御嶽山が呼んでいる!〜初冬篇〜 歓迎の“嵐”のあとに見たものは…!?
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,295m
- 下り
- 1,279m
コースタイム
6:54 駐車場発
7:36 七合目
8:27 八合目 8:41
9:52 九合目 10:07
10:32 剣ヶ峰 11:37(お鉢周りへ)
12:35 二ノ池
13:47 八合目 14:00?
14:27 七合目
14:56 駐車場
天候 | 晴れ、曇り、ガス、小雪、強風、プチ吹雪、のち晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
気になったところだけ。 ・紅葉の見頃は麓。中ノ湯登山口までの霊峰ライン、また帰りはブルーライン(御岳ロープウェイがあるほう)を利用しましたがこちらも綺麗でした。晴れていれば八合目以上からも麓の紅葉がよく見下ろせます。 ・六合目〜八合目 階段状の木が濡れていたり雪が付いてたりで滑りやすかった。地面の凍結もあり。下りはかなり慎重に歩いた。 ・八合目以上 朝は積雪1cmほど。強風に乗って雪片が顔に当たって痛かった…。 ・お鉢 風が落ち着いたところでGO。岩に書かれたペンキ○印がプチエビに隠れて見にくくなっているところもあった。 |
写真
感想
久々にyukoりんと山へ♪
本当は別の山を予定していたけど、天気がイマイチそうなので止め。
八ヶ岳、秩父などいくつか転進プランを投げかけた中で御嶽山にときめいたよう。まだ行ったことが無いとのこと。
雨上がりだし、上の方はひょっとしたら少し雪が積もって白くなって、麓は紅葉で、、、こりゃ〜いい眺めをyukoりんに見せてあげられるかも。
決定!御嶽山へ!
が、この時期の3000m峰、そう甘いものでは無かった…!
まず驚いたのが登山口から雪があったこと。確かに土曜の夜は下界も寒かったからなあ。
より好天を求めての御嶽山だったのだが、登るにつれて雲に突っ込む形となり、展望もイマイチ。うーむ。
まあ予報では遅くとも昼には晴れるはずなので、それを信じるしかない。
風が強いのは予報通りで、樹林の中にいても時折「ブォー」という不気味な音が聞こえてくる。
八合目女人堂まで登ってくると、周りの木の枝も白っぽく…。ええ、霧氷です。
どんだけ寒いの〜?思わず2人で顔を見合わせ苦笑い。
木に付いた雪が舞っていたのかと思いきや、マジで雪も降っている。
風を避けられるわずかな建物の陰で一休み。
服装を整えて、意を決して再び歩き始める。
女人堂の裏に回り込むと目に飛び込むは霧氷で真っ白に化けた木々たち。
見た目の寒々しさで余計に寒くなりますわぃ…。
小雪ではあるが風が強いのでちょっとした吹雪状態。顔に当たって痛いんですけど!
そんなこんなで八合目から先は修行状態であった。yukoりんスマン!こんなはずでは…。
御嶽山よ、これがホント歓迎の「嵐」って言いたいわけ??(苦笑)
森林限界を抜けるため風が一段と強くなる。顔痛い顔痛い!
登るにつれて霧氷も太く逞しくなってくる。まるで珊瑚だ。
風に耐えるように登っていると下ばっかり見つめてしまうのだが、ふと周りを見渡すとそこらじゅう珊瑚だらけではないか!
紅葉最盛期は赤や黄色が眩しいあの山肌が、珊瑚の海と化した!
今回これに一番驚いた。見たこと無い風景に戸惑いすら感じる。脳みそが追い付かない!いやいや、、、凄い景色だ。
そこら中の石や岩、登山道を囲うロープ、標識、ありとあらゆるものが凍てついてエビの尻尾ができていた。
不気味な風の音だけが駆け抜けていくモノトーンの世界。
そこを黙々と登る、三十路女二人。。。
9合目に建物と岩との隙間があり、ようやく風を避けて休めそう。ほっと一息。
ここから先は風がさらに猛威ををふるうはず。心して行こう。
稜線に出るとやはり凄い風!時折体を持って行かれそうになる。
昨冬の編笠を思い起こさせる強風だ。気温がそのときほど低くないのが幸いだが、さすがにハーフパンツは厳しかった(笑)
視界不良。頂上山荘が一向に現れなくて不安になる。
分岐で間違って王滝頂上へのトラバース道に入ってしまったか??でも登り調子なので間違ってはいない。大丈夫。
ようやく現れた頂上山荘。建物の陰に入ると風がピタリと止み安堵に包まれる。
さあ、最後の階段を登って頂上へ!
