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記録ID: 3672284
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無雪期ピークハント/縦走
北陸

大長山から冠雪白山の大展望(おまけ赤兎山)

2021年10月26日(火) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 石川県 福井県
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GPS
--:--
距離
10.4km
登り
938m
下り
919m

コースタイム

日帰り
山行
4:50
休憩
1:00
合計
5:50
8:00
30
8:30
40
9:10
9:30
40
10:10
20
10:30
40
11:10
10
11:20
11:50
10
赤池
12:00
12:10
10
展望所
12:20
20
12:40
30
天候 晴れ、ガス、曇り
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小原集落登山口の駐車場(簡易トイレ、洗い場あり)
※登山口への林道ゲートは午前7時〜午後5時(ただし冬季閉鎖)
通過時に大人(1名)400円の協力金を徴収されます。
コース状況/
危険箇所等
・大長山への登山道は、赤兎山と比べれば細めだが、普通に明瞭。一部クマザサが茂っていて、草露が多い時間帯ならカッパズボンが安心。
・ただし、泥濘はかなり酷かった。(小原峠から向かって)苅安山、P1530、大長山ニセピークを下った平坦地に泥濘が連続的に現れる。イメージ的には「沼」。足の置き場に困り、踏まれたクマザサの葉が泥にまみれ体にまとわりつく。(前日の雨の影響があると思うが、ちっとやそっとで乾燥する状態には見えない。)
小原集落側の登山口は初めて。
登山届ポストが見つけられなかった。
小原集落側の登山口は初めて。
登山届ポストが見つけられなかった。
林道の奥(右側)が駐車場。登山口が目の前なのは有難い。
林道の奥(右側)が駐車場。登山口が目の前なのは有難い。
歩き出すと、ほほう、なかなか紅葉がきれいじゃあないか!
歩き出すと、ほほう、なかなか紅葉がきれいじゃあないか!
小原峠までの区間、紅葉(黄葉)がすばらしい。
今年はブナの色づきが良くないと思ってきたが、この辺りは良さそう。
小原峠までの区間、紅葉(黄葉)がすばらしい。
今年はブナの色づきが良くないと思ってきたが、この辺りは良さそう。
小原峠の標柱がきれいになってて驚き!(2012年以来だからなあ…)
小原峠の標柱がきれいになってて驚き!(2012年以来だからなあ…)
小原峠は四辻。「鉢伏山へ」という小さい表示板が樹に括り付けられている。「大長山」じゃなくて「鉢伏山」なんだ…
小原峠は四辻。「鉢伏山へ」という小さい表示板が樹に括り付けられている。「大長山」じゃなくて「鉢伏山」なんだ…
大長山へのルートも下部の紅葉はまだ楽しめるが、泥濘が酷くて足元に注意を払わねばならず、気持ちに余裕がない。
大長山へのルートも下部の紅葉はまだ楽しめるが、泥濘が酷くて足元に注意を払わねばならず、気持ちに余裕がない。
とはいえ右手にはチラチラ冠雪の白山が姿を現しテンションアップ!
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とはいえ右手にはチラチラ冠雪の白山が姿を現しテンションアップ!
苅安山に到着。山頂に展望はない。
苅安山に到着。山頂に展望はない。
途中の紅葉。泥濘と格闘しながら撮った一枚。
途中の紅葉。泥濘と格闘しながら撮った一枚。
「いよいよ、あれが大長山だな」と意気込んで撮ったが、実はニセピーク!あの上には泥濘ドロドロ笹藪区間が待っていて、その後に本物の大長山山頂があった。
「いよいよ、あれが大長山だな」と意気込んで撮ったが、実はニセピーク!あの上には泥濘ドロドロ笹藪区間が待っていて、その後に本物の大長山山頂があった。
大長山山頂には、少しだけ雪が残っていた。
大長山山頂には、少しだけ雪が残っていた。
冠雪した白山の白さがまぶしく、ひときわ目を引いた。
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冠雪した白山の白さがまぶしく、ひときわ目を引いた。
凛々しい男前別山も頭は純白。
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凛々しい男前別山も頭は純白。
たおやかな白山の峰々。あの雪はたぶん春まで消えることはないんだろうな…
