記録ID: 3546815
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ハイキング
道東・知床
斜里岳
2021年09月22日(水) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:09
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,019m
- 下り
- 1,013m
コースタイム
天候 | 朝からとにかく風が強くアタックキャンセルも考えたほど。霧雨も混じり、稜線に出てからは暴風が吹き荒んだがなんとかレインウェアを使用せずに済んだ。 下山する頃には天候も回復、太陽や青空も見えた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
後半約8kmほどは未舗装の砂利道でスピードは出せない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
清岳荘から往路は旧道、復路は新道を選択。 旧道、事前調べで沢登りや渡渉があることはわかっていたが想像以上の難度と数だった。新道も傾斜や路面状況の悪さもあってかなりタフ。天候も相まって相当レベルが高い山に感じられた。 |
写真
4時過ぎに起床。心配していた雨は降らずきれいな朝焼けも見られた。
ただし風が強い!時に車が揺れるほどに。ここでこの風なら山はどうなっているのだろうか…とりあえず登山口のある清岳荘に向かう。
ただし風が強い!時に車が揺れるほどに。ここでこの風なら山はどうなっているのだろうか…とりあえず登山口のある清岳荘に向かう。
30分ほど待つ。あまり状況に変化はないようだが他の皆さんが出発の準備を始めている。自分も行けるところまで行ってみよう。
小屋前にある登山者名簿に記名するも持参した登山届を提出するところがなかった。仕方なくそのままスタート。
小屋前にある登山者名簿に記名するも持参した登山届を提出するところがなかった。仕方なくそのままスタート。
渡渉を繰り返して下二股に到着。
この先は沢歩きとなる旧道か一般登山道となる新道。天候も良くなく風も強い。周囲に自分一人なら新道を選んだかもしれないが、ここまで付かず離れずで一緒にやって来たソロの方2名と相談、予定通り旧道に向かう。さぁどうか?
この先は沢歩きとなる旧道か一般登山道となる新道。天候も良くなく風も強い。周囲に自分一人なら新道を選んだかもしれないが、ここまで付かず離れずで一緒にやって来たソロの方2名と相談、予定通り旧道に向かう。さぁどうか?
そして現れる見事な滝。写真ではわからないが実際はかなりの水量で流れ落ちていく。
これはどこを登って行くのか…一見してではわからないが答えは左奥の草場のさらに奥。一人なら悩むところ、先行してくれる人がいる安心感。
これはどこを登って行くのか…一見してではわからないが答えは左奥の草場のさらに奥。一人なら悩むところ、先行してくれる人がいる安心感。
そして最大の難所へ。
ここはさすがに両手を使って体勢維持しながらでないと無理。ストックを仕舞い、ここまでで最大限に注意して先行者に続いて登っていく。
ここで足を滑らせたら簡単にタヒぬなぁ…そんな怖い考えがよぎる。
ここはさすがに両手を使って体勢維持しながらでないと無理。ストックを仕舞い、ここまでで最大限に注意して先行者に続いて登っていく。
ここで足を滑らせたら簡単にタヒぬなぁ…そんな怖い考えがよぎる。
樹林帯を抜け熊見峠への登りに差し掛かる。再び強風とガスの中に突入!視界もないため淡々と歩いて行く。
晴れていればきっと絶景だったろうけどそれは仕方ない。ただクマが見えないのも困るけど…居てないよね?
晴れていればきっと絶景だったろうけどそれは仕方ない。ただクマが見えないのも困るけど…居てないよね?
ガッスガスの熊見峠を抜けると再び樹林帯の中へ。
ここからが案外大変だった。ゴロッとした岩と濡れた土の道が下二股までの40分間ずっと続いた。傾斜があってズルッと滑りやすく疲れた足に堪える。登りに新道を使うのもかなり大変そう…
ここからが案外大変だった。ゴロッとした岩と濡れた土の道が下二股までの40分間ずっと続いた。傾斜があってズルッと滑りやすく疲れた足に堪える。登りに新道を使うのもかなり大変そう…
登り下りとも2時間半で清岳荘まで戻って来る。出発時、そして山頂での荒天が嘘みたいなきれいな青空。
想像していた何倍もきつくて大変で、そして登頂した達成感のある山だった。無事帰って来られて良かったぁ〜
清岳荘でバッジを購入して斜里岳登山終了!
想像していた何倍もきつくて大変で、そして登頂した達成感のある山だった。無事帰って来られて良かったぁ〜
清岳荘でバッジを購入して斜里岳登山終了!
道の駅パパスランドさっつるに戻りレストランでスープカレー1,078円を注文。登山終わりの体に辛いカレーが染み渡ってめちゃくちゃ美味しかった!
食べた後、今夜の目的地・阿寒湖方向へ向かう。
食べた後、今夜の目的地・阿寒湖方向へ向かう。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
熊鈴
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感想
北海道遠征3日目。
この日は2座目・斜里岳へ。
事前調べでは「渡渉」、「沢登り」のキーワードがヒット。ただどの程度のレベル・難易度なのか、また通常の登山靴でも大丈夫なのかよくわからず。しかも週間天気予報では雨の予想。雨になって水量が増えるということはないのか。わからないことだらけ。まぁ新道の方は一般的な登山道らしいので最悪そちらに回ればいいか、という感じでした。
そして迎えた当日。
雨は降らなかったものの早朝からすごい風!果たして登れるのか?そんな不安を感じながらもスタートできたのは他の登山者の方の存在でした。今日この日に斜里岳に挑戦するのが自分だけではないという安心感。特に登りではソロの方2人とそれぞれがいい距離感で進め、ポイントごとに情報交換できたことで旧道にアタックでき、そして踏破できました。
それにしてもこの旧道、本当にきつかった!そして怖かった!
どの滝も水量があったように感じられたし、また傾斜のある岩場の表面は濡れてとても滑りやすく、一つのミスが即命取りにつながりそうなところばかりでした。普段がどうなのかわかりません。この日が特別困難な状況だったのか、それとも逆にイージーだったのか知る由もありませんが、ただもっと危険さがアピールされてもいいのではないかと思いました。
旧道を登り切った後も暴風吹き荒ぶ山頂アタック、そして予想外にきつかった新道下りもありました。それでもなんとか無事登頂できて本当に良かったぁ。
明日はいよいよ最終日、ここまで来たらなんとしてでも雌阿寒岳にも登ってやる!
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