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記録ID: 36525
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雪山ハイキング
甲斐駒・北岳

櫛形山 (裸山、あやめ平)

2009年04月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:22
距離
10.6km
登り
1,126m
下り
1,153m

コースタイム

県民の森6:53− 8:04櫛形山林道出合い8:10- 9:15ほこら小屋9:30−
10:30裸山11:00−11:25アヤメ平11:30−12:20みはらし平12:25−13:16県民の森
総合時間:6時間23分、
歩行時間:5時間22分、歩行距離13.6km
天候 晴、微風
過去天気図(気象庁) 2009年04月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
登山口となる場所まで7km程度。
裏山ともいえるのが櫛形山です。
昨年12月から、しばらく櫛形山に登っておらず、初春の様子を見に行きました。
櫛形山を自宅から見上げるとかなり雪が少なくなっているので、登山道も雪が少ないだろうと予想しました。
もちろん、稜線に行けば、ある程度雪があることはわかっていますが、
どれくらいかな、、、。

伊奈ケ湖周辺が県民の森となっており、そこには、森林科学館、
宿泊設備、売店、ミッシェルというイタリアンレストランなどもあり、
北と南の2つある伊奈ケ湖の北伊奈ケ湖には、バーベキュー施設もあり、これからが季節です。

駐車場も完備され、この場所までは、冬でも行けます。
既に標高は900mを超えています。

櫛形山に登るときは池の茶屋からが一番楽ですが、
今日は櫛形山の頂上には寄らず、県民の森から中尾根を登り、一度いまだ冬季閉鎖の櫛形山林道を横切って、ほこら小屋、それから雪が多くなると予想していた稜線、白峰三山や南アルプス南部が見える裸山、それからあやめ平に下り、北尾根をぐんぐん下り、みはらし平、さらに北尾根を生活道路となっている林道に下り、
林道を県民の森駐車場に戻るパターン。

中尾根がちょっと心配でした。
なぜか、、、雪があると道が不明瞭になるからですが、雪が予想通り少なく、数名の踏跡もあり、なんとかなりました。

雪は、1400m以上からちらほら現れますが、はじめは登山道には残雪もなく、でもところどころ、日当たりの悪いところは、登山道でも雪が残っており、わずかながら、足を滑らせました。

1800m辺りのほこら小屋から上は、一面に雪が現れるようになります。
ここで南尾根の道を合わせます。
南尾根は日当たりが良いので、下りに使った北尾根と同じようにほとんど雪はないのではないでしょうか?

大菩薩嶺の丸川峠から大菩薩嶺までの樹林帯のようにがちがちかと思っていましたが、1600m以上に降った最近の新雪(自宅からも少し白くなっているのが見えた)や、日当たりの良さもあり、稜線もいい感じで歩けました。

稜線でも日当たりの良いところは雪が融けてなくなり、かと思うとすぐにいい感じで雪の上を歩けるところがあったりと、登山道の表情は豊かです。

結局、アイゼンは使用していません。

裸山に到着する前、鹿が数十メートル前を横切り、あやめ平では、カモシカが。


裸山は日当たり良く、雪が融け、頂上からは、白峰三山や悪沢岳、赤石岳、聖岳、笊ケ岳などが見えていました。塩見が意外と見えません。
180度振り返れば、富士山。いい天気です。
裸山からあやめ平までは、雪の多いときにスノーシューで歩いたこともありますが、今回は、踏跡もあり、雪も少なく、と言っても時折、吹き溜まりもありで、それほどの苦労なく、常に樹林帯越しに白峰三山をちらちら見ながら、歩きました。

あやめ平らでは、今年のアヤメの心配をしつつ、カモシカを見つけ、北尾根を下りました。
北尾根は、中尾根と比べて、日当たりが良いので、雪があったのは、数メートルでした。
一度、朝、横切った櫛形山林道に出合い、そこには、みはらし平があり、田中澄江の句碑もあります。
アヤメの季節には、ここまでバスがあがってきます。
今年のアヤメは???

みはらし平からは、甲府盆地を眺め、富士山を堪能し、金峰山に挨拶をし、八ヶ岳にも挨拶をし、かすんで見えた浅間山にも挨拶。

さて、つまらぬ植林帯を抜ける北尾根を生活林道に下り、林道を県民の森まで歩きました。

ごみが投げ捨てられ、早くも山菜取りか、軽自動車も止り、老夫婦が、、、。
県民の森駐車場は、穏やかな日を身近な自然の中で楽しもうといった風情のひとたちが結構いました。

