井出ノ小路山〜113/ぎふ百(いでのこうじやま）
長野県
岐阜県
レオンくん🐇
体力度について
- GPS
- 08:05
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,607m
- 下り
- 1,578m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:05
�� 林道:8km(H550m) 往路1h45m 復路1h10m
�� 沢道:2km(H450m) 往路1h40m 復路1h20m
�� 激藪:500m(H100m) 往路1h20m 復路25m
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・県道を8kmほど進んで「度合温泉まで4.6km」の看板を右折し林道を夕森山北・真弓方面へ ・500mほど進むとゲートで行き止まり、手前スペースに駐車 ・県内大垣から下道105kmをトイレ休憩込みジャスト2時間の6時着、早っ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
※ 全体 ・ヒル、ダニの気配＆痕跡無し �� 林道： ・舗装路と未舗装路は半々、上部未舗装路のガレ場は感覚的に延べ500mくらい ・登りは、真弓峠分岐までの2kmをチャリ漕ぎ、残り押し歩き ・下りは、ガレ場以外はパンクしちゃったチャリでの自動降下運転 �� 沢道： ・沢登りとみれば水が枯れて難易度は高くありませんが、登山道とみれば斜度がキツい上、大岩・倒木が多いため、危険か所を避けるルーファイ力＆3点支持のテクニックが必要。上部の崖に近い勾配の脆いザレ場は落石注意 ・前レコの錫杖と比較すると、若干緩いですがそれでも十分急勾配に分類できる沢で、錫杖よりも距離が長いです ・上部のコケ石や一部の濡れ岩がヌメってよく滑るので注意 ・沢の直登直降でも行けそうでしたが2度ほどより楽そうな脇へ小巻きしました ・途中のテープ類はほぼ無し �� 激藪： ・トップクラスの密激藪！、山頂までの500m(標高差100m)に1時間20分も要しました ・沢を上り詰めてから稜線に出るまでが特に難路で、斜度がキツく濡れた笹の茎の上では足の反力が得られず、笹を掴んだ腕力で体を引き上げるのに四苦八苦 ・身長より高い密な熊笹に枝の多い灌木が混じるやっかいな藪で、太い笹茎の弾力が脛を徐々に痛みつけ、その上、密度がめちゃ濃いため足元が見えず、たくさんの倒木から出た枝に何度も脛や膝をぶつける、痛ッーテー(>_<) ・勾配が緩くなった山頂手前50mだけ藪が薄くなりました ・登りに比べると藪方向の下りはずいぶん楽ちん、3倍速 |
| その他周辺情報 | 道の駅「茶の里、東白川」利用、シャワートイレ完備 |
写真
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ここまで8kmを1時間45分。
30分ランチ休憩して下山
下りは登りに比べて圧倒的に楽、ラク、らくちーん、藪に逆らわないのはホントに楽だわ (^^♪、赤テープがあったけどコルまで下ってから中ノ谷山へ行くか決めることに。
コル手前で平坦になった途端にスピード激減、きっぱり中ノ谷山は諦めて下山に決定 (^^;
赤テープがあったけどコルまで下ってから中ノ谷山へ行くか決めることに。
コル手前で平坦になった途端にスピード激減、きっぱり中ノ谷山は諦めて下山に決定 (^^;
コルからはできるだけ南側へ進み登りと異なるルートを探索するつもりでしたが、すぐに登りの沢枯れ地点に出ちゃった。後でGPS見たら、そもそもコルの大分手前から降りてたし...
後でGPS見たら、そもそもコルの大分手前から降りてたし...
堰堤の向こうに林道が見えて ┐(´д｀)┌ヤレヤレ
ようやくガレ場地帯を抜けて楽々自動降下運転開始〜、っと思った途端、パンクしてんじゃん (>_<)尖った石を雑に避けた時に横っ腹をやっちゃったみたい...
今日は予備チューブセットを持ってこなかったので、修理代が高くつくのを覚悟して乗車、これでも自動降下しました
尖った石を雑に避けた時に横っ腹をやっちゃったみたい...