うん、真っ白!笑
ひとまず証拠写真を撮って、階段脇のちょうどいいスペースで青空スタンバイ。
驚いたことがもう一つ。
ほどなくしてやってきたソロの男性登山客が職場の後輩であった!
この日これまでに会った登山客は、駐車場で二名、9合目で一名(駐車場で会った人のどちらかだろう)。
のべ4人目で知り合いに遭遇ってなんという世間の狭さ(笑)
この後に予定があるということで彼は足早に下山していったが、我々は絶対に青空を見たいので休憩にいそしむ。
風が無ければ寒くはないんだなぁ。
タイミングを見計らって再び山頂へ。王滝頂上が見えるようになった!
でもまたすぐガスに包まれる。また階段を下りて風よけ。
どうしようかな。このまま風が強くて視界が無いなら、お鉢行っても辛いだけだなあ。
晴れた景色は下りながら見られることを祈って、ザックを背負った。
でも、最後にもう一回だけ山頂に行かない?(笑)
三度目の山頂へ。
相変わらず強い風。でも、激しく流れるガスに時折隙間ができ、青空と日の光が垣間見える程度まで天候は回復。
白い塊が眼前へと迫り、ブワッと駆け抜けるとそこには!!
一面雪に覆われた一ノ池が!めちゃめちゃカッコイイ!!
「やばい!やばい!」と二人とも大興奮。
ガス塊が迫っては抜け、迫っては抜けを繰り返していくうちに青空率が安定してきた。
眼下にはエメラルドグリーンの二ノ池も!まわりが真っ白なのでグリーンがとってもよく映える。
…あれ、近くで見たい!!見せたい!!
よしyukoりん!お鉢周り行くよ!
奧社の裏から時計回り。
地獄谷を覗き込む。
振り返る剣ヶ峰は赤岳のようでカッコイイ。
白山を隠してしまうほどの広大な雲海。
一ノ池越しに剣ヶ峰。中央アルプスも見える。
真っ青な空。輝く太陽。雪化粧のお鉢。
とっっっっっっっっても綺麗だーーー!!!
粘って待った甲斐があったね!
朝があんな悪天だったなんて信じられない。「なんのこと?」ってあの時の大変さも忘れちゃうくらいの感動的な風景だった。
さらに感動的な出会いが。ライチョウ夫婦現る!
きゃ〜〜♡かわいい〜〜♡
一挙手一投足、動きがあるたびに二人して「カワイイ〜〜♡」を連発すること数十回!?(笑)まんまるの後ろ姿は特にカワイイ♡
これでもう午前中のつらさは完璧に忘れたのでありました(笑)
美しい雪景色に加えてライチョウまで♪まさに粘り勝ち。
足早に下山した後輩よ、残念だったねぇ〜。あとで自慢してやろう(笑)
お鉢から二ノ池へと降りる。
エメラルドグリーンの水面が太陽の光を反射してキラキラと眩しかった。綺麗だなぁ。
大満足のお鉢周りを終え、下山へ。
しかしまだ満足してる場合では無かった!!!
修行さながらに登ってきた道がすっかり見晴らせるようになっていた。
朝はモノトーンの海を珊瑚が這っていた。
それが何かの間違いで地上に出てきてしまったかのように、不自然なほど白く浮かび上がる霧氷の森!
麓は紅葉が色鮮やか。
す、すごい。こんな景色は、こんな御嶽山は初めて見た。
目に飛び込んでくる光景を脳が処理しきれなくて、立ち止まっては「いや〜〜…」「うわ〜…」と感嘆詞ばかりが漏れる。
明日は登山日和との予報だが、気温が高ければもう霧氷は残っていないかもしれない。今日だけの奇跡。登ってきて良かった。
景色を楽しみながら、ゆっくりと下山。
滑る木の道に四苦八苦したけど、無事に駐車場に戻ってきた。
ボストンで流行の“High Five”を交わし、ご機嫌で幕を閉じましたとさ♪
yukoりんありがとねー!!
