天理岳からの両神山
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- GPS
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- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,323m
- 下り
- 1,318m
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| 天候 | 曇りのちガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・日向大谷〜天理岳〜スズクノ頭 ・踏み跡は明瞭だが、所どころ不詳なところがある。 ・ロープ・鎖・梯子・手すりなどは一切ない。(唯一天理岳南峰下のみ鎖有) ・天理岳北峰を降りてすぐの篠竹のところでは道を良く探すこと ・岩場が多く基本的には稜線を外さないこと ・赤テープ・ピンク・黄色・白等のテープを見失わないこと ・スズクノ頭〜前東岳 ・依然として鎖等は一切ない ・急登。但し岩場は無い。いつ岩場が始まるのかと思っているうちに縦走路に出た。 ・踏み跡も細いが迷うところは無い ・七滝沢コース ・「道が崩壊して危険」と書いてあるが、崩壊は2箇所のみ。小さく高巻も無く普通に歩ける ・岩場に鎖が数ヶ所あり、注意が必要。 ・下り勾配がきつく転倒・滑落注意。 ・沢沿いの樹林帯を下る為、曇天の日は暗い。 |
写真
前東岳。八丁尾根の縦走路につきました。入口には「危険」「通行禁止」「自己責任」デンジャラスな表示が2枚、入口をふさいでいます。
4
感想
両神山は、白井差からと石舟沢からと清滝沢コース・八丁尾根コース、
尾ノ内沢コース・河原沢コースと、そっちこっちから登り、
いよいよ天理尾根と七滝沢コースを今回挑戦した。
手元にある「分県登山ガイド��埼玉県の山」93年5月1日発行の初版版には、
「登山道は不詳だ。ヤブの中に踏み跡を探り、岩場を越える熟達者向けのコースだ」とあり、
当時から既に歩く人は少ないコースで、今の同じ本を見ると、
完全に過去の登山道として、今は廃道の一つとして紹介しているにすぎず、
それでもネットで見るとちょくちょく冒険者が踏破していて、
ぜひぜひ自分も行くぞとチャンスを待っていた。
それが今日だと思い立ったのが遅く、日向大谷に着いたのは9:30。
10月10日の元体育の日にもかかわらず、登るにつれて曇り空が小雨に。
奈良尾沢峠に向かう登りから、ハンパ無い急登。
普段ストックは持たないが、この急坂は2本足では間に合わない。
枯れ枝を拾い、急ごしらえの杖にして登る。
三角点峰の手前から、左右が切れ落ちた岩尾根を登るようになる。
岩場も尾根も急坂も一切の鎖・ロープ階段等は無く、
テープを見失わないように目を見張りながら進む。
天理岳の南側のみに唯一の鎖があり、急坂を登る。
北峰からの降り口、下りてからの笹薮の道を探すのに苦労した。
2万5千分の1の地図を磁石と照らして、方向を確認した。
スズノ頭から一旦降りて、急登が続く。
尾ノ内沢コースと同じように、急な岩場と古い鎖と針金の登りが現れると思ったが、
このコースは一切の鎖などの人工物は無く、ひたすら急登の連続で、
滑り落ちそうなところを木の根っこにしがみついて登る。
どれぐらい続くの？と思っている間にひょっこりと前東岳に飛び出した。
天理岳から1時間50ぐらいで縦走路に合流。そこから18分で山頂。
相変わらずガスがかかって視界が悪いがそこから18分で山頂。
山頂は先行者が2人休んでいた。下りるまでさらに5人。平日のせいもあり少ない。
紅葉は、山頂周りのつつじが最も赤く染まって綺麗だった。
下りはこれも初めて歩く七滝沢コースを下る。
このコースも歩く人が少なく廃道化が進んでしまっている感じ。
道は途中確かに急で滑る岩場もあり、危険なことは危険だが、
沢山の滝があって良いコースなのに残念。
日向沢の登山口に貼ってある滑落・遭難・死亡事故の一覧を見たら、
21年から25の5年間で、両神山全体での事故数の多いこと。死亡事故も6件。
これを見ると、危険は回避したい意志も分かるが、道がなくなることはとても残念。
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