下の廊下・裏劔

2013年10月12日(土) 〜 2013年10月14日(月)

• GPS: 144:00
• 距離: 26.6km
• 登り: 2,466m
• 下り: 2,479m

コースタイム

[1日目]
黒部ダムー内蔵助谷出合：　　1.0時間
内蔵助谷出合−阿曽原：　　　6.0時間

[2日目]
阿曽原ー仙人温泉：　　　　　2.5時間
仙人温泉ー仙人池ヒュッテ：　1.5時間

[3日目] (…靴が痛くて、ゆっくり歩きました)
仙人池ヒュッテ−内蔵助平への分岐：2.0時間
内蔵助平への分岐ー内蔵助平：　　　2.0時間
内蔵助平ー内蔵助谷出合：　　　　　1.0時間
内蔵助谷出合ー黒部ダム：　　　　　1.0時間

天候

12日：晴のち雨（夕方までずっと雨）
13日：晴
14日：晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

扇沢の無料駐車場は、真夜中に到着した時点では結構空いてました。

コース状況／危険箇所等

「下の廊下」
雨の日の通過は緊張を強いられます。
ただでさえ高度感があり、道を踏み外せない場所ですので、
濡れた岩場でのスリップは絶対回避しましょう。

毎年、関西電力の方々によって道や針金が丁寧に整備されているので、
それらに感謝しながら慎重に歩けば、基本的に大丈夫です。
中級者以上の技術・経験をお持ちなら、無理なく楽しめると思います。
高所恐怖症の方には向きませんけど・・・。

「雲切新道」
晴れた日に登る分には大きな問題はありませんが、
きつい登りやはしごが多々あり、外傾したトラバース箇所などもあるので、
初級者は近づかない方が良いでしょう。

雨の日は滑りやすくなると思われます。
仙人温泉まで早くても2時間かかり、
また、途中には雨風を避ける場所がないため、
怪我や低体温症になると致命的です。
このため、私は1日目に通過するのを諦めました。

「ハシゴ谷乗越」
中級者なら問題ないと思いますが、
初級者が通過するのは困難な箇所があります。
特に内蔵助平ー内蔵助谷出合の部分。
ヤマケイ アルペンガイドの記述：技術度4の通りです。
雨の日の通過は上級者向けになると思います。

写真

10/12 8:36

黒部ダムで観光してからスタート！

10/12 9:09

秋めいてきましたが、紅葉にはまだ早かったようです。

10/12 11:13

このV字谷の傾斜は日本でも中々見られません。

10/12 11:36

道と川の距離感がおかしなことになっています。
落ちたら怪我ではすみません・・・。

10/12 12:38

雨の日だったこともあり、滝の通過は慎重に。
頭の真上から濡れる箇所も3、4カ所ありました。

10/12 12:50

十字峡。
レアな地形。

10/12 13:38

崩れた箇所を慎重にトラバースする人達。

10/13 10:01

覗きたくなるのが人情。
どこに小屋があるかわかるかな〜。

10/13 10:17

この水たまり、素手で触らないように！
卵を茹でるのに丁度良い温度です。

10/13 11:04

今日は小屋終いのため、日帰り入浴できず。
昨日泊まれなかったことが悔やまれる・・・。

10/13 15:51

仙人池ヒュッテの風呂。
窓からは後立山の絶景。

10/13 17:05

料理美味しかったです。
小屋の人々も親切で、思いやりがありました。

10/14 5:51

モルゲンロートを待ちながら。
昨日の雨が、標高の高い場所では雪に。
北方稜線は凍って危険な状態だそうです。

10/14 6:07

ピッケル持ってきたのにな・・・。
12本爪アイゼン＋ダブルアックス＋豊富な経験が揃っていないと危ないと、小屋の方からアドバイスを頂き、今回は裏劔北方稜線は見送りました。

10/14 6:52

こんなWindowsなら素敵ですね。
90年代のMSのイメージはこんなだったかな？

10/14 7:24

来年夏、劔岳を登ります。
別山・早月・北方稜線・長次郎谷、全部やりたいな。

10/14 9:04

この日、ハシゴ谷乗越への分岐にかかっている橋が取り外されました。紅葉がまだ終わっていませんが、小屋も登山道もシーズン終了です。これから行かれる方は、自力で渡渉＆テント装備となります。

感想

YokohamaRed

初めての立山が、下の廊下＆裏劔鑑賞。

今まで、北アルプスといえば槍・穂高が一番と思っていました。
しかし、立山には別の良さがありました。
厳しい山行やトレランを求めるのではなく、
ハイキングで美しい風景を愛でるなら素晴らしいエリアです。
仙人池に映る裏劔の姿はまさに絶景。
日本には類似の景色は他にないのでは？

裏劔は技術的（特にルートファインディング）に難しいと聞いていますので、
来年はその楽しみも味わいたいです。


私にとって初めてのレコ作成。
わかりやすさ、面白度など、皆様の忌憚のないご意見頂けると幸いです。

コメント

natoshi

お疲れ様です
二股からご一緒させていただいたnatoshiです。
ヤマレコデビューおめでとうざいます。レコの雰囲気からも気合と若々しさが伝わってきますね。横浜の人ですか。私も横浜です。また機会があればおつきあいください。