黒伏山・白森(大平黒伏コース〜遅沢コース) お初のナイトハイクで轟沈


- GPS
- 10:17
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 1,453m
- 下り
- 1,446m
コースタイム
天候 | 晴れ、曇、のち、晴れ。5-10℃。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
http://www.yamakobus.co.jp/kousoku/sinjo-sendai.html 仙台駅前バス停20:15発「新庄行」 原宿バス停8:24発「仙台駅前行」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
遅沢コースはかなり荒れていて、利用している人は少ない模様です。 |
写真
感想
黒伏山と白森に行って来ました。ナイトハイクにチャレンジして轟沈です。
仙台駅前から48ライナーというバスが出ています。基本的に、山形側から仙台方面に来る方向けの時刻表で、新庄方面への始発が9:05と遅いため、長らく敬遠して来ました。ところが最近、「それならいっそのこと最終を使って夜間山行してしまえ」という啓示を頂き、ナイトハイクになってしまいました。柳沢小屋に泊まっても良かったとは思うのですが、登山口から少し離れているので、スルーしてしまった次第です。
原宿から歩きます。ランニング中の男性にジャングル・ジャングルへの行き方を尋ねると、「今から行くの!?」と驚かれます。「去年よりはマシだけど、クマ出るよ!」と注意勧告を頂きますが、「夜だし、クマも寝ているでしょうし、クマ鈴も持ってますから」と説明。「どっから来たの?」には、「夢の国からです」と危うく答えそうになりますが、「仙台からです。今、バスで来ました」とリスク回避に成功し、ジャングル・ジャングル方面への入口まで案内して貰って、歩き出しました。有難うございました。
ジャングル・ジャングルまでは追い抜かれた車が一台あっただけで、歩行者は一切いませんでしたが、この日は十四夜ということもあり、天気も良く月明かりが煌々と夜道を照らしてヘッデンいらずの状態です。黒滝不動尊、水場などを通過して歩くコト約2時間半で黒伏高原スノーパークに至ります。黒伏山の岩壁が、暗闇の中でもしっかりと姿を現しており、スゴイ迫力でした。10分休憩後、村山野川を渡って山行開始となりますが、黒伏方面への登山口がやや分かりにくく(けっこう進んでから左への分岐があります)、ウロウロしてしまいました。871mの遅沢林道分岐までは、まさにジャングル。原始の密林が残るかのような状態で、暗闇の中2-3度道を見失いました。落ち葉が多く、湿り気が多くぬかるんでいて、踏み跡を見失わないようにたどるので精一杯です。
遅沢林道分岐からは急登が始まります。滑りやすい坂路を、ロープを使いながらなんとか登り切ると稜線に出て、南壁の頂上に至りました。車道の照明のおかげで歩いてきた道やジャングル・ジャングルの位置も分かります。ところが、この頃から天気が急激に怪しくなり出しました。ガスが多くなり、気温も5℃以下となり、結露が多く、地面は滑りやすく、寒いです。身体から出る湯気が視界を悪くする中、黒伏山山頂を通過してぬかるみの中のアップダウンをこなして白森山頂に至りますが、ココに至ってガスに包まれ、月も雲の影に隠れてしまいました。進退について悩みます。当初は柴倉山や粟畑、あわよくば船形山も考えていたのですが、このコンディションでは少々リスクが大きすぎるということで、引き返して遅沢林道に降り、帰って来ました。
以下、反省点ですが、ナイトハイクをするには少々季節が遅すぎたようです。栗駒山や蔵王で遭難騒ぎがありますが、この時期の東北の山は1500m以下でも5℃を切るので、簡単に低体温症になります。それから装備に問題がありました。先日の後白髪山と同じ格好で行ったのですが、夜は冬山仕様の服装でないと厳しいです。汗が乾かず、立ち止まると一気に冷えました。スパッツをつけていなかったのも良くなかったです。
冬が近いことを改めて痛感したderakkumaでした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ひゃー、無茶しますね、derakkumaさん!
最近は、yome様とふんわりハイクで「M」な山登りから、「N(nomal)」ハイクにも目覚めたのかと思えば、「N」は「N」でもNight ハイクときましたか!
