紅葉ピーク・ドラマチックな秋田駒ヶ岳
- GPS
- 06:19
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 614m
- 下り
- 468m
コースタイム
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 6:57
天候 | ガスのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。稜線や山頂部は強風。ムーミン谷は「クマ出没注意」の看板あり。前日の雨で木道は濡れていたが、傾斜のある場所には滑り止め加工がしてあるので問題なし。 |
その他周辺情報 | 前泊した「駒ヶ岳温泉」は下山後も温泉に入らせて貰えました。(無料) 「駒ヶ岳温泉」は乳頭温泉「鶴の湯」の姉妹館で、夕食後に鶴の湯への送迎バスが出て素敵な秘湯を満喫出来ました。登山を2日目に変更したので朝食をおにぎりに変更してもらい、部屋で食べてから出発しました。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
昼ご飯
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
|
感想
山友3人と紅葉ピークの秋田駒ヶ岳へ。700km近い道のりを9時間掛けてやって来たが、台風16号の影響で10/1の予定を10/2に順延。前泊した駒ヶ岳温泉を5:40に出発し、6:00からのマイカー規制前の5:50に規制ゲートを通過した。車1台がやっとの狭い急坂はカーブが60ヶ所以上もあり、慎重に運転する。7:05に八合目駐車場に到着。先着の車は7台と意外に少ない。濃いガスに包まれて展望は利かない。天気待ちを兼ねて避難小屋1階の休憩所でゆっくりめに準備をする。なかなか天気が好転しないので7:00に出発。展望の開ける片倉岳の展望台もガスガスのまっちろけ。それでも紅葉は見頃で、緑の熊笹に赤、橙、黄色の色鮮やかな紅葉が散りばめられていて綺麗だ。1時間で阿弥陀池に到着したが、池の全体像はガスで見えず。避難小屋でしばらく天気待ちをしながら、暇つぶしを兼ねて山スイーツを作る。NHKラジオ「山カフェ」で紹介していたものだ。りんごを細かく切り、キャラメルと一緒にフライパンで炒め、リンゴに色が付き、融けたキャラメルがまんべんなく絡まったところでブランデーを入れて完成。クラッカーに載せ、シナモンパウダーを振りかけて「キャラメルりんごのアップルパイ風」の完成。家で2回練習したが、山で食べるとさらに美味しい。
そうこうしながら1時間以上待ったが、天気は一向に好転しない。とりあえず秋田駒ヶ岳最高峰の男女岳(1637m)だけは登ろう、という事で出発。
ガスで何も見えない中、そこそこの急登を登る事15分で男女岳に登頂。山頂に出た途端に強風にさらされ、展望も無いので写真を撮って直ぐに下山した。再度阿弥陀池避難小屋で天気待ちの休憩。小屋入口の温度計は4℃を指しており、小屋の中でも息が白い。ここでさらに1時間以上待ったが相変わらずの天気で、ムーミン谷に行っても何も見えないだろうから下山しようかとも思ったが、行くだけ行ってみよう、と言うことで出発。
横岳分岐から横岳を経由して大焼砂を下る。8月上旬に来た時は無数のコマクサが咲き乱れていた所だ。時折ガスが切れ、周囲が見えて一同歓声を上げるが、10秒もするとまたガスに包まれる。そんな一瞬の晴れ間が何度かあったが、ほんの一瞬だった。ムーミン谷も真っ白だが、それなりに美しい。他の登山者との挨拶は「紅葉がピークなのにガスガスで残念!なかなか晴れませんね」。
ムーミン谷の末端から急登を30分登り男岳鞍部から阿弥陀池に下るが、とうとう天気は回復しなかった。来年の夏はコマクサを見にまた来よう、と言う事で下山開始。
ところが片倉岳の手前で突然視界が開け、みるみるうちに周囲の展望が開けて青空が広がり、眼下の田沢湖、錦の山肌、男女岳も全貌を現した。これは素晴らしい!最後の最後に素晴らしいご褒美だ。避難小屋で2時間以上天気待ちをし、何も見えない男女岳に登り、真っ白なムーミン谷を歩いたのも無駄では無かったのだ。諦めて早めに下山していたらこの絶景には出会えなかったのだ。遠くに乳頭山、さらに遠くには岩手山も見える。
一同歓声を上げながら写真を撮りまくる。
ひとしきり絶景を楽しんでから八合目に下山。マイカーは2台しか残っていない。先に下った人達はあの絶景は見られなかっただろう。
下山は路線バスの後について下らなければならない。そうしないと登ってくるバスとすれ違いが出来ないからだ。次のバスが出るまで40分あるので、休憩室で遅めのランチ。メニューはロールパン、レトルトシチュー、コーヒー、りんご。山中で食べるつもりだったが、天気が悪く食べ損なっていたのだ。
14:40のバスに付いて下山する車は我々の1台のみ。途中に1ヶ所だけある道幅の広い場所で登ってくるバスと待ち合わせしてすれ違った。
下山後は昨夜宿泊した駒ヶ岳温泉で汗を流す。チェックアウト後でも下山者は無料で入浴させて貰えるのがありがたい。
温泉でリフレッシュして帰路に付いた。全体としては天候に恵まれなかったが、最後にドラマチックな絶景を見る事が出来、良い宿、美味しい食事、良い温泉も満喫出来て良い山行だった。また来たい山だ。
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