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記録ID: 350976
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ハイキング
谷川・武尊

天高く秋空の上越国境(土合駅-白毛門-笠ヶ岳-土合駅)

2013年09月28日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.8km
登り
1,365m
下り
1,368m

コースタイム

8:40 土合駅 -- 9:00 白毛門登山口 -- 10:50 松ノ木沢の頭 -- 11:30 白毛門山頂 -- 12:30 笠ヶ岳山頂 -- 13:20 白毛門山頂 -- 15:20 土合駅
天候
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
上越線 土合駅
コース状況/
危険箇所等
・白毛門登山口は土合橋の横にあるレストラン手前を右に入り、駐車場の奥へ進んだところにあります。国道には案内板が無いので分かりにくいです。
・トイレは土合駅にしかありません。
・水上温泉街は水上駅から徒歩10分ほどです。今回利用したホテル聚楽は駅から一番近い所にあります。日帰り入浴1000円(フェイスタオル・バスタオル付き)、18時まで。
越後湯沢駅で新幹線から上越線に乗り換えます。
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越後湯沢駅で新幹線から上越線に乗り換えます。
土合駅に着きました。上り列車で到着したので長い階段はありません。
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土合駅に着きました。上り列車で到着したので長い階段はありません。
下りホームから改札口への通路が国道を跨いでいます。
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下りホームから改札口への通路が国道を跨いでいます。
上り線の清水トンネル坑口。
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上り線の清水トンネル坑口。
国道から望む白毛門。
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国道から望む白毛門。
登山口に着きました。馬蹄形縦走路の案内板と登山ポストがあります。
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登山口に着きました。馬蹄形縦走路の案内板と登山ポストがあります。
登山口の近くを流れる東黒沢。
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登山口の近くを流れる東黒沢。
白樺の林を登って行きます。
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白樺の林を登って行きます。
石の上に木の根が張り出して歩きにくい…
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石の上に木の根が張り出して歩きにくい…
イクラくらいの赤い粒が葉っぱの上に? 調べたら虫こぶと言うもので中にはイモ虫が(汗
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イクラくらいの赤い粒が葉っぱの上に? 調べたら虫こぶと言うもので中にはイモ虫が(汗
ようやく最初の平場に着きました。
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ようやく最初の平場に着きました。
目の前に天神平が見えます。あれが西黒尾根か〜
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目の前に天神平が見えます。あれが西黒尾根か〜
高い木が減って岩場や灌木が増えてきました。
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高い木が減って岩場や灌木が増えてきました。
リョウブとトラマルハナバチ。リョウブの葉はまだ青々としています。
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リョウブとトラマルハナバチ。リョウブの葉はまだ青々としています。
だいぶ登ってきました。土合駅やロープウェイ乗り場が見えます。
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だいぶ登ってきました。土合駅やロープウェイ乗り場が見えます。
松ノ木沢の頭に到着。森林限界を超えて見晴らしが良くなりました。
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松ノ木沢の頭に到着。森林限界を超えて見晴らしが良くなりました。
谷川岳は山頂だけ雲がかかっているようです。真ん中に一ノ倉沢の雪渓が見えます。
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谷川岳は山頂だけ雲がかかっているようです。真ん中に一ノ倉沢の雪渓が見えます。
あのでっぱりが人の顔に見えるような…
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あのでっぱりが人の顔に見えるような…
髪の毛が志茂田景樹みたいな派手な人面岩でした…
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髪の毛が志茂田景樹みたいな派手な人面岩でした…
山頂まであと少し。
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山頂まであと少し。
白毛門頂上に着きました、眺めは最高です! 谷川岳も雲が取れたようですね。
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白毛門頂上に着きました、眺めは最高です! 谷川岳も雲が取れたようですね。
左から燧ケ岳、至仏山、日光白根山、武尊山。北関東の名山が一望です。
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左から燧ケ岳、至仏山、日光白根山、武尊山。北関東の名山が一望です。
白毛門から望む笠ヶ岳と朝日岳。
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白毛門から望む笠ヶ岳と朝日岳。
紅葉が始まっていました。
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紅葉が始まっていました。
気持ち良い稜線歩きです。
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気持ち良い稜線歩きです。
季節外れのイワカガミが1本だけ咲いていました。
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季節外れのイワカガミが1本だけ咲いていました。
一面のクマザサが風に波打っています。
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一面のクマザサが風に波打っています。
どんどん登って…
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どんどん登って…
誰もいない笠ヶ岳山頂に到着、360度の展望です!
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誰もいない笠ヶ岳山頂に到着、360度の展望です!
新潟方面の眺め。上越国境の壁が一望できました。
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新潟方面の眺め。上越国境の壁が一望できました。
さらに右には朝日岳。歩きたくなる道が続いています。
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さらに右には朝日岳。歩きたくなる道が続いています。
奥の山塊は巻機山です。
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奥の山塊は巻機山です。
前の写真の左端あたりをズームすると、清水峠にあるJRの監視小屋(三角屋根)が見えました。
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前の写真の左端あたりをズームすると、清水峠にあるJRの監視小屋(三角屋根)が見えました。
下山開始、来た道を戻ります。
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下山開始、来た道を戻ります。
もう花は少ない…これはツルリンドウ。
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もう花は少ない…これはツルリンドウ。
いつか歩きたい朝日岳を振り返る。
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いつか歩きたい朝日岳を振り返る。
赤城山を正面に稜線を下ります。
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赤城山を正面に稜線を下ります。
見上げる秋の空。
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見上げる秋の空。
白毛門を通過。
どんどん下りて行きます。
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どんどん下りて行きます。
小さいヤマカガシ。道の真ん中で日光浴をしているので踏みそうになりました。
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小さいヤマカガシ。道の真ん中で日光浴をしているので踏みそうになりました。
列車の発車10分前に土合駅前に着きました。ギリギリです…
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列車の発車10分前に土合駅前に着きました。ギリギリです…
水上駅から利根川沿いの遊歩道を歩いて温泉街へ。
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水上駅から利根川沿いの遊歩道を歩いて温泉街へ。
廃吊り橋です。対岸の温泉街へ行けないので復活させてほしい。
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廃吊り橋です。対岸の温泉街へ行けないので復活させてほしい。
温泉街は寂れていました。写真に写っている建物は全部廃墟です。荒れ放題だし景観もよろしくないですね。
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温泉街は寂れていました。写真に写っている建物は全部廃墟です。荒れ放題だし景観もよろしくないですね。
こちらは営業中、ホテル聚楽。日帰り入浴1000円でした。
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こちらは営業中、ホテル聚楽。日帰り入浴1000円でした。
電車の時間までホテルのロビーで過ごします。湯上処は畳じゃないと落ち着かない…
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電車の時間までホテルのロビーで過ごします。湯上処は畳じゃないと落ち着かない…
水上駅に戻ってきました。駅舎は改修工事中。
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水上駅に戻ってきました。駅舎は改修工事中。

