の涯にてさっぱりと汗を流し、知床自然センターへ移動します。
徒歩20分ほど、まるでアップダウンのない易しい道を歩くと辿り着くフレペの滝。
この滝は川がなく、断崖絶壁から突然湧き出す水でのみ作り上げられている滝なのです。
今までにこんなところは見たことがなく、ただただ不思議な光景でした。
自然センターに戻ってきて、館内をかるーく一周。
のつもりが、何から何まで興味を引く内容で、片っ端から展示品を熟読。
有料のショートムービーまで観て、大満足!
とても勉強になりました!
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