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記録ID: 353240
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ハイキング
朝日・出羽三山

【東北ワンダー3】月山(志津から山頂往復)

2013年10月04日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
16.0km
登り
1,210m
下り
1,211m

コースタイム

志津キャンプ場駐車場(770m) 6:10 6℃
自然博物園/玄海広場(810m) 6:20
装束場(1345m) 8:30 12℃
金姥(1625m) 9:20
牛首(1695m) 9:45
月山山頂(1980m) 10:30-11:10 6℃
牛首(1695m) 11:50
牛首下分岐(1535m) 12:10
姥沢小屋(1185m) 13:10
大ブナ分岐(830m) 14:10 15℃
出発点駐車場(770m) 14:30
 Total 31,800歩
 累計標高差 上り1210m 下り1210m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
特に危険な箇所はなく、丁寧すぎるほど整備されています。
ただ今回は、上り、下りとも通常のリフト利用ではない道もあわせて歩きました。

上り:志津〜装束場(施薬避難小屋)
 かつては非常によく利用された道であることは歩いてみるとよくわかる。
  ・踏み石が自然石であっても、すべて上面が平に削られて歩きやすい  
  ・石跳川の流れの勾配にそって身体に負担なく数百m登れる
  ・水場が至るところにあり、水筒は最小限ですむ

