念願の槍ヶ岳

コースタイム
2日目:7:00鏡平−7:55弓折乗越−9:15双六小屋10:20−10:50樅沢岳−千丈乗越−15:45槍ヶ岳山荘
3日目:7:15槍ヶ岳山荘−7:45槍ヶ岳山頂−8:45槍ヶ岳山荘9:00−10:40天狗平分岐−12:30槍沢−14:00横尾−16:30上高地
天候 | 3日間とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
上高地からはバス−電車−新宿。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高温泉からわさび平まではお散歩。わさび平を過ぎるとようやく登山開始。鏡平まではゆる〜く徐々に標高を上げていく。ロープウェイの鉄塔がだんだん遠ざかっていくのを眺めて距離を稼いだことがわかる。小池新道は全体的によく整備されていて歩きにくところはなし。 鏡平から出てすぐ少し急な道があるが、双六小屋まはトラバース含め絶景ポイントで足取りは軽い。花見平を超えて、双六小屋が見えてからが以外と長くて辛い。 双六小屋から樅沢岳までは少し急だが、すぐ終わる。そこからはずーっと槍に向かって歩ける西鎌尾根に突入。一部クサリ等あるが、危険箇所はなし。 千丈乗越から最後の急登は疲れがたまってなかなか足が進まなかった。この道は下りに使いたくない。。しかし山と高原地図のCTほど時間がかかる場所ではない。 槍ヶ岳山頂までの登りは非常に登りやいけれど、高所恐怖症にはやっぱり怖かった。 槍ヶ岳山荘から天狗平分岐まではガレていて歩きにくく時間がかかった。 槍沢からはひたすら競歩。上高地まで15キロガンバです。 |
写真
感想
急遽、晴れと聞いて金曜日に有給を取り新穂高温泉行きのバスに飛び乗る。
8月に別の友人と同じコースを目指したが、天候不良で双六小屋で勇気ある撤退をする。
今回も当初は槍ヶ岳ではなく、双六から鷲羽へいくルートを取るつもりだったが、私の熱い希望で当日に槍ヶ岳を目指すことになった!
1日目は早朝寒かったものの、登り始めるとすぐに暑くなり、長ズボンを履いてきたことを後悔する。今日は鏡平が目的地なので、行程はゆるゆるでだいぶのんびり休憩多めに山旅をスタートさせました。前回は曇っていたので、見える景色がだいぶ違くてそれも楽しみつつ初めての秋の景色を堪能させてもらいました。
小池新道では、スタート地点の新穂高ロープウェイの鉄塔が目印となり、だいぶ歩いてきたことがわかる。
お昼過ぎに鏡平に到着した時、池に映る大きな槍ヶ岳を見て心から感動しました。こんなに迫力があるとは思わなくて、呆然としてしまいました。
また、到着してしばらくするとガスにのまれて見えなくなってしまったので、いいタイミングで登ってこれたなぁと思いました。
小屋はとても綺麗で個室を使わせて頂きました。ご飯もおいしくて平日の空いた小屋ライフを満喫することができました。行程を楽にするには1日目にがんばって双六まで行った方がいいですが、この鏡平のような景色はここでしか見れないので、一泊する価値は十分にあると思われます。
2日目も朝からよく晴れていました。
鏡平を出発して双六小屋まではあっという間で、どこを見ても絶景なので忙しかったです。1番気に入った景色は、双六小屋が見えてくる花見平あたりからの展望。小さな小屋とド迫力の鷲羽岳が本当にかっこ良くて鷲羽岳に行こうか槍ヶ岳にいこうかまだ迷ってしまいました(笑)
懐かしの双六小屋に到着して、のんびり1時間休憩を取り、西鎌尾根の縦走路へ突入です。
槍ヶ岳はまだまだ遠いですが、あと数時間であそこまで行けるんだ〜と思うととても嬉しくなり、雲ひとつない秋の晴天で写真が大好きな私と友人はしょっ中止まってザックを下ろしては、何回もシャッターを切るのでした。
ペースは程々に、写真を撮って歌いながら登れるくらいの山行が私には合っているようです。
ようやく千丈乗越まで着いて、最後の急登を残りのエネルギーを振り絞って登り切るとゴッツゴツした槍ヶ岳の穂先が目の前に現れます。土曜日だったので、渋滞していました。登るのは明日にしました。友人と合流してテントでまったり夕食を食べて、私だけ小屋に戻って就寝。
ワインを飲んだせいか高所のせいなのか、心臓がバクバクして眠れなかった。
明日槍ヶ岳の穂先に登るのに相当緊張していたのもあるのかな。
私は高所恐怖症。。
3日目。またまたのんびりテントで朝ごはんを食べて7時頃みんなが出払った頃に穂先を目指します。心臓がドキドキして、友人が私に頑張れよと励ましながら肩をドンっと押してきただけで怖くてキレだす始末(笑)「この道で私に触らないで!」と怒鳴る。登り出しは足が震えていましたが、徐々に高度感にも慣れてきました。友人に足のステップを指示してもらい着々と登って行きます。すれ違う方に「上は絶景だから頑張ってね」とのお言葉を頂き、だいぶ励まされました。
最後の梯子ふたつはあまり怖くなかった。
登り切ると北アルプスのど真ん中から全てのイケメン達に囲まれた感動と恐怖から解放された安堵感から涙が出てきました。山で泣いたのは初めてでした。
下りもヘタレでしたが、最後までちゃんとアドバイスをくれたほぼガイドの友人に感謝!降りた後はいつも褒めてくれるのでとても嬉しいです^_^
穂先から下りて上高地への下山を開始。
私の苦手なガレガレ急坂でだいぶ遅いペースで下ります。ここの登りもキツそうだなぁ。。
槍沢から上高地へのながーい道は訳あってひとりで歩きましたが、とても辛かった。暑くて長くて早くお風呂に入りたいの一心で速歩き。梨平でバスに間に合うのを確認後、風呂に入ってサッパリ。
終電に間に合うバスになんとか乗れて、松本で一杯飲んで友人二人と解散。
いつも九月の三連休でアルプス級の山は終わりにしてしまうので、秋の北アルプスをこんな快晴の中旅することができて本当に楽しかったです。
来年は、槍ヶ岳から眺めた裏銀座エリアにいけたらいいなー。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する