今日は予備チューブセットを持ってこなかったので、修理代が高くつくのを覚悟して乗車、これでも自動降下しました
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
昼ご飯
行動食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
携帯
時計
サングラス
カメラ
ヘルメット
|
|---|---|
| 備考 | ・ヘルメットがあると安心 ・脛を守る厚手のハイソックスが望ましい ・枯れ沢のためフェルト沢靴は不適 ・ストックは邪魔になるだけで不要 ・枯れ笹が少なくマスクは不要(目の保護用ゴーグル代わりの密着サングラスが曇るし) |
感想
ザ・激藪！！！
半年前の6月にお隣の高樽山に登り、あまりの激藪に閉口して、次週計画していた井出ノ小路山はもっと凄い激藪とのことで、一旦計画を先送りしていました。
秋も深まり北アルプスに初雪があったとの知らせを聞いて、そろそろ藪が弱ってきた事を期待しつつ、まだ少し早いかなと案じながらも、好天に背中を押されてチャレンジ決行。
今回もスタートから林道の距離が長いため、下りの自動降下運転を楽しみにマウンテンバイクをお供に。
途中までは高樽山と同じ林道だし、分岐からは高樽より荒れてガレ場が多いのは過去レコ情報とおりで、距離が少し短いこともあって、割とすんなりカラ谷入渓ポイントに到着。
高樽と違うのは次に谷を詰め上がるところ。
最初から大岩のゴーロ帯ですが、水流のない枯れ沢なので、できるだけ小さな高低差となるルートを見定めながら、時には大きな段差となる部分で3点支持を使いながらグングン標高を上げて行きます。
たまに、楽そうな脇の樹林帯を高巻きしてみますが、歩き易くはないので、どっちもどっちでしょうか。
途中で枝沢に入り込んじゃったことに気が付き、本沢に戻る途中に尾根も探索してみましたが、藪ではないものの、苔むした木の根穴が多くて歩きにくいし、枝沢は脆いガレ石ばかりなので、やっぱり本沢が一番良いルートだと思いました。
途中の分岐は、できるだけ藪への突入を遅らせたいと考え、太くて石の大きい側を選びつつ、山頂により近づく左側を意識しながら選択しました。
先々週も枯れ沢を登る錫杖岳だったので、記憶が新鮮なところで比較すると、こちらの方が斜度は少し緩いものの浮石が多く距離も50％増しで、他に入渓者が居なくて心細く、特にソロだと錫杖よりも用心してかかる必要があると思います。
沢を詰め上がると、いいいよ激藪へ突入です。
稜線に出るまでの区間が一番苦労しました。
斜度がキツい上に密藪で地に足が着かず、濡れた茎で足が滑るため、笹を握った腕力だけで体を持ち上げるのに四苦八苦して、腕が疲れて持たないのじゃないかと不安になったくらいです。
感想としては、キツい斜度部はできるだけ避けて、標高1,750mコルへ出てから稜線を伝って山頂を目指すのが最良のコースだと思いました。
下りにそのルートを歩いてみようと思ったのですが、コルの少し手前から稜線を降りてしまい、すぐに登りと同じ沢の源頭に出てしまって確認はできていませんが...
稜線に出ると、斜度がちょっと緩くなり足元も滑りにくなって少しは楽になりましたが、身長以上の高濃度密藪が手足に絡まって全然進まず、しかも足元の視界が悪いため、やたら多い倒木は足裏の感触で何となく分かるものの、倒木から出てる枝が脛や膝にもろにぶつかって、快晴の空へ向けて何度も悲鳴を上げました。
ぎふ百の前半戦だったら、諦めて退散したかもしれません。
それでも早出したかいあって時間はたっぷりあったので微速前進を続け、やっと藪が薄くなった平坦部でなかなか出てこない山頂標識を捜して50mほど進むと、ようやくeizさんが修正した緑文字の山名標識を発見ーーーー、この時はマジで嬉しかったです。
結局、藪突入から500mしかないのに1時間20分も掛かって山頂に辿り着きました。
過去レコでも皆さん苦労してみえますが、ここまで時間はかかっていないみたいなので、時期が悪かったのか、藪が成長しているのか、コースが悪かったのか、皆さんが強者過ぎるのか...
私としては、藪山の多いぎふ百でも最難関、一番苦労した「ザ・激藪！！！」と認定します。
下りは、登りの苦労が嘘のように楽ちん、藪方向の下りがこんなにも登りより楽だと思ったことも初めてで、スピード3倍速でした。
登りと同じ沢に戻ると、下りはずーっと本沢を戻ります。尾根と異なり沢下りはどんどん枝沢と合流して迷いところがないのがいいところですね。
やっと林道に戻って一息ついて、残りはお楽しみの楽々自動降下のチャリ運転。
ガレ場を押し歩いて、さあ乗車、っと思ったら、何と後輪がパンクしてペッシャンこじゃん (>_<)
尖った石の横を雑に通り抜けた時にタイヤの横っぱらをぶつけちゃったみたいで、見事に空気がスッカラカン (*○o○)
どうしようか迷った交換チューブセットを持ってこなかったことを後悔するも、後の祭り。
少し乗ってみるとガタゴトするものの漕がなくても自動降下で進んでいく、チューブの他にタイヤとホイールが痛んで修理費が高くつくのを覚悟して、楽なのを選んだのは言うまでありません。
だって、ザ・激藪で燃え尽きちゃったんだもーん (^-^;
伊勢神宮の式年遷宮にも使用される木曽ヒノキの樹林帯を通って井出ノ小路山へ至る厳かな登山道、そんな魅力を活かした整備がなされない限りは....
