大霧山。目の前で…もうトレランは許されないところに来ている？！
leseratte
体力度について
- GPS
- 02:43
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 525m
- 下り
- 506m
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| 天候 | 晴れ。直射日光さえ避ければ涼しい。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
※県道11号線定峰峠秩父側は通行止め。アクセスは小川町側か、県道172号線白石峠経由、森林管理道奈田良線で定峰峠まで通行可。 ※定峰峠秩父側通行止めのため、森林管理道高篠峠線入口駐車スペースは使えません。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
おおむね良好。 |
| その他周辺情報 | 定峰峠峠の茶屋は９月２３〜２４日峠の茶屋は臨時休業中。 |
写真
写真は峠に来た小さな秋。
こちらはノコンギク。なんとなくノギクの同定方法も思い出してきました（当然この時季は、野のスミレの同定方法は忘れてる？！）。
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なんとなくノギクの同定方法も思い出してきました（当然この時季は、野のスミレの同定方法は忘れてる？！）。
ここは先週のお話なので台風一過です。予報では台風直撃に警戒とのことでしたが…完全に肩透かしでした。あまりこんなことが続くと、天気予報もほんとうに狼少年になってしまいます。
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あまりこんなことが続くと、天気予報もほんとうに狼少年になってしまいます。
お山のノギクの代表格ヤマシロギクです。なかなかきれいに咲いている姿はみられないものの、なんとなく疎らに咲く姿がいいんだよね（なんでもない花だけど？）。
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なかなかきれいに咲いている姿はみられないものの、なんとなく疎らに咲く姿がいいんだよね（なんでもない花だけど？）。
はぁ…本来ならつぼみが大きく育っていていいはずなのに？この未成熟な個体一つしか見つかりませんでした。
ほんの数年前までポツリポツリと、花の少なくなる秋にかけてこの小さな花が稜線を飾ってくれていたんですが。
近年著しいトレイル拡大によりほぼ全滅です（県絶滅危惧�粁燹法�これ以上の破壊を食い止めなければ…
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この未成熟な個体一つしか見つかりませんでした。
ほんの数年前までポツリポツリと、花の少なくなる秋にかけてこの小さな花が稜線を飾ってくれていたんですが。
近年著しいトレイル拡大によりほぼ全滅です（県絶滅危惧�粁燹法�これ以上の破壊を食い止めなければ…
なんか数年山のノギクの仲間を見続けてきたら、シロヨメナの仲間が微妙に差異に気が付いてしまって、しばらくは「シロヨメナの仲間」…ってことで？！亜種系ってどうも同定しきれないんだよね…やはりPCR検査が必要か？
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亜種系ってどうも同定しきれないんだよね…やはりPCR検査が必要か？
早速「シロヨメナの仲間」…爆。これなんかはさっきのと、ほとんど近いと思うんだけど、でもこっちの群落は花がやたら小粒なんだな〜
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秋の味覚げっと！とりあえず4〜5個ポッケに入れて、残りは復路でじっくり拾おうかと？！（そして後回しにしたことが悲劇を生むことに…？？）。
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とりあえず4〜5個ポッケに入れて、残りは復路でじっくり拾おうかと？！（そして後回しにしたことが悲劇を生むことに…？？）。
とても賑やかな山頂（先週）…い、居場所がなひ？！（いやね？山頂で後から来たお山の大先輩たちのパーティと遭遇したんだけど…そこでピンと来なければいけなかった？）
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（いやね？山頂で後から来たお山の大先輩たちのパーティと遭遇したんだけど…そこでピンと来なければいけなかった？）
