鳳凰三山(青木鉱泉基点)


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,958m
- 下り
- 1,955m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
10月の三連休。
行きたい山は数あれど諸事情あって日帰り縛り。
となれば、前回登った甲斐駒のお隣さん、地蔵岳しかない!という結論に。
地蔵岳に登れば、観音、薬師にも足を伸ばしたくなるのが人情というもの。
オーソドックスに青木鉱泉を基点とした周回コースを取ります。
青木鉱泉を基点にドンドコ沢ルートでまずは地蔵岳を目指します。
これは正解でした。沢沿いで名滝が多く、行きのゆとりがある中で楽しめました。
比べ、帰路の中道がつまらない事この上なく・・・。
ただ、後に後悔したのが鳳凰の滝を見逃した事。この滝はルートから少し離れた場所にあったので、回避したのです。
帰宅後どんな滝だったのか検索すると、鳳凰の名を冠するだけはある見事な滝。
おそらく一番見応えのある滝ではないでしょうか。たった10分を惜しんだ結果ですね。
でもこのルートで僕が最も気に入ったのは滝ではなく、鳳凰小屋の直前にある、
小川の流れる開けた場所です。地蔵岳のオベリスクを見据え、針葉樹に囲まれた小川のほとりにいると、
絵画の世界の中に居るようにすら感じられました。
ここテントを張っていいのでしょうか?出来たら最高なんですが・・・。
道中、ある男性の方と挨拶を交わすと、妙な親近感が。聞くと僕の故郷でもある九州から遠征して来たとの事。
そうか、親近感の原因はイントネーションだったのか。
ほんの数言で、普段は使わない九州弁が口を突いて出てくる。
南アルプスの山腹で意気投合し九州弁で語らう男二人・・・。言葉の力って偉大だ。
雲ひとつ無い快晴に恵まれ、初の鳳凰三山は最高の縦走となりました。
花崗岩と白い砂の稜線の縦走は他に無い魅力です。
中でも薬師岳は素晴らしかった。地蔵岳のオベリスクはこの山最大の特徴ですが、
薬師のなだらかで広大な山頂は360度の眺望が広がり、ハイマツと白砂と花崗岩が作り出す景観もそれに勝るとも劣りません。
時間の関係で20分程度しか滞留しなかったのですが、長く留まっていたいと思う山です。
観音岳は・・・実は手前のピークが観音岳だと勘違い。
でも、薬師から見た観音岳は甲斐駒を思わせるような山容でした。
下山後、武田八幡宮近辺の「白山温泉」で疲れを癒す事に。
入浴料¥600也。小さめですが、綺麗な施設。
その隣の蕎麦屋「上小路」に立ち寄る。
正直言ってそんなに期待していない。温泉施設の食事って美味かった試しが無く、そんな勝手な印象で。
案パイと思われる鍋焼きうどんを注文すると、これから麺を茹でねばならず、時間がかかるとの事。
あぁ、予感的中かな・・・、と思いながら、なんとなく「あさりそば」を頼む。理由は今でも分からない。
程なく出てきたあさりそばは鉄鍋にボリュームたっぷり。あさりもわんさか入っている。お、うまそう。
これで¥680なら良いかな、と思いスープを啜ると・・・。
超うまい!なにこれ。
もちろん下山後の空腹で、身体が塩を欲している影響はあれど、あさりの出汁も効いていて、絶妙の味わい。
コストパフォーマンスが高く、大満足!
機会があれば、また行きたいですね。
今回は、混雑していても山頂の標識の後ろに陣取るのは止めたほうがいい、と心から思った山行となりました。
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