また行ってしまった小河内岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,805m
- 下り
- 1,808m
コースタイム
二日目 避難小屋 5:30 - 6:15 前小河内岳 - 7:15 烏帽子岳 - 8:00 三伏峠 - 9:30 登山口 - 10:00 鳥倉林道ゲート
天候 | 初日/晴れ 2日目/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
コロナの非常事態宣言も解除され、 心配された台風もそれて好天が続き、 もう山に行くしかない。
行く山は 比較的近く、 高く、静かでノンビリできる山ということで 小河内岳を選択。 小屋に水がないのが玉に瑕で ロートルには少々荷が重いが、 一泊だけなら何とかなるだろうということで決行。
前夜(5日)に鳥倉の駐車場に前泊。 夕立神パノラマ公園の夕日がとても綺麗だった。 明日(6日)の好天は約束された。
初日 朝、 鳥倉ゲート前の駐車場には数台の車。 北アルプスに比し とても静か。 薄暗い5:30に出発し およそ6:00頃 登山口着。 一服して登山道へ入る。 登山口から三伏峠まで1/10〜10/10までの道標がある。 この行程で標準時間が約3時間ぐらいなので、 1/10をおよそ20分弱で歩く計算で ペース配分し易い。
途中で 仙丈岳方面の視界が開け 天気が良いので とっても気分がいい。 そうこうするうち 水場に到着。三伏峠の水場を撤去したので ここで汲んでゆくよう張り紙がしてある。 水量が乏しく 1リットルを汲むのに1分以上かかる。 ここで炊事用と明日の行動用の水 3.5リットルを補給。 これが ロートルの肩に重くのしかかり 急に歩くスピードがペースダウン。 腰が悲鳴を上げ、 なんとなくギシギシ言いそうな感じ。
塩川へ降りる道を分けると 少し急登になりますますペースが落ちるが、 どうにか ほぼ予定通り 9時少しすぎに三伏峠に到着。 雪のないこの峠に立つのは多分35年ぶりぐらいで 久々に 峠の看板を見て 同じ場所でセルフで記念写真を撮った。(看板は2つある建物の間にあり、 雪のある時はこの建物の間を通らないので 看板に出会わない。) 今年は残念にも小屋が完全閉鎖され、 解放部分もない。 トイレも閉鎖だ。
小屋の前で小休止を取り エネルギー補給。テント場には 主が不在と思われるシルバー色のテントが一張りのみあった。
三伏峠に到着する前でも そこそこ紅葉はきれいだが 峠を過ぎてお花畑辺りに来るとその付近や三伏山方面の紅葉がなかなかキレイで 丁度最盛期のようだった。 お花畑はもう枯れているが いつものようにマツムシソウがまだ咲いていた。 この辺りから烏帽子岳までの間に見える(三伏山や本谷山を含んで)紅葉が一番きれいだった。
順調に歩を進め ガレの縁などの展望の良い道を歩き 10:40頃 烏帽子山頂に着。 小休止をしていると 学生と思しき空身の4人パーティーが 前小河内岳方面より到着。 多分 三伏峠のテントの主で 昨日 塩見に上がり 今日 前小河内辺りまで出かけて下山するのだろう。
この三伏峠のお花畑より 烏帽子岳を通って小河内岳に続く稜線は とっても気持ちがよく大好きだ。
前小河内岳でも小休止をし、 12時少し過ぎには小河内岳避難小屋に到着。 相変わらずきれいでキュートな小屋だ。 冬季用の2階入口より入ると気密がよいのか内はほんのり暖かい。(高窓の一部を除いて窓はすべてビスで閉鎖されている。 その高窓から西日が入って 内は比較的明るい。) 予想通り 今日は小屋を独り占めだ。
荷物を広げ コーヒーをドリップし 少しだけおなかを満たして 散歩に出かけた。 山頂からは文句なしの360°の展望だ。 特に塩見岳が大きく素晴らしい。 もちろん富士山も・・・(少しかすんでいるのが残念だけれど・・) 悪沢や荒川もデカくて素晴らしいが (悪沢は 最も好きな山の一つだけれど)個人的には この角度からの悪沢・荒川はあんまり好みではない。
夕方のアーベントと翌朝のモルゲンロートに期待したが、 夕日が沈む前に周囲は真っ白なガスに覆われ、 翌朝も全く展望がきかなかった。 仕事の都合で一日来るのを遅らせたのがいけなかった。
二日目も 5:30に小屋を出発し下山開始。 ガスで這松に水滴がいっぱいつき おかげでズボンもシャツもびしょ濡れになってしまった。 結構休憩しながらゆっくり下山したが10時前にはゲートに到着した。 下山中にあったのは一人のみ、 それも 鳥倉林道を歩いているときで 駐車場には 私の車を含め 3台しかなかった。
とても静かな高山を歩け 下界より一足早い紅葉を愛でながら 楽しい時間が過ごせました。
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