開聞岳:日本百名山
- GPS
- 05:56
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 886m
- 下り
- 875m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
7合目から8合目および、9合目から山頂までは岩場が多いです。岩場は(前日雨だったのか?)濡れていたため、とても滑りやすかったです。特に下りの時は、岩場で滑ることが懸念されることと、5合目以下は火山系の石や砂で滑り易いので注意が必要です。 |
その他周辺情報 | たまて箱温泉:露天温泉からは開聞岳がバッチリです。 |
写真
感想
2泊3日の鹿児島旅行の二日目、この日は日本百名山の開聞岳に挑戦。
前日は、登山口にほど近い、「民宿かいもん」に宿泊しました。田中陽希さんがグレートトラバース3で300名山に挑戦する際にも宿泊したお宿です。オーナーのご主人は、話し好きで開聞岳や指宿に関する様々な情報を提供していただきました。女将さんの作るお料理も地元鹿児島の食材をふんだんに使っていて、最高に美味しかったです。夕食も朝食もボリュームたっぷりでお腹いっぱいです。開聞岳については、7合目以降は岩が多く、かなり大変。ハイキング気分で気軽に登れる様な山ではなく、登山のそれなりのスキルが必要。でも登りはまだ何とかなる。下りは岩場や5合目以降の火山礫による石ころや砂で滑って転ぶ人多発 との情報をいただきました。事実、泥だらけになって「民宿かいもん」に戻って来る人も多い様です。また、5合目以上には4箇所ほどヘリコプターで救助できるスポットがあるが、5合目以下はヘリで救助できないので、青年団などが駆けつけるとのこと。これを聞いて皆様に迷惑を掛けないよう、慎重に進むことを肝に命じました。
そして、いよいよ開聞岳に挑戦。昨年(2020年)の1月にかかとの痛み(足底筋膜炎)を発症し、その後コロナ禍による運動不足で筋力が落ちたことにより、更に身体のバランスが悪化し、6月には左ふくらはぎの肉離れ。その後、丹念にリハビリを実施するも、少し登るだけで右ひざに激痛が走るなど、色々と苦労していました。したがい、最近は標高差400m以内で何とか痛みが出ない様にだましだましのハイキングを繰り返していました。今回、標高差約800mというのは、私にとってはかなり勇気のいるチャレンジです。
2合目の登山口から登山路に入ります。登山路は、ほぼほぼ一本道なので迷うことは少ないと思います。登りは岩場に気をつけ、下りは滑りやすい岩と火山礫、砂に気をつけて何とか下りました。
足の調子については、スポーツ整形や様々な方の過去の経験を参照すると、登りで大腿四頭筋を使い過ぎて、下りの際に大腿四頭筋のふんばりが効かず、ひざに痛みが出る ということが自分にも当てはまっている様です。今回は極力歩幅を狭くし、登る際はなるべくハムやお尻の筋肉を使う様に意識して登りました。このため、大腿四頭筋をうまく温存できたのでしょう、結局ひざの痛みは全く出ずに下りきることができました。達成感、大きいです。ただし、開聞岳の登山道はほとんどが坂で階段が少ない。これも良い方に影響したのだと思います。階段が多いと、やはり登り時に大腿四頭筋を使いますので。なので、今回の結果をそのまま「標高差800mも登れる」と他の山に適用するのは、まだまだ危険に感じます。
トイレは、登山口手前にあるのが最後で、山頂までは全くありません。なので往復5時間の行程は、結構気になりました。登山路も一本道なので、脇に入って様を足すことも難しい。だけど、汗をかきまくったこともあり、結果として5時間全くトイレに行く気も起こらず、無事下山出来ました。
しかし、「民宿かいもん」のご主人がおっしゃったとおり、下山路は滑りやすくて危なかったです。自分の経験では、富士山に次ぐ下山の滑りやすさのお山でした。滑って、(尻はつかなかったが)片手をつくことが二度ありました。
登山後は、長崎鼻やたまて箱温泉を訪れ、開聞岳をのんびりと眺めました。
最高に楽しい山行となりました。
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