大谷沢ノ頭から逸見ヶ岳迄、辺見尾根の核心部を歩いて来ました


- GPS
- 11:36
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,128m
- 下り
- 1,132m
コースタイム
- 山行
- 10:45
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 11:29
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
此処では大谷沢ノ頭から北東に伸びてる尾根を大谷沢左岸尾根と仮称しています。 全てバリコースです。 《大谷沢左岸尾根》 大谷林道終点 (本線ではないかも)からの忘獣ネットのゲートが見つかりませんでした。大谷沢左岸尾根に乗るまでの踏跡も見つけられませんでした。 大谷沢左岸尾根に乗れば登りでは迷わないと思います。目印は一つだけ有りました。 《辺見尾根》 1313m峰手前まで防獣ネットが目印になり、岩場は巻きます。岩場を登り下りしたらコースから外れています。 1313m峰から先は目印は有りません。踏跡は有ります。 《腰越尾根》 目印は無いです。踏跡は有ります。 |
写真
装備
個人装備 |
防寒着
雨具
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
時計
タオル
カメラ
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感想
《大谷沢左岸尾根》
大谷林道終点 (本線でないかも)に有るポツンと一軒家から歩き始めました。上りに使うので防獣ネットのゲートから踏跡を辿って尾根に行けると思っていました。
畑の入口からお墓に向い、お墓を過ぎると踏跡が消滅してしまいました。仕方が無いので先に見えるネットに強引に向いました。
ネットに着くと向こう側に目印が有りました。しかしゲートは見つかりません。予想外の出来事なのでネットを跨げる処を探し何とかクリアしました。
ネットを越えましたが踏跡は辛うじて有る程度です。辿って東に向うと開墾地で、此処に踏跡が有るか期待しましたが有りませんでした。直ぐ上が尾根なので尾根を目指して登って行くと踏跡が現れたり、消えたりして尾根に乗りました。左に少し登ると752m峰でした。
大谷沢左岸尾根は歩き易い尾根です。祠を過ぎると左に二重山稜らしき尾根が現れました。上って行くと左の尾根が終り、次は右の尾根の二重山稜となりました。右の尾根が終ると左に尾根が出て来て二重山稜は終りました。
左の尾根を上に行くと尾根が広がり平坦になり、今度は右に尾根が現れました。右の尾根に乗って、上り詰めると辺見尾根に合流しました。
《辺見尾根 大谷沢ノ頭〜1270m峰》
大谷沢ノ頭から1284m峰迄は普通のバリコースです。
1284m峰の先から防獣ネットが現れます。左は小森川へのバリで、右に行くと急坂の狭い下りでネットの裾のが地面に広がっているので靴に絡んで歩き難い。1280m峰までネット絡みのアップダウンが続きます。
1280m峰から少し下るとネットの処で細くなります。右を見るとピンクリボンの目印が有りました。此の先の尾根が岩稜で通過出来ないので、此処から右折して大きく巻きます。尾根に復帰して通行困難な岩場を見ると自分には無理だと納得。此処から2番目のネットが始まります。
尾根を少し進むと、記事で見かける鳥獣保護区の赤い標識が有りました。後ろが1270m峰で、先人さんの情報通り左に巻道が有り、簡単に1270m峰を巻き尾根に復帰しました。
《辺見尾根 1270m峰〜1313m峰 》
2番目のネットが岩の処で終っています。北側に薄い踏跡が見えましたが、確認の為にネット側を登ると南側も巻けそう。但し岩ばかりで土が有りません。南からは不確実なので、岩場を北側から巻いて尾根に復帰しました。
少し進むと岩の処でネットに出ました。此処から3番目のネットが始まります。コース的には戻って北から巻くのですが、先人さんの情報でネットを潜りぬける手を使う事にしました。降りて分かったのですが、此の岩の左側は絶壁なので注意して下さい。