振られ続けたyoko嬢とやっと山に行けることになった。
行き先は直前に変更になって、yoko嬢の御嶽山に。初めてだから楽しみー♪
登山口へ向かう途中、雲の隙間からちらっと見えた御嶽山に白いものが。気のせい??
近づくにつれて、道路脇にも雪が積もっている。やっぱり雪かー。
とにかく寒かった!
yokoちゃんから寒さ対策の指示が出てたが、薄手の手袋しか持っていかなかったために怖い思いをする。。
六合目から八合目までは、晴れないかなー、雲の流れが速いけど大丈夫かなーなどと思う。
八合目。小屋の陰で寒い、寒いと連発しながら、フリース、カッパを着る。なんだか寒すぎて笑えてきた。
ちょっと青空が見えたりして、天候がよくなることに期待。風は強い。
九合目。小屋と壁の隙間に入って休憩。風がないってほんと幸せ。
ここからまた別世界になるとyokoちゃんに言われて出陣!?
九合目からが一番つらかった。
強い風が吹き始めるとあっという間に手が冷たくなった。
いくら指を動かしてもまったく温かくならない。動くだけいいのか?このままいったら凍傷になるの?
右側から吹いてくる風に飛ばされそうになる。
強い風が通り過ぎるのを立ち止って耐えながら、前をちらっと見ると、
yokoちゃんは、、歩いている!?この風の中歩けるなんて。。やっぱりただ者じゃない!
とにかくyokoちゃんについて行くのに必死だった。正直分岐も気づかなかった。
しばらく行くと少し風が弱くなった。手が少し温かくなる。よかったよー。
ちょっとの差でこんなに違うんだ。
相変わらず強風だけど、無事に山頂到着。記念撮影をして、小屋の軒下でお昼。
yokoちゃんの職場の方に偶然会う。周りに山に行く人が多くて、長野はいいなーなどと思う。
青空が見え始めて、もう一度山頂へ。またまた写真撮影。
荷物を回収し、三度目の山頂へ(^^)今度は中央アルプスや富士山が見えた。
下のほうのガスも取れ始めて、お鉢全体が!きれい!!
このまま下山と考えていたが、こうなるとお鉢周りへっていう気持ちになる。
さっき怖い思いしたのに、青空の力ってすごいし、ちょっと怖いかも。
ここからはやばかった!ガスが取れ始めると雪化粧した美しい姿が!青空によく映える。
そして雷鳥のご夫婦に遭遇♪
白く太くなった足も、雪の上についた足跡もかわいかったー(≧▽≦)
白い雷鳥が見たいって話してたから会えて本当に嬉しかった♡
yokoちゃんは御嶽山に愛されてるねー。
二ノ池もこれまたきれいだった。氷河湖みたいで、ここは日本なの?って思うほど。
下りは霧氷を楽しむ余裕も出てきた。下のほうのガスも取れて、紅葉が見える。
本当にすべてがきれいだった☆
久しぶりにyokoちゃんと山に行けて、さらに素敵な景色を見ることができて大満足な山行でした♪
yokoさん
オンタケ行けばよかった
行こうとしてたけど最後のずくがでなかった
yukoりん!今回はフラれずに!?愛しの!?yoko嬢とお山デート出来て良かったねっ(*^o^)/\(^-^*)
御嶽山の初冬と晩秋が入り交じっている素晴らしい景色(///∇///)♪写真でもこんな景色初めて拝見させて頂きました。貴重ですよね。始めの天候から考えられないよーな青空や二ノ池の青さ!や可愛い雷鳥カップルとお二人はやはり何か【持ってる】(yokoさんの年齢不詳な親父ギャグネタ調なコメントもっ)
今シーズンの雪山報告も楽しみにしてますねー♪
同日に田の原Pより剣ヶ峰ピストンしたものです。
この日の九合目から上はまさに別世界の強風でしたよね、登頂お疲れ様でした
僕は8:19〜8:32に山頂にいましたけどほんの一瞬明るくなっただけで後はただただ吹雪いてたんで写真撮ってすぐ下山しちゃいました(移動&次の山もあったので)
頂上標識のエビ、一番乗りだったんで撮影用に少し落としちゃいました、ここまでを予想してなかったのでなんだか嬉しくもなっちゃいましたけど
雷鳥は寒すぎたのか全く見れませんでしたね
凄く良い景色ですね〜!
