黒部峡谷 下ノ廊下（旧日電歩道）から水平歩道へ

2021年10月23日(土) 〜 2021年10月24日(日)

• GPS: 11:36
• 距離: 34.9km
• 登り: 7,458m
• 下り: 8,369m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:56
• 休憩: 0:29
• 合計: 6:25

7:47 スタート地点
8:05 8:05 ダム下
8:40 8:40 内蔵助谷出合
10:17 10:23 黒部別山谷
10:54 10:55 白竜峡
11:38 11:54 十字峡
12:37 12:37 半月峡
13:09 13:11 東谷吊橋
13:23 13:26 仙人谷ダム
13:28 13:28 仙人谷駅
13:52 13:53 権現峠
14:12 阿曽原温泉小屋

2日目

• 山行: 4:42
• 休憩: 0:08
• 合計: 4:50

5:15 阿曽原温泉小屋
6:41 6:42 折尾ノ大滝
6:50 6:50 オリオ谷
7:14 7:14 大太鼓
8:20 8:22 蜆谷
9:02 9:03 水平歩道始・終点
10:01 10:05 欅平駅
10:05 ゴール地点

天候

1日目：みぞれ混じりの雨時々曇り
2日目：快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：夜行バス（京王バス：新宿〜扇沢）
帰り：黒部峡谷鉄道「欅平駅」

コース状況／危険箇所等

コースは全般的に高度感ある危険な区間が多いのですが、道幅は結構あり、手すり代わりの番線が張られているなど、整備はされており、細心の注意を払って通行すれば、特段の難所はありませんでした（もちろん高所が苦手な方は行かない方がいいいです）。

装備としてヘルメット・ライト（暗く長いトンネルあり）は必携で、また水をかぶったり、水量の多い沢の渡渉等が多くありますので、頭から足元まで防水対策をしっかりしておいた方がいいです。

その他周辺情報

阿曾原温泉小屋キャンプ場
（一泊1000円・温泉入浴800円）

帰りは宇奈月温泉駅近くの日帰り入浴へ
http://yumedokoro-unazuki.jp/

写真

10/23 8:04

みぞれ混じりの小雨の中、黒部ダム直下からスタート。

10/23 8:17

週末ということもあり、多くのハイカーで賑わっていました。

10/23 9:11

標高が高い序盤は、少し色づいていました。

10/23 9:22

峡谷内はあらゆるところから水が落ちてきていました。

10/23 10:02

徐々に険しい峡谷内部へと入って行きます。

10/23 10:06

何箇所か水を被るポイントがありました。

10/23 10:12

はしごをよじ登って高巻きしていきます。

10/23 10:19

渡渉ポイントも多くあります。

10/23 10:39

雨で足元が滑るので、慎重に進みます。

10/23 10:41

雨空ですが、それでも川の色がキレイ。

10/23 10:42

白竜峡。ちょっと高度感が出てきました。

10/23 11:40

十字峡の眺望ポイント。

10/23 11:52

十字峡吊り橋。一人ずつ渡るようにとの看板がありました。

10/23 11:59

危険な場所には手元に番線が設置されています。

10/23 12:21

こんな所によく道を通したものだと感動を覚えます。

10/23 12:35

とにかく安全第一で進みます。

10/23 12:40

下の廊下の紅葉はまだ先のようですが、ちょっと色づいている区間がありました。

10/23 12:41

半月峡。薄日が出てきたので、谷底をのぞき込むと少し鮮やかになった世界が見られました。

10/23 12:43

今回の行程で一番のシャワー（水被り）ゾーン。

10/23 13:07

東谷吊橋を渡ります。

10/23 13:22

仙人谷ダム。ダム湖面の色がめちゃくちゃキレイ。

10/23 13:28

仙人谷ダムの内部を通過します。近くに高熱地帯があるのか、熱風が吹いていました。

10/23 13:32

関西電力の職員寮の脇を通過します。

10/23 14:18

14時過ぎに阿曽原温泉小屋のテン場に到着。まだだいぶ余裕がありました。

10/23 16:27

16時過ぎには、超満員状態。後続の方も続々と到着します。

10/24 5:24

2日目。夜明け前にスタートします。テン場の灯りが見えます。

10/24 6:19

夜明け前は幻想的なモノトーンの風景が広がっていました。

10/24 6:31

標高が高い場所はうっすらと雪化粧となっています。

10/24 6:41

折尾ノ大滝到着。休憩適地。

10/24 7:28

2日目は水平歩道を進みます。

10/24 7:30

10/24 7:33

初日よりも高度感ある区間が続きます。

10/24 7:42

ライト必携です。トンネル内の足元は水が溜まっています。

10/24 7:52

山肌を水平に歩道が貫いています。

10/24 7:53

2日目は快晴で明るい雰囲気の中を進みます。

10/24 8:06

青空と雪山とちょっと色づいた木々との共演がイイ感じです。

10/24 8:47

水平歩道の後半は雪山展望が楽しめました。

10/24 8:55

木々を添えて唐松岳方面。

10/24 9:25

欅平駅上にあるパノラマ展望台からの眺望

10/24 10:15

ゴールの欅平駅に到着。

撮影機器：

AQUOS R compact SHV41 au シャープ

感想

BATA5555

黒部ダムから旧日電歩道（下の廊下）＆水平歩道を歩いて欅平駅へ。
初日はあいにくの空模様で紅葉もまだ早い状態でしたが、急峻でダイナミックな景観が続く黒部峡谷を十分に堪能できました。

人気コースで週末ということもあり、阿曽原温泉小屋のテン場は超満員状態でした。14時過ぎに着いた時には、まだスペースに余裕があり比較的条件がいい場所を確保できました。
露天風呂は夕方時に入浴した時は芋洗い状態（これはこれで和気あいあいと楽しかった）でしたが、寒い一日でしたのでこの上ない気持ちよさでした。午前2時頃に再度入浴した際は、貸切状態で月見風呂を堪能できました。

電力確保のため、急峻な黒部峡谷に踏み込んでいった先人たちの苦労に尊敬の念を抱かずにはいられない道のりでした。