記録ID: 3610408
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ハイキング
甲信越
紅葉の佐武流山をドロノキ平から物思平まで往復
2021年10月10日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 840m
- 下り
- 837m
コースタイム
ドロノキ平登山口5:50→檜俣川下降点7:20→物思平8:45→ドロノキ平登山口11:20 【歩行時間:5時間30分】
天候 | ☀晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●ドロノキ平登山口(長野県下水内郡栄村大字堺) 大割野交差点からの国道405号線は、「日本の秘境100選」にも数えられる秋山郷の山間部では一部すれ違い困難の「酷道」となっています。沿線には多くの温泉があり、松之山地区には複数の集落で美しい棚田が広がっているとのことで、観光にはとても魅力的な地です。 https://niigata-kankou.or.jp/spot/10770 切明温泉まで残り0.6kmの地点まで来ると三叉路があり、右手に下れば切明温泉ですが、左手に上っていくと、檜俣川林道のゲート前を過ぎて、三叉路から約1.5km先にドロノキ平(標識あり)があります。駐車場は無いので、路肩に駐めるしかありません。 国道117号線の大割野交差点手前にあるセブンイレブン津南町正面店(新潟県中魚沼郡津南町大字下船渡1118−1)が登山口までのラストコンビニ。24時間営業です。 ●秋山郷 苗場山の西側を流れる中津川に沿い、南北に長い山間地域に集落が点在しています。紅葉の名所として知られ、日本の秘境100選にも選ばれています。 ○新潟県津南町 https://tsunan.info/list_cate/akiyamago/ ○長野県栄村 http://sakae-akiyamago.com/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
長野県栄村と新潟県湯沢町との境にある佐武流山(標高2,191.5m)へ、栄村側の切明温泉に近いドロノキ平から向かいました。この山は日本二百名山に選定されており、苗場山と白砂山を結ぶ稜線上にあって、そのどちらよりも標高が高い山です。 ●ドロノキ平登山口→物思平 登山口には登山ポストがあります。ここからは正面の斜面を登り、檜俣川林道へ向かいます。約30分で未舗装の林道に合流すると、「←佐武流」の標識に従って進みます。約1時間の林道歩きで檜俣川下降点に到着しますが、下降点の100m程手前が崩壊地になっており、規制線(危険につき立入禁止)が張られていました。これを潜って先に進みます。 下降点からは沢までをトラバース気味に下ります。渡渉点にはロープが2本張られています。前日に雨が降ったようですが、水量は多くなかったので、私は安全に渡渉ができました。 徒渉後からは、息つく暇もない急斜面のトレイルをひたすら登っていきます。この辺りは北斜面で日当たりが悪く、木の根、岩、土は滑りやすいです。あまり多くの人に踏まれる道ではないので道も細く、足元には注意したいです。 ようやく物思平に到着すると、その先の勾配は緩やかになり、ワルサ峰へと向かいます。私は物思平の数百m先まで行って引き返しましたが、この先も佐武流山山頂までは500〜600mを登るはずです。 ●全体的に 登山者は少ないのでしょう。私は4名としかお会いしませんでした。一般的な登山ルートの雰囲気はなく、急斜面の登降、渡渉、スリッピーなトレイルは、初心者向けではありませんでした。 このルートは「距離が長い」と言われているようですが、これは登山口から下降点までの平坦な林道の距離が加算されるからでしょう。 ルート上に水場はありませんでした。私のau携帯はドロノキ平では電波が入っていましたが、その先では終始「圏外」表示のままでした。 |
その他周辺情報 | ●切明温泉 秋山郷雄川閣 ドノロキ平登山口に近く、中津川沿いにある秘境・切明温泉の宿。日帰り入浴は大人600円(大浴場)。付近には河原の露天風呂があり、レンタルスコップで手作り風呂を造るようです。 http://yusenkaku.yadoroku.jp/ ●小赤沢温泉 楽養館 こちらは苗場山登山口に近い施設です。食堂の営業時間は10〜16時。そば、うどんの他に、岩魚の塩焼き、ウドや蕗の煮つけなどがあります。水曜定休。日帰り入浴は大人600円。 http://sakae-akiyamago.com/eat/349/ |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
|
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感想
先週は、帯状疱疹のリハビリで日光・女峰山に挑戦したものの、歩き始めの階段で敗退した私。今回は秋山郷の紅葉と温泉を楽しみつつ、あわよくば二百名山の佐武流山を登頂しようと目論んで出かけました。燻し銀の魅力に包まれるというこの山を、何年も前から歩いてみたかったこともありまして。
簡単なルートではないので、行ける所まで行って引き返すつもりでしたが、根拠は無いのですが、登れるのではないかという淡い期待もあり・・・。
しかし、現実は甘くありませんでした。急登を経て物思平に到着したのですが、体は疲れを感じないものの、歩くとすぐに息が上がり、脚が前に出ないのです。呼吸器系に難あり?
時刻はまだ午前8時45分。残りの標高差500〜600mを登って、昼前には佐武流山に登頂できる計算ですが、どうにも気が進みません。折角ここまで来て、という思いはありますが、今日はここで引き返して湯治をして帰ることにしました。
日頃の鍛錬が足りないのかな?それとも年齢的なものもあるのかもしれません。
中津川を挟んだお向かいは、もう奥志賀の山域。鳥甲山(とりかぶとやま)が立派に見えています。この山も気になりますし、佐武流山にもまた必ず登りに来たい。温泉があるので宿泊しながら秋山郷の観光も楽しみたいものです。
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コメント
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佐武流山登山口へのルートや、佐武流山のアプローチなど凄く丁寧な説明文だと思いました。撤退は残念ですが、体力のある内の下山は間違いではないと思います。無理すると遭難、事故になるので。
拙レコにご訪問をありがとうございました。
優しいコメントをいただき、嬉しいです。
下山後は温泉を楽しませていただきました。当日は夏のような暑さで、秋山郷の紅葉はこれからという感じ。
奥志賀高原には、魅力的な山が多いと感じており、またこの山域を訪れたいと思っています。
drunkさんは静岡県の方なんですね。お薦めの山があれば是非教えてください。
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