北海道遠征14日目 大増水の斜里岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,094m
- 下り
- 1,093m
コースタイム
5:13 登山開始
6:06 下二股
6:54 熊見峠〜7:03
7:35 上二股
7:58 稜線分岐
8:12 山頂〜8:35
8:46 稜線分岐
9:04 上二股
9:07 竜神の池分岐
9:10 竜神の池
9:13 竜神の池分岐
9:41 熊見峠
10:14 下二股
10:57 駐車場着
天候 | 気持ちよい快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
協力金の100円が必要です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
増水時の徒渉、命からがらといった感じでした。 |
写真
感想
羅臼のお隣、斜里岳。
屈斜路湖から羅臼に向かう途中、初めて斜里岳を生で見て
「なんて格好いいんだ!」と思いました。
鋭く天を突く鋭鋒、さすが百名山。
清岳荘駐車場までは約8kmほどの砂利道を通りますが、
今まで体験した悪路と比べて随分きれいなので心配いりません。
駐車協力金100円、車中泊500円。
トイレ利用料100円程度の協力金。
駐車場は舗装されていて、靴を洗う水とタワシも用意されていてありがたいです。
入山届を記入し、いざ出発。
ほんの少し山道を進むと、一度林道に出ます。
先ほどの砂利道の延長ですね。
また少し進むと本格的な山道にはいって、いよいよスタート感。
ほどなく沢にぶつかり、その沢を右手に際にそって歩きます。
ここは沢靴の必要がなく、石の上をトントンと越えていく徒渉箇所がたくさんある登山道。
「トントンと越えられるって本当かな〜?」と疑ってしまうような水量水勢。
いよいよ渡るときがきました。
嫌な予感は的中。先日の台風の影響でしょう、ものすごい増水感。
のちに会う、ガイドさんの声
「これは通常の3倍以上の増水ですね!こんなの初めてです。」
のちに会う、この山の常連さん3人組の声
「旧道を歩いてきたけど、恐ろしかったー!!」
のちに会う、初斜里で旧道を歩いてきた単独男性の声
「何度も沢に落ちました…」
結果的に知ったわけですが、まあとてもとても増水してしまっている沢。
斜里岳の醍醐味でもある、沢渡りの旧道を登って、ノーマル登山道を下るというコース。
まずはその分岐点までで大苦戦。
ぎりぎり頭一つだけでた岩、そして次の一歩は完全に水没。
そこに足を乗せて滑らないのか?それとも確実に滑らない点に足を濡らしつつも着地するか…
帰りに数えたあやふやな記憶だと全部で13回、
「もうこれで終わってくれ…」とハラハラドキドキの徒渉が終わり、
分岐点に来た時は「旧道になんか行くもんか」と固い決意が。
残りの道は問題点なく快適に進めました。
まあ新道を登る場合、かなりきつい登りになってしまうのですが、
あの恐ろしい沢を考えたら何でもないきつさなのでへっちゃらです!
熊見峠を越えると一気に展望が開け、斜里岳も登場。
天候は素晴らしく、残りの登りも一気に詰めます。
上二股からしばらくは、先ほどの沢の中を、といってもこちらは水深が浅く、
普通にトコトコ歩いても問題ない程度の沢の中を上流へ向かいます。
左へ折れると一気に急斜面。きついなきついなと思っていたら胸突八丁の看板。
きついわけです。
稜線に出るともう30分未満。
きつさも和らぎ、無事登頂。
山頂からは斜里の街が見渡せ、昨日の羅臼、明日の阿寒の大展望。
毎度の貸し切り山頂を後にし、すれ違う人たちに旧道の情報を聞いてまわった結果、先ほどの答え。
もちろん帰りも新道を通りますが、来るときに気になった竜神の池に立ち寄ります。
右折し、3〜5分で到着する小さな池。でも水の濁り度ゼロの綺麗な綺麗な池でした。
また沢にぶち当たり、来る時も越えられたんだ!帰りも頑張るぞ!と奮い立たせなんとかギリギリクリア。
また今度来る機会があったらぜひとも旧道を歩ける条件の日に当たりますように!
下山後、明日の阿寒に向かえばすぐなのですが、
ここが一番サロマ湖に近づいている地点。
かなり遠目ではありますが、頑張って大移動。
サロマ湖を紋別側でオホーツクへ。
すると竜宮台という、サロマ湖とオホーツク海とがくっついている地点に行くことが出来ます。
しかし、希望していたイメージの地点とはだいぶ手前で立入禁止に。
やや拍子抜けして、やっと阿寒湖へ方向転換。
遠かった…
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