私も同じルートを31日に行き、良い景色見れたな〜と満足した気分で下山、レコを書いたんですが、後からyokoさんのレコ拝見させていただいたら自分の何倍も美しい景色に出合われているんですね。
良いですね!しかも雷鳥のつがいまで
yokoさんのレコ、楽しみにしています。
また拝見させていただこうと思いますので宜しくお願いします。
会えたかもしれなかったのか〜!残念!
でも石川からじゃ遠いですから、ずく出なくても仕方ないですよ〜。
そんな時もあります!どんまい☆
御嶽山では抜群の晴天率を誇る私、でももはやこれまでか…とあきらめそうになりましたが、、、晴れてくれました!!!
雪化粧のお鉢と珊瑚のような霧氷は本当に綺麗でした。
yukoりんも喜んでくれて登った甲斐がありました!
午前中の荒天は、雪山シーズンへのちょうどよい心構えになったということで結果オーライってことで(笑)
おお!先客がいらっしゃったのですね。
強風はある程度覚悟してましたが、厳冬期さながらでしたよね…!
わたしもエビっぷりにちょっと嬉しさを覚えパンチしてみましたけど、グローブがそこまで厚くなかったから手が痛かった(笑)
悪天にめげずに二座目に向かうとは素晴らしい!
登る順番が逆だったら御嶽山でいい景色が拝めたかもしれませんね。
お立ち寄りいただきありがとうございます!
御嶽山とはこれまで相性がいいので、この日もきっと晴れてくれるはずと信じていました!
お陰様でいい景色に出会うことができました。
ずっと晴れっぱなしもウハウハで楽しいですけど、こういった展開もドラマチックでいいもんですね。
やっぱり私と御嶽山は両想いで間違いないようです♡(笑)
yokowvさん、こんばんは。
ガスガス状態で登っても、見事に晴天を引き当てるとは、さすがですね!
その晴れ力、自分も凄く欲しいのですが
白くなりかけのライチョウさんも、貴重なショットですね〜
キラキラ輝く白と青が眩しい写真(+グリーンも?)、素晴らしいです
ガスの後の晴れ間は嬉しさひとしおです!
最初からスカっ晴れなら言うこと無しですが、御嶽山自らツンデレを演出し、わたしはまんまとはまったわけです。
もう〜、素直じゃないんだから〜(笑)
もう、こんな雪の時期になってしまったのでしょうか。
さすがに3000m級の山、あなどれませんね。
「想定外」の天気に難儀しているようでも、結構うれしそなところが伝わってきます。
ただ、このコンディションに「ハーフパンツ」は誤算だったようですね(^^)
今年は夏が引っ張って、秋をすっ飛ばしてあっという間に冬でしょうか。
長期予報では今年の冬は平年以上に寒いとか。紅葉狩りもしないうちに冬山になってしまいそうです。
ライチョウもすでに白くなってしまったようだし、お二人とももうアイゼン研ぎ始めているのでは?
紅葉は里へシフトしましたね。
昨日は守屋山に登りましたが、南アルプスは結構白くなっているのが見えました。
例年下界でも-15℃の朝が1〜2回は訪れます(昔はしょっちゅうだったとか)。この冬は何回お目にかかれるか!?
山のための冬支度はじめないと!そうでしたね、アイゼンも!
やっぱり、すごいですね。
「yokoさんの御嶽山!」
霧氷がめっちゃきれい
それに、晴れるまで待つってのが、いいですね。
信じるものが救われてよかったです。
今年の秋は短かった気がします。
ちょうどいいときに山に行けなかったこともあり、この秋は山の紅葉を楽しみ足りなかったなあ。
来年以降への宿題がどんどんたまってしまいます。
冬が終わったときから次の冬が待ち遠しくてたまらなかったのですが、いざ無雪期が終わると思うとそれも寂しいですね〜。
これから本格的になる山の冬に順応できるのか、シーズンのはじめはいつもドキドキします。
この山行でちょっと冬山気分を味わえて、いい練習になったかな。
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