しかも、夜の山道に入れば、人などいるはずもない山域!まさか、念願の熊さん抱きつきを実践してみたかったんでしょうか
しかし、こんな危なげな山行、よくderakkumaさんのyome様が許しましたね
え・・・・、
「十四夜
夜目(よめ)は効(き)いてた
秋の山道」??
ナイト俳句、なんて・・・・
まあ、Mな山行もいいですが、くれぐれも、yome様を悲しませ
ナイトハイク、丹沢とかでは良く見掛けるんで、一度やってみたかった、というのがあります。ただ、東北地方だと例が少なく、「まだ10月」ではなくて、「もう10月」というのがミソでした。あと、泉ヶ岳とかよく人が入っている登山道なら問題ないんでしょうけど、黒伏付近はどうやら人が少ないようで、せめて行ったことのある山域にしたほうが賢明、と思いました。もちろんクマさん対策として、クマ鈴はガンガン鳴りっぱなしです。ただ、黒伏南壁から見る東根方面の夜景は素晴らしかったです。
yomeですか? ココだけの話ですが、「柳沢小屋で3時間寝るくらいならそのまま登っても一緒じゃない?」と発言したは実はyomeでした(爆) 月山・肘折コースのとき、「3時間寝るくらいならそのまま歩いても一緒では?」という疑問が残ったことがあり、今回は一応シュラフを持って行き、疲れたらどこかの小屋で眠れる体制にはしてありました。
黒伏の山塊が予想以上に手強かった、というのが実感です。
ナイトハイクですか。
熱い時間帯や人混みを避けるとか、御来光を拝みたくてって感じで、メジャー山域の整備された安全なルートでは珍しくないですけど。
この山行にはどれも該当していないような気が、、。まあderakkumaさんの事ですから、無理せず撤退する良識をお持ちですから心配はしませんが。でも、おyome様のwildさにシビレマス。
あ、ツキノワグマは夜行性ですよ
黒伏山の縦走コース、只でさえ人は少ないですよね。夕方からは野生動物の時間ですよー。クマさんもびっくりして逃げていったのでは。( ̄(エ) ̄)ノ
19日、14時くらい、南面白山からの帰りに関山峠に向うと黒伏山がきれいに見えていました。
それにしても、すごすぎる!
ツキノワグマは夜行性なんですね。てっきり朝方と夕方の薄暗闇の時間帯が行動時間だと思っていました。雑食で木の実を中心に死肉でもなんでも喰らうとは聞いていますが、夜でも採集活動をしているということですかね。樹皮が剥がされたブナとか、クマ棚(クマの座)とか見掛けなかったのですが、クマのほうが気配を消してくれたのでしょうか。いずれにせよ、こちらの存在をアピールすれば、無性に腹が減っていない限り基本的には近づいて来ないとは思うのですが。
知らない山の中で、夜間行軍しつつ厳しい自然を知りたい、敢えて不自由という負荷を自分に課してみたい、そんな願望を持ってしまうのはMだからですかね(m-_-)m ウラメシヤァ
ナイトハイク、危険と云えば危険ですが、まだ冠雪がない明るい夜だったということもあり、個人的には黒伏の絶壁をロープを使って登るよりは安全だと思っていました。実際にはヘッデンを付けっぱなしで足元ばかり見ることになるので、やたらと首が疲れました。やはりもう少し夜の短い季節にすべきでしたね。
観音寺黒伏は素晴らしい山でした。次はお日様の照っている時間帯に来よう、と納得した次第であります(ヽ゜ω゜)ノ
日光白根山、お疲れ様でした。頂上はずいぶん寒そうでしたね。私もまだ行ったことが無くすんごく気になっている山なので、レコ参考にさせて頂きます。それから先日の朝日連峰の山は障子ヶ岳っぽいです。写真を拡大してみると、後の稜線とは違う、手前の尾根のように見えるので・・・。
すごくはないですヨ。技術的にスゴイところはゼロです。この性格が問題で、たぶんyomeも諦めているんだと思います(ヽ゜ω゜)ノ
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する