檜洞丸・秋の尾根巡り(源蔵尾根〜ヤタ尾根)
- GPS
- 06:15
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,359m
- 下り
- 1,370m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今回初めて神ノ川から入山しました。
当初は4日に地蔵尾根から檜洞丸を経由してヤタ尾根を下る計画でしたが、朝から小雨が降っていたので中止し、よくよく考えると最近歩き足りない自分の足ではコースタイムで歩くのがやっとで、この時期だと下山中に暗くなりそうなので、源蔵尾根から登りヤタ尾根を下る短いコースにしました。行ってみると取付き前の渡渉もあり雨の日に強行しないで正解、コースを短くしたお陰でのんびり歩いても昼過ぎには下山でき温泉でゆっくり過ごせました。
6:30自分を含め3台が停まっている駐車スペースを後にゲートを抜け、秋の色に染まる山すそや渓谷の景色を楽しみながら歩くと林道歩きも苦になりません。
立派な檜皮橋を渡ると間もなくヤマレコで見慣れた黄色い案内図がガードレールにくくりつけられていて、てっきりこのガードレールの切れ目から河原に下っていくのだと思っていたら、ガードレールの案内図を通り過ぎて左手のアザミが群生するこんもりした藪の手前から堰堤の上に降りる経路があり、叢の中にかくれるように「源三新道入口」という手製の黄色い標識がありました。
昭文社の地図にも“取付きわかりづらい”と書いてあり、少し不安を感じながら堰堤の上に並ぶケルンを目印に下ると、河原に「源造尾根」と書いた木が立てかけてあり、???と思いながらもとりあえず「ゲンゾー」はこっちで間違いないと確信して対岸の尾根を目指しましたが、渡渉に思いのほか時間がかかってしまいました。
遠目には大した川幅も無いと思って近づくと微妙な川幅、、、飛び越えられないこともなさそうだけど、靴は脱ぎたくないなぁ、石伝いに渡った方が無難?などと考えているうちに、以前凍った石に足を滑らせて雪の中川にドボンしたことを思い出して暫しウロウロ、、、結局浅そうなところを選んで靴のまま渡りましたが、もう少し水量が多いとレジ袋が必要かも知れないと思いました。
取付きから九十九折を少し登った辺りで暑くなって山シャツを脱ぎ半そでになり、ひと登りして尾根に出ると秋色の世界の真っ只中!
天気はいまひとつでしたが、日が差さない代りに淡い光に照らされ印象派の絵画のように柔らかな雰囲気の林の中を歩いていると気分は「来て良かった〜」のひと言に尽きます!「いいね〜いいね〜」と頭の中で繰り返しながらの登りは、登り切ってしまうのが惜しいような、独り占めしているのが後ろめたいような気持ちです。そんな尾根歩きを楽しんでいると、主稜に出る直前のロープ場で今日初めて降りて来る人とすれ違いました。降りて来た方はここで人とすれ違うとは思っていなかったらしく驚きながらも嬉しそうに地味なルートを好む同好の士に会えて嬉しいと言われ、すれ違った後に互いに立ち止まってしばし話し込んでしまいました。お名前も聞かずじまいでしたが、気楽なソロ歩きを好んでやってはいますが、こんなちょっとした出会いもいいものだと思いました。
稜線に出ると、秋色の尾根とは一転して初冬の風情で、曇り空の下冷たい風が強く吹き抜け、木々もすっかり葉を落としていました。
時々振り返っては雲の切れ間から差した日に輝く蛭ヶ岳を見ながら概ね緩やかな稜線を辿り着いた檜洞丸の頂上は風が強く、急いで長袖シャツとウインドブレーカーを羽織り、そそくさとおにぎりを食べ、ヤタ尾根に向かって出発しました。
以前来た時には危なっかしい櫛抜け状態だった檜洞丸頂上から犬越路に向う階段は、きれいに補修され歩き易くなっていましたが、このあたりの補修作業はまだ続いているらしく、熊笹ノ峰にはヘリで上げられたのか現場事務所兼避難所と書かれたプレハブが据え付けられていて、そこに至る途中で1人木段を整備する作業をしている人がいました。
熊笹ノ峰から神ノ川に向かって行くと思いの外早く林道に着いて驚きましたが、着いたと思ったのは早とちりで、そのまま林道を渡って再び山道に入り更に30分程下って林道に出ました。
駐車スペースに着いたのが12:30、下山後の温泉は「いやしの湯」に、、、温泉につかりそばを食べて広間の畳でゆっくり足を伸ばしてから帰途につきました。
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