下り:姥沢小屋〜志津
 たぶん利用者は少ない。ひと気のない道ですが、きちんと草刈りされているので迷う心配はないでしょう。月山のブナ原生林の素晴らしさを体感するのにお勧めのコースだと思います。これからブナが紅葉すると更に見事なはず。
キャンプ場駐車場から10分あまり歩くと、玄海広場(自然博物園)。石跳川沿いの道は実質的にここからスタート
2013年10月04日 06:27撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 6:27
キャンプ場駐車場から10分あまり歩くと、玄海広場(自然博物園)。石跳川沿いの道は実質的にここからスタート
石跳川の水流に沿って、登山路はブナ林の中をゆるゆると登って行きます
2013年10月04日 06:49撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 6:49
石跳川の水流に沿って、登山路はブナ林の中をゆるゆると登って行きます
登山路の敷石は摩耗し苔が生えています。如何にも歴史を感じさせる古道です。
2013年10月04日 06:55撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 6:55
登山路の敷石は摩耗し苔が生えています。如何にも歴史を感じさせる古道です。
倒木にはえたツキヨタケが美味しそう(食べてはダメですよ!)
2013年10月04日 07:12撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 7:12
倒木にはえたツキヨタケが美味しそう(食べてはダメですよ!)
この時期になおアジサイが咲いている
2013年10月04日 07:57撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 7:57
この時期になおアジサイが咲いている
高度を上げるにつれ、ブナは消え、灌木になり、
稜線の一角が見えてきます
2013年10月04日 07:42撮影 by  DSC-WX100, SONY
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10/4 7:42
高度を上げるにつれ、ブナは消え、灌木になり、
稜線の一角が見えてきます
リンドウが群生していました
2013年10月04日 07:51撮影 by  DSC-WX100, SONY
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リンドウが群生していました
振り返ると、谷間の向こうに朝日連峰が眺望されました
2013年10月04日 08:16撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 8:16
振り返ると、谷間の向こうに朝日連峰が眺望されました
装束場の峠も近い(出発から600mほど登りました)
2013年10月04日 08:22撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 8:22
装束場の峠も近い(出発から600mほど登りました)
装束場の施薬避難小屋
2013年10月04日 08:30撮影 by  DSC-WX100, SONY
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10/4 8:30
装束場の施薬避難小屋
装束場の三叉路道標、ここから金姥に向かいます
2013年10月04日 08:32撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 8:32
装束場の三叉路道標、ここから金姥に向かいます
振り返ると、湯殿山
2013年10月04日 08:36撮影 by  DSC-WX100, SONY
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10/4 8:36
振り返ると、湯殿山
金姥の峠まで斜面をトラバース気味に進みます
2013年10月04日 09:23撮影 by  DSC-WX100, SONY
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金姥の峠まで斜面をトラバース気味に進みます
金姥に着きました。ここからリフトで登って来た人たちと合流。急に賑やかになってきました
2013年10月04日 09:23撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 9:23
金姥に着きました。ここからリフトで登って来た人たちと合流。急に賑やかになってきました
月山山頂をめざします
2013年10月04日 09:37撮影 by  DSC-WX100, SONY
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月山山頂をめざします
振り返ると、姥ヶ岳
2013年10月04日 09:36撮影 by  DSC-WX100, SONY
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振り返ると、姥ヶ岳
みんな黙々と登っています
2013年10月04日 09:46撮影 by  DSC-WX100, SONY
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みんな黙々と登っています
登山路はよく整備されていて歩きやすい
2013年10月04日 09:47撮影 by  DSC-WX100, SONY
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登山路はよく整備されていて歩きやすい
だいぶ高度を稼ぎました、遠く朝日連峰も全容が見えてきました
2013年10月04日 10:02撮影 by  DSC-WX100, SONY
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10/4 10:02
だいぶ高度を稼ぎました、遠く朝日連峰も全容が見えてきました
山頂も近い
2013年10月04日 10:03撮影 by  DSC-WX100, SONY
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山頂も近い
山頂手前の歌碑
2013年10月04日 10:26撮影 by  DSC-WX100, SONY
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山頂手前の歌碑
山頂の月山神社
2013年10月04日 10:27撮影 by  DSC-WX100, SONY
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山頂の月山神社
月山神社の北側の岩峰が多分最高点、遠くに鳥海山が見えます
2013年10月04日 10:55撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 10:55
月山神社の北側の岩峰が多分最高点、遠くに鳥海山が見えます
鳥海山をクローズアップ
2013年10月04日 11:09撮影 by  DSC-WX100, SONY
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鳥海山をクローズアップ
南に目を転じれば、茫々たる裾野に連なる峰
2013年10月04日 11:04撮影 by  DSC-WX100, SONY
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10/4 11:04
南に目を転じれば、茫々たる裾野に連なる峰
頂きに立って何を想う?
2013年10月04日 11:07撮影 by  DSC-WX100, SONY
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頂きに立って何を想う?
八紘一宇を唱えるのに、月山山頂は似つかわしいのかも…
2013年10月04日 11:13撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 11:13
八紘一宇を唱えるのに、月山山頂は似つかわしいのかも…
修験者さんもおりました(法螺貝を携行してますぞ)
2013年10月04日 11:16撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 11:16
修験者さんもおりました(法螺貝を携行してますぞ)
山頂で早い昼飯食べて、さあ下山だ
2013年10月04日 11:21撮影 by  DSC-WX100, SONY
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10/4 11:21
山頂で早い昼飯食べて、さあ下山だ
牛首直下の斜面のたたずまい
2013年10月04日 12:02撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 12:02
牛首直下の斜面のたたずまい
アップ!
2013年10月04日 12:01撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 12:01
アップ!
アザミも咲いています
2013年10月04日 11:57撮影 by  DSC-WX100, SONY
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アザミも咲いています
下山路(遠く雲に隠れた朝日連峰)
2013年10月04日 12:04撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 12:04
下山路(遠く雲に隠れた朝日連峰)
ここでリフトで帰る人たちと別れます(ずっと静かになりました)
2013年10月04日 12:11撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 12:11
ここでリフトで帰る人たちと別れます(ずっと静かになりました)
もうすっかり秋の空
2013年10月04日 12:16撮影 by  DSC-WX100, SONY
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10/4 12:16
もうすっかり秋の空
月山湖方面の谷を見ながら高度を下げて行きます(木道が整備されていて、ずいぶん歩き良い)
2013年10月04日 12:20撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 12:20
月山湖方面の谷を見ながら高度を下げて行きます(木道が整備されていて、ずいぶん歩き良い)
2013年10月04日 12:24撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 12:24
リンドウの側の花、名前は?
2013年10月04日 12:10撮影 by  DSC-WX100, SONY
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10/4 12:10
リンドウの側の花、名前は?
池塘にも秋の風
2013年10月04日 12:25撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 12:25
池塘にも秋の風
つい見とれて歩みが止まる
2013年10月04日 12:27撮影 by  DSC-WX100, SONY
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10/4 12:27
つい見とれて歩みが止まる
2013年10月04日 12:28撮影 by  DSC-WX100, SONY
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10/4 12:28
2013年10月04日 12:32撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 12:32
月山の登山路は水が豊富
2013年10月04日 12:50撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 12:50
月山の登山路は水が豊富
姥沢小屋から更に志津温泉へ下る道に入ります(全くひとの気配がなくなる)
2013年10月04日 13:08撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 13:08
姥沢小屋から更に志津温泉へ下る道に入ります(全くひとの気配がなくなる)
志津までブナの巨木がつぎつぎと
志津までブナの巨木がつぎつぎと
これが月山のブナの原生林だ。森はみずみずしい生命の気に満ちている
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これが月山のブナの原生林だ。森はみずみずしい生命の気に満ちている
ブナが、これでもかと続く
2013年10月04日 13:44撮影 by  DSC-WX100, SONY
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10/4 13:44
ブナが、これでもかと続く
倒木には新しい生命が芽生えている
2013年10月04日 13:56撮影 by  DSC-WX100, SONY
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10/4 13:56
倒木には新しい生命が芽生えている
ひとまわり大きなブナの根元に月山荘への分岐を示す板切れ
2013年10月04日 14:09撮影 by  DSC-WX100, SONY
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10/4 14:09
ひとまわり大きなブナの根元に月山荘への分岐を示す板切れ
キャンプ場に飛び出した
2013年10月04日 14:26撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 14:26
キャンプ場に飛び出した
キャンプ場側の地蔵沼、静かなたたずまい。これで本日のトレッキングは終了です
2013年10月04日 14:28撮影 by  DSC-WX100, SONY
10/4 14:28
キャンプ場側の地蔵沼、静かなたたずまい。これで本日のトレッキングは終了です

