蝶ヶ岳【三股・林道ゲートからピストン】
- GPS
- 25:32
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,420m
- 下り
- 1,413m
コースタイム
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 4:57
天候 | 一日目:曇り時々雨 二日目:晴れ後曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
AKU クレスタGTX
|
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感想
先週歩いた槍ヶ岳から穂高岳までの縦走ルートを一望しようと蝶ヶ岳にテント泊をしに行ってきました。
日本列島に停滞前線が居座り、天候が安定しないなか、直前に好天の兆しがあったので敢行しました。
三股から林道を歩き始めた時点で、稜線には雲がかかっていました。本沢を渡り、登山道を登っていき、ひとつ目の急登を終えたまめうち平を過ぎたあたりは完全にガスの中でした。
このルートは急登となだらかな登りがはっきりと分かれていて、登山道が山腹に付いていたり、尾根を登ったりと、特徴的なので、自分がどのあたりを歩いているか、あとどのくらいでどの場所に到着するかがわかりやすく、とても素晴らしいルートだと思います。
水場を過ぎたあたりで雨がポツポツと降りだしたので、ザックカバーなどレイン装備を整え、ふたつ目の急登の木段を頑張って登ると、高木がまばらになり、樹木の高さも低くなり、森林限界に達したことがわかります。
大滝山への登山道を分けて、ルートは北を指して登っていくと、左手の大きな膨らみが蝶ヶ岳の頂上になります。傾斜を登りきると、蝶ヶ岳の稜線がまっすぐ北に伸びていく眺望が広がり、赤い屋根の蝶ヶ岳ヒュッテが目にとまります。
ザックを置いて、西側の蝶ヶ岳の頂上に向かい、槍ヶ岳や穂高岳の眺望を堪能しようとしましたが、3,000メートルを超えるあたりはきれいに雲がかかっていて、ちょっと残念でした。
ひととおり眺望を楽しんだ後、ヒュッテで幕営の手続きを行いました。
テントを設営すると雨が降り出したので、夜までテントの中で過ごし、結局夕食もテントの前室で調理しテント内で食べることになりました。
夜は風もほとんどなく、深夜になると雲が完全になくなり、満天の星空が、全天に広がっていました。普段は見えない小さな星々もしっかりと見えました。
朝は、東方面に雲海が広がり、雲間からの御来光を拝むことができました。
槍ヶ岳から穂高岳までの稜線の雲も少なく、槍ヶ岳の穂先や奥穂高岳の頂上もそれぞれ見ることができ、大キレットの全貌も確認することができました。
陽が昇り、温かくなってから朝食を食べたり、濡れたテントを干したり、ゆっくり過ごしながら、8時前に撤収して下山を開始しました。
下山は、濡れた木段や木の根っこに足をとられないように注意しながら歩き、無事に三股まで下山することができました。
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