剣尾山〜横尾山
- GPS
- 02:54
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 618m
- 下り
- 613m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好に整備された一般登山道 |
その他周辺情報 | 能勢温泉 http://noseonsen.jp |
写真
感想
左脚に違和感があるので、温泉に行くついでの短い山行を考える。コロナ禍で緊急事態宣言が出されているので、京都や大阪の温泉は休業しているところが多いが、剣尾山の山麓にある能勢温泉が営業しているようだ。
尾根の取付きの檜の植林帯を過ぎるとすぐにも自然林となる。剣尾山への尾根の末端にあるピークは行者山と呼ばれるところだが、斜面に多くの岩場があるためにそのように呼ばれるらしい。登り始めるとすぐに巨岩の下に線刻された大日如来の磨崖仏が現れる。磨崖仏からは登山道から離れて左手の斜面に行場めぐりがあるようで、急ぐ山旅でもないので立ち寄ることにする。
斜面を進むと次々と巨岩が現れる。岩の上からは早速にも好展望が広がる。行者山を過ぎると尾根は途端になだらかなになる。登山道は道幅が広く、まるで遊歩道の雰囲気だ。
豊かな表情の六地蔵を通り過ぎて、右手の青少年自然センターから登ってくる登山道と合流すると、山中に人工的と思われる平地が現れる。月峰寺の廃寺跡らしい。尾根お周辺にはいくつもの平地があり、かつては多くの堂宇が立ち並んだ大寺であったようだ。多くの小さな石仏があり、この山にお参りした人々の信仰の篤さを感じさせる。
廃寺の跡からはわずかにひと登りで剣尾山の山頂に到着する。我々が到着した時には誰もいなかったが、すぐに反対側の横尾山の方から人が登ってこれらた。
北側には半国高山のなだらかな山容が広がる。その先には京都の愛宕山が見えるのだろうが、この日は空気が霞んでおり、遠望がきかない。山頂を横尾山の方に進むとゴルフボールのような雨量観測所を戴くるり渓の深山が見える。その左手には横長い横尾山が見える。
剣尾山からひとしきり下ると樹林の中に「國境」と刻まれた立派な石標が現れる。丹波と摂津国境ということらしい。現在では府境であるが、よくよく考えると府が隣接するところは府境はここしかない。
前半の風のない尾根から一転し、横尾山への尾根には間断なく涼しい風が吹いている。周囲の林床には竹の低い笹が繁茂し、快適な登山道が続く。鞍部を越えて横尾山の方に進むと、赤松がまばらに生えるススキの原となり、背後に剣尾山の展望を眺めながら横尾山への斜面を登る。
斜面を登りきったところには大きな反射板がある。ここでも大きな「國境」の石標がある。横尾山の山頂は尾根をわずかに南西に進んだところだ。山頂からは北西にススキの原となっており、ススキの彼方にわずかに展望がある。深山の左手には多紀アルプスの鋭鋒群が目に入る。
横尾山の山頂からも快適な自然林の尾根が続く。剣尾山への登山道では数組の登山者達とすれ違ったが、剣尾山から先では全く人とは出遭わず、静かな雰囲気だ。送電線鉄塔の下で休憩しておられる年配のご夫婦に出遭っただけであった。
尾根の末端部は能勢の郷のハイキング・コースとなっているらしい。何本もの登山道があるものの整備されないままに荒廃している道が多いらしく、多くの登山道にロープが張られていた。
尾根筋を辿るルートからは見晴らしがきき、能勢方面の展望を見ながら高度を下げる。
下山後はお目当の能勢温泉に立ち寄る。透明感のある芳香が漂うと思えば、露天風呂の近くの庭園では金木犀がオレンジ色の小さな花を咲かせていた。
お大事に ・・・ ン 立場逆転?
脚はほぼ典型的なハムストリング付着部炎というものです。登山で負荷をかけ過ぎたでしょう。
>・・・ ン 立場逆転?
まだそこまでには至っておりません。
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