山行記録: 水無川水系 セドノ沢右俣

コースタイム

戸沢駐車場7：53～水無川～8：30セドノ沢二俣～9：50右俣大滝35ｍ11：00
～11：43政次郎尾根下山口手前10ｍ付近12：13～政次郎尾根～13：00戸沢

天候	晴
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コース状況／危険箇所等	遡行グレード：２級上滝登攀グレード：Ⅳ級＋（大滝左壁～落ち口トラバースルート）

感想

前夜遅くに戸沢に入り車中仮眠。翌朝は天気予報通り曇っているが明るい。
睡眠不足がたたってか幾分足が重いながらも意外と早くセドノ沢を右と左に分ける
二俣着。右は初めてなので大滝がどんなものかドキドキ歩く。
すぐに8ｍ滝。流芯左の凹角を登るがややいやらしい（III＋？）。またすぐに８ｍ滝。
これはシャワーで右を直登。何となくこいつもいやらしい。
ようやく足も慣れてきた頃２段13ｍ滝。右側が優しい感じで今日の滝では一番容易。
しばらく歩けば正面に本日のハイライトとなる２段35ｍの大滝が堂々と姿を現した。
気合を入れてKAMOGがリード。岩塔右の凹角を８ｍ上の中段テラスへ。思ったより
ヌメっているので最初から慎重にホールドを探る。そのままテラス左側のフェースへ
取り付く。ホールド、スタンスは細かいながらもしっかりしている。
滝の落ち口左にある目立つ立ち木まであと5ｍ程度からヌメリ度が増してきて
スタンスもやや苦労気味。立ち木にセルフを取りホォ～と一息だ。下を除けば後続の
パーティがいつの間にか上を見上げていた。さすがに高度感がある。
セカンドのKEROは立ち木からそのまま滝の落ち口に向かってリード交代。
ここのトラバースは一目で見てもヤバイ所だ。（俺は絶対リードしたくない^^;;）
数ｍのトラバースがハイライト中のハイライト。残置はあるがバランスが微妙だ。
トラバースルートの上方の小枝になぜかスリングが残置されていた。
（はるか遠くで手も届かないし、あれはいったい何に使ったの？？）
何とか落ち口に出て次の10ｍは右側カンテを登って今日の核心部は終了を告げた。
この滝は直登とトラバースを入れれば確かに水無川水系で一番難しい滝だと思う。
何となく充実感^^/
更に詰めれば顕著な二俣。政次郎尾根を降りたかったのでここは右沢へ。
簡単な5ｍ程度の涸滝（今日は少し水量があった）を越えれば源頭の様相を呈して
くる。常に右側の本流を詰めれば政次郎尾根登山道最上部に飛び出す。表尾根縦走
路までは約10ｍの所だった。
戸沢に下りて管理人のおばちゃまからお好み焼きをご馳走になる。
（おいしかったよ～ホント！）
下山後、大倉の登山スポーツセンターにて県連の制動確保講習を受講している７名と
葛葉川本谷を遡行してきた４名と合流してカンパイ！！