岐阜山岳連盟が1975年に選定したぎふ百山、そろそろ50年経とうとしているので、見直し時は、この井出ノ小路山は落選の有力候補ですな...
おしまい ( ^^) _U~~
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流石ですね、
自分も岐阜県側から登りたかったですが、安全な？長野県側からにしました。
これで春にはぎふ百山完頂できそうですね。
もう少し薮は弱ってると思って岐阜県側からチャレンジしたんですが甘かったです。
ミッションが「ぎふ百山」なので、できるだけ岐阜県側からのルートを選んだとこもあったのですが、これ程手強いとは予想を超えていました。
これで難関山は無くなったので、次の積雪期に鎌ヶ峰、桑崎山を終えれば、ぎふ百をコンプリートできそうです。
次に「ぎふ百秀山」と「岐阜県の山(分県登山ガイド)」を終えて岐阜三冠を達成できたら岐阜から卒業ですね。
井出ノ小路山踏破おめでとうございます！
近く登られるのではないかと思ってたのですが早速だったんですね。
レコ拝見すると、井出ノ小路山は思った以上に難関そう。
沢も笹も思ったよりきつそうで、近く登ろうとしてましたがちょっと引きました。
（自分の中でハードルがあがった）
錫杖よりヤバいんじゃないですか？人も居ない分、不安も大きい。
graichiさんの東ルートの方が藪少なさそうだけどルートが若干分かり難そうだし。
残雪時期も良いような気がするけど、レコが一つもないし急登に不安有。
ちょっと悩み所ですね。
私自身まだ沢山のぎふ百を残してますが、この山登ったらラスボスレベルはもう無いと思ってるので、どこかで気合入れて登りたいと思います。
そろそろ誰かレコを上げてくれないかなぁ、っとmunaitaさんにも期待しつつ、ネットを捜しても出てこない。
まだ少し早いとは思いましたが、待ちきれずに人柱になってきました。
この山に激藪があるとはいえ距離が短いし、長い林道もチャリが使えるので、いいとこ小結級だろうと思ってましたが、激藪が想定以上の悪コンディションで、正に横綱級のラスボスになりました。
ここの藪は、背が高い熊笹の密度が濃いのに加えて茎の径が太く、枝の多い灌木がたくさん混じり、倒木もやたら多い、全ての悪要素を備えたやっかいな藪で、しかも雨上がりで濡れてたため、稜線に上がる斜度のきつい斜面で足が滑って藪を掴んだ腕力だけで体を持ち上げないといけない、藪区間の500mがとてつもなく長く感じました。
笹が乾いてる時に、できるだけ斜度が緩い1750コルへ上がってから稜線を伝うルートなら、実は大したことなく小結級なのかもしれません。
一番いいのは、graichiさんの高樽山レコと同じ、林道に積雪がないけど藪は雪に埋まってる残雪期なんでしょうが、沢の部分をどうするのかの問題があるし、そんな期間はごく限られるので難しいとこですね。
munaitaさんの人柱レコが、初の残雪期のになるのを楽しみにお待ちしております、頑張ってくださいね。
そういえば人柱の話ありましたね（笑）
先に錫杖が頭にあり、井出ノ小路山は後回しでした。
錫杖後に井出ノ小路山をどうしようか考えてた次第です。
誰か井出ノ小路山をアップしたら行く準備しようかと考えてて、そしたらleonkun2000さんが人柱・・いや貴重レコ残してくれました。
けど、参考にするつもりが尻ごむ状況に・・
leonkun2000さんは確か黒壁の無雪期も登ってたのに過去一って・・どんな藪かイメージするだけでストレス溜まります。
ちなみに錫杖岳は何となく日が被るかもと思ってたんですが、一日早かったのをみてちょっと残念に思ってました。
錫杖岳は当初leonkun2000さんと同じ日に登る予定でしたが、前日残業したので日曜にずらしただけ。
あの日会ってたら、井出ノ小路山の話をしてたかもしれませんね。
この難山は心の整理をしてチャレンジをしたいと思います。
そう言えば、錫杖を一日前に登ったもののレコ作成が遅くなって、しかもコース案内を手抜きしようとしたら、先に前日のmunaitaさんのコース詳細レコが上がってたので、ご了承を得ずにリンクを貼らせていただきました、お礼が遅くなりすみません m(__)m
munaitaさんとは、昨年の千回沢からコメントのやりとりが始まって、同じぎふ百戦友ってことで、まだお会いしてないのに、勝手にお友達って位置づけです。
錫杖の一日違いは惜しかったですね、この目で胸板の厚さを確かめてみたかったわー (*^^*)
そうそう、井出ノのすんごいレコを見つけました、多分知ってらっしゃるとは思いますが、munaitaさんなら参考にして新たなルートを探してるんじゃないのかな？
https://yamap.com/activities/10521760
期待してま〜す ( ^^) _U~~
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