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Yamareco

記録ID: 3582064
全員に公開
沢登り
奥秩父

尾ノ内渓谷《ヨセ沢》

2021年10月02日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
04:33
距離
4.7km
登り
714m
下り
705m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:19
休憩
0:13
合計
4:32
距離 4.7km 登り 718m 下り 715m
6:59
7:00
137
9:16
9:30
114
11:23
11:24
4
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾ノ内渓谷第二駐車場に駐める。
コース状況/
危険箇所等
反時計回りに周回。

○ヨセ沢(止セ澤)
見どころ:傳五郎落し(三段8m滝)、二段12m滝。

○ヨセ沢右岸尾根
藪岩尾根でルーファイが難しく、懸垂下降で軌道修正しています。難易度高めの支尾根でした。

尾ノ内沢道と天理岳北西尾根を部分的に歩いていますが、一般ルートではありません。
尾ノ内渓谷スタート
両神の朝は寒いです。
2021年10月02日 06:55撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 6:55
尾ノ内渓谷スタート
両神の朝は寒いです。
吊橋を渡り奥地へ
2021年10月02日 06:58撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 6:58
吊橋を渡り奥地へ
尾ノ内沢道の渡渉ポイントで入渓します。
ここは以前、子らが敗退したところです。そういえば前回の遡行でも、ここから入渓しました。ここは個人的に縁があるところのようです。
ちなみに今回はここへ下り立ちました。
2021年10月02日 07:09撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:09
尾ノ内沢道の渡渉ポイントで入渓します。
ここは以前、子らが敗退したところです。そういえば前回の遡行でも、ここから入渓しました。ここは個人的に縁があるところのようです。
ちなみに今回はここへ下り立ちました。
尾ノ内沢4m滝
ここはシャワクラポイントですが、前日の雨で水量多め&早朝で寒いので巻きました。
2021年10月02日 07:11撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:11
尾ノ内沢4m滝
ここはシャワクラポイントですが、前日の雨で水量多め&早朝で寒いので巻きました。
尾ノ内沢本流
冷たいのと、序盤なので膝上まで濡らさないように進みます。
2021年10月02日 07:16撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:16
尾ノ内沢本流
冷たいのと、序盤なので膝上まで濡らさないように進みます。
階段状
2021年10月02日 07:18撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:18
階段状
ヨセ沢出合 傳五郎落し(三段8m滝)
階段状になっているので水流を直登できます。
それではヨセ沢を遡行してみましょう。はいレッツゴ。
2021年10月02日 07:19撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:19
ヨセ沢出合 傳五郎落し(三段8m滝)
階段状になっているので水流を直登できます。
それではヨセ沢を遡行してみましょう。はいレッツゴ。
滝上には炭焼き釜跡がありました。
2021年10月02日 07:22撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:22
滝上には炭焼き釜跡がありました。
すぐにガレの伏流になります。まさかこれで水は終わりか?と思いました。
2021年10月02日 07:23撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:23
すぐにガレの伏流になります。まさかこれで水は終わりか?と思いました。
岩に囲まれた空間
この辺りでチョロチョロと水流が復活しました。
2021年10月02日 07:31撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:31
岩に囲まれた空間
この辺りでチョロチョロと水流が復活しました。
小滝
2021年10月02日 07:35撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:35
小滝
二段12m滝 下段5m
嬉しい新発見の滝場です。ここはスタンスが細かく苦戦しましたが、なんとか直登。
2021年10月02日 07:36撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:36
二段12m滝 下段5m
嬉しい新発見の滝場です。ここはスタンスが細かく苦戦しましたが、なんとか直登。
上段7m
ここは左フック的に登りましたが、落口付近は難しかったのと高度感ありなので、右へ脱出して巻きました。
2021年10月02日 07:40撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:40
上段7m
ここは左フック的に登りましたが、落口付近は難しかったのと高度感ありなので、右へ脱出して巻きました。
その後も小さな滝場が続きます。
2021年10月02日 07:46撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:46
その後も小さな滝場が続きます。
小滝
2021年10月02日 07:48撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:48
小滝
3m小滝 直登
2021年10月02日 07:54撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:54
3m小滝 直登
4m滑滝 直登
2021年10月02日 07:57撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 7:57
4m滑滝 直登
地形図では広々空間ですが、小さなリッジやらルンゼでガチャガチャです。
2021年10月02日 08:04撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 8:04
地形図では広々空間ですが、小さなリッジやらルンゼでガチャガチャです。
最後の小滝
このあとは泥ルンゼを這い上がりますが、いつもながらの土壁や岩登りがあり気が抜けません。
2021年10月02日 08:06撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 8:06
最後の小滝
このあとは泥ルンゼを這い上がりますが、いつもながらの土壁や岩登りがあり気が抜けません。
振り返るとなかなかの高度感です。
2021年10月02日 08:20撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 8:20
振り返るとなかなかの高度感です。
土壁は手掛かりが乏しいので、土の中に手を突っ込む手バイルを発動。稜線が見えているのになかなか進みません。
2021年10月02日 08:32撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 8:32