ブコーさん（先週）。（復路で拾おうと思っていた山栗の毬が、帰りに見たらあっちもこっちも全部空っぽになってた…そうだよな、あの人たちが見逃すはずないんだよな〜全部やられました…とほほ）
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（復路で拾おうと思っていた山栗の毬が、帰りに見たらあっちもこっちも全部空っぽになってた…そうだよな、あの人たちが見逃すはずないんだよな〜全部やられました…とほほ）
そして…あちこちに点在するようになったメガソーラー…再生エネ促進とはいうものの、既に建設適地のソーラー占有率は世界の主要国中、日本がダントツ一位。要するにこの先メガソーラー増設は山間部開発しか残されていないわけで…
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要するにこの先メガソーラー増設は山間部開発しか残されていないわけで…
うちの方も森林伐採と造成が始まった。再生エネをとるのか環境破壊をとるのか、岐路に立たされているわけだが。現政権も、もし政権交代があったとしても、既成政党の方針では与野党とも環境破壊による再生エネ推進は変わらない。EV政策しかり大衆迎合の、全然エコじゃない似非エコ政策がまかり通っている。なんとかしなきゃいけないんだけど…
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EV政策しかり大衆迎合の、全然エコじゃない似非エコ政策がまかり通っている。なんとかしなきゃいけないんだけど…
そして山頂を後にしますが、この復路で問題の事件が！！！
長い下り坂でジブンも少々速足だったものの、そこを後ろから大外にトレイルを外れてトレイルランナーがジブンを追い越し走り去って行きました。トレイルの外の腐葉土の柔らかい表土は蹴り足で剥がされ、その足跡の先には…確か？？？
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トレイルの外の腐葉土の柔らかい表土は蹴り足で剥がされ、その足跡の先には…確か？？？
あああっ！！まさかとは思ったもののその不安は的中してしまいました…踏み折られてしまっています（環境省カテゴリ絶滅危惧�粁燹法�
トレイル外にある植生をわざわざ踏みにじらなくても…
せめて鈴でも鳴らしてくれていれば、ジブンが大きく外れてトレイルを空けておけたのに？！そしたら踏まれずに済んだんじゃないかと思うと…とてもやり切れません。気が付いた時には遅かった…
と、この日の写真はここで終わってます…
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踏み折られてしまっています（環境省カテゴリ絶滅危惧�粁燹法�
トレイル外にある植生をわざわざ踏みにじらなくても…
せめて鈴でも鳴らしてくれていれば、ジブンが大きく外れてトレイルを空けておけたのに？！そしたら踏まれずに済んだんじゃないかと思うと…とてもやり切れません。気が付いた時には遅かった…
と、この日の写真はここで終わってます…
ちなみに峠の茶屋は今日明日が臨時休業なので、事前に駐車のお願いを済ましています。
ザ・フォッグ…そんな映画もあったっけ。実は先週のトレランで踏みにじられた植物の養生をしておいたので、もしかしたらちゃんと付いているかもと気になってやってきました。
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実は先週のトレランで踏みにじられた植物の養生をしておいたので、もしかしたらちゃんと付いているかもと気になってやってきました。
シカのために全滅です…これも何とかしないと？！
ハタケシメジげっと！まあ見た目だけだとクサウラベニタケとそっくりに見えなくもないんだけど？重さも質感も全然違う。その点、ウラベニホテイシメジの方がさらに間違わないと思うんだけど、毎年被害が…？？？
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まあ見た目だけだとクサウラベニタケとそっくりに見えなくもないんだけど？重さも質感も全然違う。その点、ウラベニホテイシメジの方がさらに間違わないと思うんだけど、毎年被害が…？？？
こちら例によってもシロヨメナの仲間。でもトレイル拡大によってこれもあちこちにあった群落はほとんど消滅…このままでいいはずがない！
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このままでいいはずがない！
見よ！真っ暗な夜の帳の中 燦然と輝くあの星々を！！な〜んて？…シオン属（山のノギク）の学名にある“aster”は、ラテン語で「星」を意味するらしひ。