ところどころ、林業用の道しるべと思われるリボンが登山道の近くにあり、少し混乱するかもしれません。


もう本格的は春です。
県民の森駐車場、朝
県民の森駐車場、朝
中尾根登山道の指導標、辺りは、自然体験ゾーンのようになっています。
中尾根登山道の指導標、辺りは、自然体験ゾーンのようになっています。
はじめはこんなヒノキ林。
はじめはこんなヒノキ林。
櫛形山林道に出合います。4月下旬まで冬季閉鎖。
櫛形山林道に出合います。4月下旬まで冬季閉鎖。
林道に出合ってから1800mくらいになると結構な雪が中尾根登山道にも現れます。
林道に出合ってから1800mくらいになると結構な雪が中尾根登山道にも現れます。
中尾根から八ヶ岳
中尾根から八ヶ岳
南尾根登山道がぶつかるほこら小屋手前の広々としたところ、日当たり良いので雪見えません。
南尾根登山道がぶつかるほこら小屋手前の広々としたところ、日当たり良いので雪見えません。
南尾根をあわせるところ。
南尾根をあわせるところ。
そこに立つほこら小屋。いつもきれいです。
そこに立つほこら小屋。いつもきれいです。
ほこら小屋後は一面に雪が現れるようになります。
ほこら小屋後は一面に雪が現れるようになります。
高度を上げると雪に厚みが増してきます。
高度を上げると雪に厚みが増してきます。
日当たり良ければ融けている所も。
日当たり良ければ融けている所も。
悪沢岳が近くに見えます。
昨年悪沢岳に登ったとき、櫛形山が近くに見えていました。
悪沢岳が近くに見えます。
昨年悪沢岳に登ったとき、櫛形山が近くに見えていました。
雪が完全に融けている場所も。
雪が完全に融けている場所も。
再び悪沢岳、赤石岳方面です。
再び悪沢岳、赤石岳方面です。
セルフでY-chanを撮ってみました。
セルフでY-chanを撮ってみました。
鹿の食害調査です。
鹿の食害調査です。
白峰三山。双眼鏡で見たら、北岳山荘が見えました。
白峰三山。双眼鏡で見たら、北岳山荘が見えました。
鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、早川尾根方面。
鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、早川尾根方面。
振り返れば富士山。
振り返れば富士山。
また、セルフでY-chanを撮ってみました。
裸山山頂。
また、セルフでY-chanを撮ってみました。
裸山山頂。
裸山から少し下った場所での富士山。
竜ヶ岳、毛無山も見えます。
裸山から少し下った場所での富士山。
竜ヶ岳、毛無山も見えます。
アヤメ平。田中澄江の句碑。
アヤメ平。田中澄江の句碑。
アヤメ平。
アヤメ平を北尾根に下ります。
アヤメ平を北尾根に下ります。
北尾根はこんな感じで、雪がありません。
北尾根はこんな感じで、雪がありません。
みはらし平。
櫛形山林道沿いにありますが、この林道は、冬季閉鎖中。
みはらし平。
櫛形山林道沿いにありますが、この林道は、冬季閉鎖中。
下の生活林道の登山口まで下りました。ここから県民の森駐車場まで歩きます。
下の生活林道の登山口まで下りました。ここから県民の森駐車場まで歩きます。

感想

久しぶりの櫛形山はもう春を思わせる山行きとなりました。
昨日は、強風吹き荒れ、予定を1日延期して正解でした。
今日は、穏やかで、空も青く、富士山、白峰三山、悪沢岳、
赤石岳、聖岳など南アルプス南部、金峰山、八ヶ岳、
浅間山まで見えていました。
春霞の季節ですが、今日はいい感じでした。


久しぶりに中尾根を登りましたが、やはり、一部、
首をひねって、道を探すところもありましたが、大丈夫でした。

アヤメが有名ですが、鹿の食害が懸念されており、昨年も少なく、
今年はどうなることやら、、、、。

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コメント

ゲスト
櫛形山
もうアイゼンは必要としませんかね?
2009/4/3 17:52
アイゼンは使用しませんでした
じいさん
アイゼンは使用しませんでした。
雪に慣れていれば不要と思います。

Y-chan
2009/4/3 19:02
ありがたいです
1月に登ろうとしたが途中下山しました。
写真見て登った気分にさせていただきました。
ありがたいです。
2009/4/3 21:02
櫛形山残念でしたね
記録も拝見。

残念でしたね。

記録で少しきになりましたが、、

ほこら平と呼ばれているところは、
みはらし平と思われますね。
また、このみはらし平まで雪に強い車なら入れると
の記述ですが、冬季閉鎖でゲートがあり、入れません。

近くに住んでいるので、よくわかりますです。

Y-chan
2009/4/4 10:44
ご指摘ありがとうございます。
Y-chanさま
ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。
櫛形山には、また菖蒲 が咲くころに行ってみたいです。
2009/4/4 17:19
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