感想

◇はじめに
 東北の山旅の第三弾は、ちょっと肩の力を抜いて月山を往復しました。
 とは言うものの、通常のリフト利用の山頂往復ではいかにも手応えがないと思い、志津を基点に周回的な往復、約8時間のハイキングでした。

◇上り道
 上りは、玄海広場(自然博物園)から装束場にいたる歴史的な古道。先人の息遣いを足下の踏み石ひとつひとつから感じることのできる道でした。たとえば、上り詰めて行くと、やがて道は沢のなかの大きな自然石を跳び跳びに踏むのですが、その自然石の上面がすべて歩きやすいように水平になっているのです。千年以上にわたるひとの営み、祈りが伝わってくる思いがします。

◇下り道
 下りは、姥沢小屋から志津にいたるブナ林のなかの登山道。道自体はひとが切り拓いたものですが、周りの木々植生は太古からの原生林そのままでしょう。
 だれに出会うこともなく、ひとりでひたひたと歩いていたとき、不思議な体験をしました。いつもなら歩くと大汗をかくわたしが、このときはかいていた汗さえすーと乾くほどに、身体の火照りが収まり、こころ持ちが静かに落ち着いて行くのでした。森林のなかが特に冷えて涼しかったというのではありません。
 ブナの巨木がもたらすみずみずしい生命の気が、わたしを包んでいたように思えるのでした。

以上、安易なハイキングと思っていたのですが、どこかスピリチュアルな経験をした山旅でした。

 ※月山山麓での逗留体験に基づき、森敦があの幽玄な『月山』を生み出せた理由が少しわかるような気がしました。

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