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な〜んて？…シオン属（山のノギク）の学名にある“aster”は、ラテン語で「星」を意味するらしひ。
感想
正直、これは書く気は当初完全に失せてしまっていて、そのままお蔵入りになるところでした。
なんと、ジブンの目の前で絶滅危惧種の植物が踏みにじられていくのを、成す術もなく見ているしかなかったのですから…
先週踏みにじられたときに撮った写真（しかもピンボケ！冷静ではいられなかったので…トホホ）では、分かりづらいんですけど。茎は折れ、根まで少し引き抜かれ気味で、
このままでは確実に枯れてしまう…
とりあえず茎の部分をまっすぐに固定し直して、根毛と根についた土を傷めないように何とか植え戻しをしておきました。
ほんとうは自然のものを勝手に手を加えるということの是非もあるわけですが、さすがにいてもたってもいられません。
なんといっても、ジブンを抜いていくためにトレイルを外れて走っていたランナーに、目の前で踏まれてしまったのですから責任も感じます。
一応、根付いてくれたようで枯れていなかったのですこしホッとしました。
そこで、なんとか気を取り直して、このことはやはり書いておいた方がいいのかなと、先週のことですがレコにあげることに。
なんといっても、県絶滅危惧や県準絶滅の種でも事ですが、環境省カテゴリRDB入りの種でもあるので問題も大きいです。
もっとも、この春見つけたここ数年見られなくなっていた種の植物の芽吹きも、2種の花は開花をできずに枯れてしまっていたので、本当に根付いてくれているかどうかは長く見守っていかないとわかりません。
秋に咲く花としては、これとは別にこのお山で2種類が姿をほぼ消してしまっています。どちらも近年著しいトレイルの拡幅が原因ですが。
今回も、トレランの人がコース外をしかも表土を削り取って走っているわけで、これがこれだけであるわけもなく、もうトレランという行為がこうした絶滅危惧される植物を絶滅に追い込んでいるといっていい。
そういう意味ではトレラン愛好者や主催者の主張する、ハイカーだってコース外を歩いているじゃないかという指摘も一理あります。
ただ、今回も腐葉土ではありましたが、ランナーの走行によって表土を削り取っていく状況を鑑みると、歩くのと走るのでは違うという部分はあるかとは思います。
もっともジブンは、相手がハイカーでも、ランナーでも、すれ違いや追い越しなど、トレイル上で交錯する場合は植生がない広い休憩場所や山頂広場とかならともかく、シングルトラックのトレイルではジブンから極力大きくトレイルから外れて、相手にトレイルの真ん中を歩いてもらえるようにしています。
少し外れただけでは、相手にも気を遣せてしまって（妙な遠慮？）トレイルの反対側に微妙に外れて歩かれてしまうからです。
よく見るケースではお互いが反対側に外れながら歩くというシーンは、植生環境には一番ダメージが大きくなる。
そのためには、ジブンが植生の中に踏み入ってしまうわけですが、少なくとも少々希少な生息環境の見分けが聞くジブンが踏み入る方が、植生環境へのダメージを最小限にできると思うからです。
ですから、ハイカー同士、もしくはランナーとのスライドでは、極力トレイルを外れない気遣いをお願いしたいと思ってます。
あと、トレランの人にはちゃんと鈴をつけてもらいたいところです。今回は遠間からこちらが気が付く間もなく一気に抜かれてしまったので、何もできませんでした。ジブンの無力さばかりを責めてしまいましたが。
せめて遠くからランナーが近づいてくるのをわかっていたなら、ジブンが大きくトレイルを外れてランナーにはトレイル上を走ってもらえていたら起きなかった事故と言えるのですから…
しかし、トレランという行為自体を考え直さなければ、貴重な植生が次々と失われていくのは止めることはできません。
【過去の記録】
堂平山。ごめんなさい無理です！ トレランとか擁護できなくなりました…
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-961028.html
外秩父…こんなことが許されるのか?! トレラン大会の自然破壊が酷過ぎる！
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1193926.html
外秩父〜トレラン大会の傷痕…こんなのもうやめていただくしかない。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2045210.html
こっそり拍手
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