土壁は手掛かりが乏しいので、土の中に手を突っ込む手バイルを発動。稜線が見えているのになかなか進みません。
ヨセ沢ノ頭(仮称)
ここで足回りをチェンジして小休止です。適当にデポして天理岳ピークハントへ。
2021年10月02日 08:47撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 8:47
ヨセ沢ノ頭(仮称)
ここで足回りをチェンジして小休止です。適当にデポして天理岳ピークハントへ。
天理岳北峰
尾ノ内由来の石祠が祀られています。
2021年10月02日 09:15撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 9:15
天理岳北峰
尾ノ内由来の石祠が祀られています。
天理岳南峰
こちらは日向大谷由来の御社です。
2021年10月02日 09:17撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 9:17
天理岳南峰
こちらは日向大谷由来の御社です。
天理岳山名板
風化が進んでいますが、味があります。お気に入りのプレートです。
2021年10月02日 09:17撮影 by  iPhone 12, Apple
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天理岳山名板
風化が進んでいますが、味があります。お気に入りのプレートです。
両神山
ここは指折りの展望地です。肉眼では山頂付近が色づき始めているのが確認できました。
2021年10月02日 09:18撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 9:18
両神山
ここは指折りの展望地です。肉眼では山頂付近が色づき始めているのが確認できました。
天理岳北西尾根
VR扱いですがロープやテープで整備されています。
2021年10月02日 09:47撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 9:47
天理岳北西尾根
VR扱いですがロープやテープで整備されています。
ヨセ沢右岸尾根へ
2021年10月02日 09:58撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 9:58
ヨセ沢右岸尾根へ
地形図では広々尾根で楽勝と思っていましたが、実態は藪岩尾根でした。左は崖なので基本は右巻きで進みます。
2021年10月02日 10:07撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 10:07
地形図では広々尾根で楽勝と思っていましたが、実態は藪岩尾根でした。左は崖なので基本は右巻きで進みます。
家サイズの岩塊です。
2021年10月02日 10:09撮影 by  iPhone 12, Apple
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家サイズの岩塊です。
断崖絶壁があるということは…
2021年10月02日 10:16撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 10:16
断崖絶壁があるということは…
八丁尾根北東部の絶景ポイントです。
晴天の日にこれて良かったです。ここでしか味わえない展望を堪能しました。
2021年10月02日 10:18撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 10:18
八丁尾根北東部の絶景ポイントです。
晴天の日にこれて良かったです。ここでしか味わえない展望を堪能しました。
ただしザレ+絶壁なので、立っているだけで怖いです。
2021年10月02日 10:19撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 10:19
ただしザレ+絶壁なので、立っているだけで怖いです。
展望岩の下 巻いた岩壁
このような岩が長い区間続きます。
2021年10月02日 10:21撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 10:21
展望岩の下 巻いた岩壁
このような岩が長い区間続きます。
岩のピーク
巻くか進むかの判断に迷います。
2021年10月02日 10:24撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 10:24
岩のピーク
巻くか進むかの判断に迷います。
進むと絶壁
2021年10月02日 10:30撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 10:30
進むと絶壁
仕方なく巻き直した藪岩
2021年10月02日 10:34撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 10:34
仕方なく巻き直した藪岩
左へ進みたいポイントですが、崖+藪でルートが分からず。
2021年10月02日 10:35撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 10:35
左へ進みたいポイントですが、崖+藪でルートが分からず。
ウロチョロした挙句、5mくらいのポイントを懸垂下降で下りました。
2021年10月02日 10:54撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 10:54
ウロチョロした挙句、5mくらいのポイントを懸垂下降で下りました。
藪岩尾根の迷路を振り返って
初見では難しいルートでしたが、なんとか突破できよかった。
2021年10月02日 11:03撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/2 11:03
藪岩尾根の迷路を振り返って
初見では難しいルートでしたが、なんとか突破できよかった。
最後は鹿トレースを辿り、尾根末端の尾ノ内沢道へ。
2021年10月02日 11:12撮影 by  iPhone 12, Apple
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最後は鹿トレースを辿り、尾根末端の尾ノ内沢道へ。
水量多めの一合滝(一番滝、二番滝)を吊橋で俯瞰してゴールです。
2021年10月02日 11:23撮影 by  iPhone 12, Apple
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水量多めの一合滝(一番滝、二番滝)を吊橋で俯瞰してゴールです。
撮影機器:

感想

ライフワークにしている両神山の探検です。今回の目標は尾ノ内渓谷の右岸枝沢の一つである、ヨセ沢の遡行です。

ヨセ沢は、明治三十六年にこの付近を伐採した伝五郎という山師が滑落したと云う沢で「危ないから入るのは止せ」というのが、沢名の由来とのことです。管見の限りでは遡行記録が無く(遡行対象にされていない)、危険な香りがしましたが、撤退ありきのダメ元で探索してみることにしました。

ソロ遡行としては際どいところもありましたが、二段12m滝など新たな発見もあり、個人的にはかなりの収穫がありました。また、想定外だった藪岩尾根の下山ルーファイについては課題があった反面、軌道修正の対応力を磨くことができたのかなと思います。

時期と晴天に恵まれ、両神山の絶景と探検を楽しむことができました。

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