記録ID: 36334
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無雪期ピークハント/縦走
丹沢
西丹沢(犬越路・大室山・加入道山・畦ヶ丸)途中遭難
2009年03月28日(土) [日帰り]
- GPS
- 07:15
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,701m
- 下り
- 1,692m
コースタイム
西丹沢自然教室8:25→8:45犬越路登山口→8:40犬越路8:45→8:45大室山8:50→9:40加入道山9:45→12:30ハン木の頭12:40→13:00モロクボ沢の頭→13:15畦ヶ丸13:20→(無名の山)→15:25西沢付近→15:40西丹沢自然教室
天候 | 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
【西丹沢〜犬越路】1時間15分 林道をしばらく行くとゲートがあり、その手前で右に折れると登山道に入る しばらくは沢沿いの軽快なウォーキングが続く。犬越路までの急登は、ところ どころ岩場をよじ登る感じになるが、さほど危険な感じはしない。 【犬越路〜大室山】1時間 犬越路を出たあたりから雪がちらつきはじめる。大室山頂手前30分ぐらいは 数cmの積雪路、山頂付近は一面銀世界。風もなくしんと静まり返っている。 大室山山頂はベンチもないので、すぐに白石峠方向へ出発 【大室山〜畦ヶ丸】2時間25分 この道はとても歩きやすい。ところどころ小さな頂きを上り下りするので厭きない。 ベンチのあるところ(加入道山、ハンの木、モロクボ沢など)につくたびに小休止を 取る。加入道山をすぎたあたりで積雪は1cm未満になくなる。 【畦ヶ丸〜(登山道を外れる!)〜西沢付近】2時間5分 畦ヶ丸を出てしばらくは急な下りが続く。東丹沢同様、木の階段で整備されて いるので歩きやすい。30分程行ったところで、登山道が真新しい木材で修復 されているところで、杉林の中、ジグザグの登り道に入る。 ◆後でわかったことだが、ここで登山道を逸れていた◆ 登っていくにつれ、踏み跡が薄くなり、雪の上に足跡がまったく無くなっている ことに気づく。顔をあげて木の枝についたテープを頼りに登っていく。50mおき ぐらいにテープはついてたが、登り道が終わり、頂きの上に立ったあたりで完全に 道を見失う。 ここからは完全に道なき道を進む。その時さ迷っていた付近を下山後に地図で 確かめてみたところ、西沢を挟んで権現山の反対側に1000mほどの名もない頂きが 二つ並んでいるが、どうやらこの山の稜線を東西に縦走してしまっていた模様。 引き返すかどうか迷ったが、南を向くとはるか眼下に自動車道が見えたので、 覚悟を決めてそのまま斜面を下ることに。 ほとんど崖のような急斜面を、手掛かりを探して何度もトラバースを繰り返し、 木の根にぶらさがったり、お尻で斜面を滑りおりながら命からがら降りる。 一度降りると二度と戻ることはできない急斜面の途中で、右を見ても左を見ても 崖ぷっちのようなところに出てしまったときは絶望的な気分になった。 岩がごろごろしている涸れ沢まで降りるのに約1時間半。それを抜けて西沢の 登山道を見つけたときは心底ほっとした。 出たところは、人造の滝を鉄の階段で越えるところの500mほど上流のところ。 【西沢付近〜西丹沢自然教室】 15:40発のバスに乗って新松田へ。 今回は反省すべき山登りであった。 登山道を見失ったら地図で現在地を確かめて引き返す。登山の初歩中の初歩を 忘れていた。崖のようなところを降りてこれたからといって何ら誇れることで はなく、避けられる危険は避けることがすぐれた登山術であることを今一度、 考え直したい。 あと、木の根につかまって崖を降下している時に気づいたが、自分の握力は 自分の体重をささげるのに十分ではないことがわかった。今後は下半身だけで なく上半身も鍛える必要がある。 |
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