百名山98座目「上州武尊山」

2013年10月13日(日) [日帰り]

• GPS: 07:32
• 距離: 11.1km
• 登り: 1,100m
• 下り: 1,102m

コースタイム

6:20武尊神社登山口−7:05剣ヶ峰ルート分岐ー7:55上ノ原登山ルート分岐ー9:35武尊山山頂10:10−(往路ピストン)−13:00武尊神社登山口。

歩行距離12km・所要時間6時間40分・歩数23,200歩。

天候

晴れ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車 船

武尊神社登山口駐車場を利用（ここで前夜車中泊）。

コース状況／危険箇所等

登山口に登山ポストあり。

山頂の少し手前数か所に鎖場があるが、慎重に行動すれば特に危険ではない。

下山後、水上温泉の湯テルメ谷川で入浴＠550円。

写真

前夜(土曜日)5台程度だった駐車場の車は、朝には満車状態に増えていた。

明け方まで降っていた雨は上がったが、気温は下がって寒いほど。6:20、小生がスタート。連れ合いはのんびり遅れてスタートし、途中の適当なところまで。

武尊神社。この二人の女性は山頂付近までほぼ同じペースで登り、小生は同じルートをピストン、彼女らは剣ヶ峰経由で下山していた。

神社横で林道は車止めとなっていたが、数台の車がさらに奥まで入っていた。

暫くは広い林道歩きが続く。

やがて剣ヶ峰への分岐になり、その先は登山道になる。小生は、剣ヶ峰ルートの下りがスリップして危険と聞いたので、左の武尊山直登ルートをピストン。

間もなく二か所ほど小さな流れを渡るが靴を濡らすことはなかった。

暫くは比較的退屈な樹林の登りが続く。

何に対して感謝するのかな？

大きな岩にお札が。

1時間半ほどで尾根筋にでると、

上ノ原ルートとの出合になる。

出合地点の様子。

ここからは支尾根伝いの登りになり、

間もなく左下の沢合いにかまぼこ型の手小屋沢避難小屋が見えて、そこに下る分岐になる。

そこを登り続けると、

やがて右前方上に姿の良い武尊山の山頂部が縦間から見え始める。見た目にはまだかなり遠く感じる。

予報ほどには天気は晴れず、時々ガスが流れて寒いので雨具を着て、手袋と帽子を厚手のものに替える。

やがて鎖場になり、

岩が霧で濡れて滑り易いので慎重に登る。

手が凍えそうなほど冷たい。

二か所目の比較的長い鎖場。

梯子も。

鎖場を登り切るとやや平坦な尾根を進む。

ガスで前方の山頂が見えない。

木の枝が絡まった登山道を登って行くと、

枝から落ちた氷が散らばっていた。寒いはずだ。

と、案外あっけなく山頂に出た。スタートから3時間ほどで、あと1時間はかかると思っていた。

ガスで視界はないが、まずは近くの人に記念写真のシャッターを押してもらう。これで百名山の98座目となった。

一等三角点。

ほどなくして、半ば諦めていたガスが切れて青空が覗き始めたので、他の登山者と再度シャッターを切り合う。

見えなかった周囲の景色が見え始め、ラッキー。

山頂展望。

登山者が続々と登ってきて山頂は賑やかになった。

ガスが晴れて喜ぶ登山者たち。

剣ヶ峰方向。足元が悪くなければ周回して下るところだが、濡れてスリップし易いことが明らかなのでパス。

風の当たらない場所で蜜柑などを食べたが、寒いので、

30分ほどで下山開始。

右奥の山肌が雪で白くなっている。

登りよりも下りが怖い鎖場を慎重に下る。

前夜、隣り合わせで車中泊していた三重ナンバー車の同年代ご夫婦とほぼ同じペースで言葉を交わしながら登り下りした。

そのご主人が、鎖場を先に下って下から小生を写してくれた。

鎖場は登ってきた登山者で少し渋滞。下りの我々は待ったが途切れないので、適当なところで声をかけて下ろしてもらう。

慎重に、というか

恐る恐る下る小生。

三重ナンバー車のご夫妻。ご主人は今も北ア穂高などの岩を登っているそうで、流石に素早い。

どうやら鎖場通過。

上ノ原コース分岐に戻った。

後はまた樹林の下りを淡々と。

剣ヶ峰分岐を過ぎて、

林道に出て下って行くと、

前方に連れ合いの姿が見えで合流。のんびり登って上ノ原ルート分岐まで行って引き返したとのこと。

神社に百名山98座目登頂のお礼参拝。

裏見の滝見物の観光客も多いようで、車は駐車場に入りきらず路側まで埋まっていた。

三重ナンバー車のご夫婦と記念写真。お二人はこのあと平が岳を目指すとのこと。小生が2年前に行った時には登山口への道路が災害で不通になっていたが、復旧したのだろうか。

その後、ガイドブックに「一見の価値あり」とあった「浦見の滝」を見物。姿の良い滝だった。

感想

umetomosan

【10月8日(火)】朝、小樽からフエリー乗船。船中泊。

【10月9日(水)】朝、新潟着。移動・観光、温泉宿泊。

【10月10日(木)】「八海山」登山。
　　http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-360708.html
【10月11日(金)】移動・休養。関越道・塩沢石内SAで車中泊。
【10月12日(土)】移動・武尊山登山口確認、登山口駐車場で車中泊。
【10月13日(日)】「上州武尊山」登山。
今回の道外山行は都合で出発が遅くなり、日足も短くなって、日本百名山の残り3座のうち長丁場の飯豊山と平が岳はちょっときついので、あまり時間がかからない武尊山を何とか登るのが主目的。

ただ10年に一度の大型の台風26号が近づいているのが気掛かりだったが、この日まではまだ天気が続くという予報を頼りに前日登山口で車中泊して登ることが出来た。

しかし予報ほどの天気にはならず、ガスっぽい中、濡れて足元の悪い登りになり、山頂付近は木の枝から氷が落ちているなどかなり寒い登山になったが、幸いにも山頂ではガスが切れて展望を楽しむことが出来た。

これで今回の主目的は果たせたが、新たに、以前は道路不通だった越後三山「仲ノ岳」に登る目標が出来た。

さらに台風次第だが、できれば併せて「平標・仙ノ倉山」にも登れれば今回の道外山行は上出来だ、と思いながら下山。

登山口から少し下った場所の宝樹台キャンプ場でキノコ汁(無料)を嬉しくいただき、百名山バッジを購入、コーヒーを飲みながら休憩。

温泉は昨日と同じ湯テルメ谷川で汗を流し、水上温泉の道の駅で車中泊。気温が下がったので寝易かった。

コメント

jiji

98座目！
umetomosanさん、又また今晩は
いよいよ残るは2座すね
来年ぐらいは達成でしょうか

umetomosan

JIJIさん、またまたこんにちは。
考えてみれば、百名山の残りを何とか登りたいということがあるので、ともすれば軟弱になりがちな気持ちを奮い立たせて体力維持のために藻岩山などに通っている実態です

そんなわけですから、ここまで来たら慌てずに体力維持と楽しみを兼ねて今後何年かかけて登りたいと思っています。

silverstar

ｕｍｅｔｏｍｏｓａｎさん、こんばんは。
道外遠征の「上州武尊山」、百名山に選ばれるだけあっていい山のようですね。
この後、「中ノ岳」の山行記録を拝見します。

umetomosan

silverstarさん、こんにちは。
少し時期遅れで山頂付近では結構寒い思いもしましたが、確かに良い山でした。
来年は町内会の仕事を自分に合わせて調整して、もう少し早めに出かけたいと思っています