感想

9月最終週の週末。グループ登山で谷川岳に登る予定でしたが、直前で他の方の都合が悪くなり、単独行になりました。

日本三大急登の西黒尾根に初挑戦! のはずでしたが、紅葉が始まった週末の谷川岳は恐ろしく混雑するのでは…と考えて、今回は湯檜曽川を挟んで対峙する白毛門に登ることにしました。

登山口からいきなり急で、根っこや浮石がゴロゴロして歩きずらいです。電車を降りたときは涼しく感じましたが、登り始めてすぐに暑くなりました。松ノ木沢の頭までは休憩ポイントは1カ所の平場しかないのですが、樹林帯の道は時々展望があって足を休めました。

標高1500mの松ノ木沢の頭で森林限界になり、灌木とクマザザの斜面になるのは谷川岳と同じです。数か所の岩場をよじ登って白毛門の山頂に立つとそこは360度の展望台。珍しく午前中に雲がかかっていた谷川岳も、正午ごろには山頂が見えていました。

山頂から先、笠ヶ岳まで往復するか下山するかの判断をしなければなりません。というのも土合駅15時半の水上行きの電車に乗らないと次は3時間後。ロープウェイ乗り場からのバスに乗る手もありましたが、温泉に行くには時間が厳しいので却下。

登りはCT−1:00だったので(CTが長い?)、下りで30分巻けば笠ヶ岳への往復の時間を捻出できる・・・こんな天気もそうそう無いので頑張っとこう、と白毛門を出発しました。

笠ヶ岳へのルートはほとんど人影も見えず、雄大な自然の中を歩く極上の道でした。静かな山頂からは遠く六日町の水田が黄金色に輝いて見えました。電車の発車時刻まで3時間、下山開始。

人が少ないせいか、マムシとヤマカガシが登山道で日光浴をしているのを何回か見ました。土の色と似ているので踏んづけてしまいそうで焦ります。小さいとはいえ毒蛇なので…。白毛門、松ノ木沢の頭、樹林帯の平場の各チェックポイントで時間を確認し、ペースを調整しながら土合駅に発車10分前に着きました。

水上温泉のホテル聚楽は広々して気持ちよい温泉でした。それにしても水上温泉の廃れ具合は行く度に気になっていましたが、温泉街に活気が無く廃業したホテルなどの大きな建物がそのまま残っているので、一層寂れた感じがします。水上駅に戻って買い物をしようと思ったら、駅前に並ぶ商店は17時で閉店して何も買えず…。

谷川岳の壁が雲を遮ってくれたおかげか、一日中秋晴れの下を歩くことができました。

谷川岳(西黒尾根)と白毛門を、登山口から山頂までの勾配で比較してみます。実際には登山道の状態や緩急の割合が異なりますが、[(山頂の標高−登山口の標高)÷地図上の距離]でおおよその勾配を求めることができます。

 谷川岳:(1963m−800m)÷3.0km≒38.8%
 白毛門:(1720m−688m)÷2.7km≒38.2%

となり、ほぼ互角。38%とは100m進むと標高が38m上がる斜度で、スキー場のゲレンデに例えるなら斜度20〜22度の中級コースを真っ直ぐ登っていくのと同じ・・・といってもピンと来ないですね。