岩を降りたら数十m先辺りでネットを潜り抜けられました。3番目のネットの端を少し南に設置してくれたら苦労しないで降りられたのに気が利かないですね。
3番目のネットは短かくて、直ぐに岩の処で終わっています。此処でネットは完全に終りで此の先には有りません。
左は巻けず、直進の岩は自分には無理なので右から巻きます。水平道を少し進むと上に行く分岐が有りました。登って見ると1313m峰に出ました。此処から先の踏跡が分からないので水平道まで戻り逸見ヶ岳に向います。
《辺見尾根 1313m峰〜大きなコル 》
水平道を進むと岩場に出ました。右下の踏跡に降り、1313m峰を巻いて尾根に復帰しました。
鳥獣保護区の標識が倒れている小ピークでは、先が崖なので南から巻きました。すんなり巻けず苦労してコルに出て、振り返って見ると北からだと簡単に巻ける事が判明。失敗しました。
コルから目の前に岩場が立ち塞がっています。一段目は何とかクリア出来そうだが、其の上が分からない。右を見ると巻道は無い、左を確認すると踏跡が有りました。お陰で岩場を巻いて尾根に復帰出来ました。
此処から先は写真を見ても思いだせません。難しい処は無く踏跡を辿ったと思います。目の前が岩だらけに成った処から記憶が戻りました。
此処は辺見尾根一番の核心部です。周りは岩だらけで足元は一気に落ち込んでいます。最初は斜め下に降ります。先が見えず滑ったら一気に下に落ちるので、補助ロープで安全を確保しました。
一段降りた処で先が崖に見えたので右に回り込んだら、此方は本当の崖でした。戻って中央から何とか最低鞍部に降りられました。此処で補助ロープを回収しようとしたら引っ掛かって回収出来ません。上って引っ掛かりを直して回収しました。
《辺見尾根 大きなコル〜逸見ヶ岳 》
一休みして気を取り直してから、逸見ヶ岳方面へ取付けられる唯一の処から登ります。滑り易く木が無いので、手掛りの根を探しながら這って登りました。此処をクリアすれば後は安全でした。南から巻いて小さなルンゼを登り尾根に乗りました。
少し先で岩を中央から突破すると、記事で見る岩の裂け目を通過し、上って尾根に復帰しました。
次はバンドです。取付いて見ると斜度が緩く、今日は滑らないので安心して登れました。バンドを過ぎたら手掛かりの豊富な急な処を登り、シャクナゲの薮を抜けて逸見ヶ岳南峰の西側に出て、左に少し行くと南峰に到着しました。
南峰から戻り、西に向います。直ぐに分岐らしき処に出ました。三笠方面は踏跡明瞭だと思っていましたが、踏跡有るか無いか位いの状態でした。北峰も同様です。北峰に向うと辿れる程度の薄い踏跡とになり逸見ヶ岳北峰に到着しました。
《腰越尾根》
逸見ヶ岳北峰から下って行くと左に岩峰が現れます。此れが烏岩なのかな。次は岩の在るピークを過ぎる。此処が倉沢ノ頭と思うが時間が無いので素通りする。
岩場に出たら長く東から巻きます。岩が終った処から尾根に復帰しました。此処は長大な岩稜でした。岩稜の尾根はどうなっているのか見たくなりました。
次も岩稜で大きく東を巻き、大岩の処からトラバースして尾根に復帰しました。
小さなピークは巻いてパスし、その先で小さな岩二つ過ぎました。これが最後の岩でした。
725m峰を過ぎた先で、記事で見かける一枚岩を降りました。上からでは分からず、降りて振り返えると一枚岩だと分かりました。
木にワイヤーが喰い込んだピークから沢に向って最後の下りです。何処を下るのかはっきりしないので踏跡を探していると、暗くなってしまいました。
《雑感》
最初はコース状態が不明な腰越尾根から登り、大谷沢左岸尾根を下るコースを計画しました。その後、辺見尾根の情報収集をすると、下りの記録が1つしかなく1313m峰から逸見ヶ岳南峰にかけてのイメージが思い浮かびませんでした。
それに比べて登りの記録は多数有り、大まかにイメージする事が出来ました。下りで歩くと道間違えをしそうなので上りコースで歩く事にしました。
実際歩いて見て、下りでは逸見ヶ岳南峰からの下り、岩の裂け目の手前の分岐、尾根から分岐して大きなコルに向う処、等で道間違えを起こしたと思います。最初は辺見尾根を上りで歩いて、二回目に下るのが良いと思います。
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