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コメント

単独だったとは!
ずいぶん前から山行計画あげていらしたので、楽しみにしていた
のですが・・・
急遽、単独だったとは

いまだ未踏の谷川岳。
紅葉の時期は大混雑で避けるべきかと思いきや、少し早めの笠ヶ岳は
誰もいない独り占めだったとはラッキーでしたね
しかもいつもながらのharedoriパワーで

そろそろ雁ケ腹組の招集がかかるのでは⁈と、またご一緒できる日を
楽しみにしています
2013/9/30 7:14
>Liccaさん
1度は悪天候で延期になり、今回天気は良かったのですが
他の方の都合が悪くて単行になりましたsweat01

谷川岳はロープウェイ経由で一昨年と昨年登ったので、
今回は前々から気になっていた白毛門にしました。

白毛門も笠ヶ岳も人が少なくてのんびり歩きたいところでしたが、
上越線の本数が少ないので慌ただしい山行になってしまいましたrun

雁ケ腹組の集いも晴れるといいですねsign01
(晴れパワーを充電しとかねばthunder
2013/9/30 22:34
ご迷惑おかけしました
せっかくの晴天 にもかかわらずすみませんでした。
谷川ではなく白毛門にされたんですね

なるほど、秋晴れ だからこそ
谷の反対側から谷川の峰々を眺めるというのは
ステキですね〜
単独行・行き先変更でむしろ正解かも

また来年、再企画ということになりましたら
改めて宜しくお願いします

ちなみに、もともと18きっぷ企画としていたので、
各駅の始発 に間に合う上野に出やすい人で
計画していました。
ただ次回(来年)企画成立時に新幹線組が出るようでしたら、
Liccaさんも是非どうぞです〜
(こんなところでお声掛け
2013/10/1 15:01
>guruさん
こんばんは、珍しく週末だけ晴れましたね。
今回は1人で山行を楽しんでしまい恐縮ですsweat02

白毛門もかなりの急登で、西黒尾根トレーニングの
第二弾になりました。が、来年登る前ににまた練習する
必要があるかもしれません

そういえば谷川岳ツアーは青春18きっぷ企画でしたね。
18きっぷは・・・やはり・・・体力が厳しいので
次回も新幹線組かもbullettrain
2013/10/1 22:54
tabidoriさん、こんにちは!
谷川岳 残念ですね。でもよいお天気で、白毛門の
稜線歩き気持ちよさそうです
しかも谷川岳とか素晴らしい展望ですね。 

谷川岳は前から気になっていたところです。
もちろんロープウェイ利用ですが・・・
解説つきのお写真とてもいいですね
一ノ倉沢がみえるお写真も谷川岳が魔の山といわれる
感じがなんとなく解ります。素敵です。

tabidoriさんは、ほんとによく歩かれ、登られている
のですね。私たちはtabidoriさんの2年前を追う
感じです。かと言って、歳も違いますし2年たっても、
tabidoriさんのようにはなりませんけれど
昔のレコも楽しませて頂き、参考にもなります。
ありがとうございます

水上温泉は行ったことがありませんが、以前テレビで
寂びれてく一方で、なんとか取り戻そうとしている
方々のことを観ました。活気づいてほしいですね
2013/10/2 15:01
>pigeon-yamaさん
谷川岳は最初に登った山らしい山なので、思い入れがあります。
初めて登った時はまともな登山靴も無く、ロープウェイ使ったのに
すごく疲れたのを覚えています

過去の記録を少しずつアップしているのですが、
遅筆なのでなかなか進まず・・・細々と街道歩きもやっているので、
夢は東京から京都までマップの赤い線をつなげることですが、
最近は山登りが多いのでいつになることやら

水上温泉は谷川岳と毎回セットで行っているのですが、
これ以上ないほど廃れていました。
それぞれのホテルの中はきれいで対応も良く、
周りの自然も素晴らしいのに廃墟だらけの温泉街
・・・なんかもったいないですね
2013/10/2 22:54
秋晴れ!
tabidoriさん、こんにちは。
「上野に出やすい人」です(笑)
私もドタキャンしてすみませんでした。
谷川岳と思いきや笠ヶ岳に変更されていたのですね。
終始お天気にも恵まれ、目的変更で大成功ですね
稜線も見事、美しいです。

「虫こぶ」初めて知りました。
私なら「赤い実が落ちてる」で片づけてしまうところ。
勉強になります
2013/10/5 13:24
>上野に出やすいtomonkeyさんへ
こんばんは!
自分は「どこの山へ行くにも遠い人」です(T-T)

午前中は谷川岳に雲がかかっていたのに白毛門はスッキリ
青空で、予定変更が吉と出たようです。
朝も高崎線の快速が走っていればいいのですけど、
帰りは新前橋から快速に乗り換えたら上野まですぐでしたtraindash
ただ、高崎〜大宮あたりまで記憶が無かったですsweat02

虫こぶは虫が産卵すると植物が異変を起こしてあんな形の
コブができるそうです。美味しそうに見えますが、
遭難しても食べちゃダメ絶対、です
2013/10/5 23:40
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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