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たおやかな白山の峰々。あの雪はたぶん春まで消えることはないんだろうな…
金沢方面もよく見えた。
金沢方面もよく見えた。
こちらは福井大野方面。雲海がすごい。
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こちらは福井大野方面。雲海がすごい。
鉢伏山から烏岳への稜線だろうか。あの向こうには、板谷の頭、取立山、谷峠へと連なる県境稜線があるはず。
鉢伏山から烏岳への稜線だろうか。あの向こうには、板谷の頭、取立山、谷峠へと連なる県境稜線があるはず。
絶景ポイントに「至 鉢伏山」という表示板が枝に括り付けられており、向かいに登山道の入口があった。
絶景ポイントに「至 鉢伏山」という表示板が枝に括り付けられており、向かいに登山道の入口があった。
鉢伏山への登山道を目でたどってみる…。谷峠まで完全に開通しているのだろうか??
鉢伏山への登山道を目でたどってみる…。谷峠まで完全に開通しているのだろうか??
名残惜しいが、もう一度白山の峰々を目に焼きつけて、さあ、赤兎山への縦走に掛かろう。
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名残惜しいが、もう一度白山の峰々を目に焼きつけて、さあ、赤兎山への縦走に掛かろう。
経ヶ岳から赤兎山への稜線がガスに見え隠れする。
経ヶ岳から赤兎山への稜線がガスに見え隠れする。
小原峠を通過し、こちらは赤兎山への登山道。途中にある池が周囲の黄葉を映して趣があった。
小原峠を通過し、こちらは赤兎山への登山道。途中にある池が周囲の黄葉を映して趣があった。
大船山分岐。ここの標柱もきれいでビックリ。
「経ヶ岳」の表示もあった。なるほど、経ヶ岳からの稜線を歩くと、ここに出てくるわけか…。
大船山分岐。ここの標柱もきれいでビックリ。
「経ヶ岳」の表示もあった。なるほど、経ヶ岳からの稜線を歩くと、ここに出てくるわけか…。
赤兎山山頂はガスガス。
ここまで、けっこう急勾配で険しい道だった。2012年はもっとなだらかな道だった印象が残っていたが、ギャップに驚いた。
赤兎山山頂はガスガス。
ここまで、けっこう急勾配で険しい道だった。2012年はもっとなだらかな道だった印象が残っていたが、ギャップに驚いた。
鳩が湯への登山道の入口が見えるが、かなり整備された印象…。
鳩が湯への登山道の入口が見えるが、かなり整備された印象…。
赤兎山避難小屋が見える。あそこまで、意外に距離があった。
赤兎山避難小屋が見える。あそこまで、意外に距離があった。
赤池(池塘)の横でおにぎりモグモグタイム。
赤池(池塘)の横でおにぎりモグモグタイム。
ガスで見えないだろうと思いつつも、一応、小屋の向こう側の展望所まで来た。
白山は見えないが、眼下の紅葉は一望できた。たまたま居合わせた数人の登山者の方々としばし談笑。
さあ、折り返そう。
ガスで見えないだろうと思いつつも、一応、小屋の向こう側の展望所まで来た。
白山は見えないが、眼下の紅葉は一望できた。たまたま居合わせた数人の登山者の方々としばし談笑。
さあ、折り返そう。
下山はサクサクと。午後の陽射しでブナ林がひときわ輝いていた。
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下山はサクサクと。午後の陽射しでブナ林がひときわ輝いていた。
ふと見上げたカエデの葉も美しかった。
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ふと見上げたカエデの葉も美しかった。
下山。登山口から見える周辺の山肌もきれいに色づいていた。
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下山。登山口から見える周辺の山肌もきれいに色づいていた。

感想

 冠雪した白山を見たくて、初めての大長山へ登ってみた。赤兎山は何度か登っているが、2012年が最後で、いずれも石川県側の三ツ谷から。小原集落から登るのも、今回初めてだ。
 というわけで、リサーチ不足を感じたことがいくつかあった。
(1)小原林道ゲートが朝7時以降でないと通過できないこと。私は6時から登り始める計画だったので、慌てて自宅に1時間ほど計画全体が遅れることを連絡した。
(2)大長山にニセピークがあること。地図は見ていたが「あれが大長山」と信じて疑わなかった私は期待を裏切られて悔しい思いをした。
(3)大長山への登山道には泥濘が酷い区間が3か所ほどあること。「沼」と言いたくなるような酷さだったので、二度目も登りたいかと問われると答えに窮する。
(4)赤兎山への登山道は道幅も広く整備が行き届いているが、どうしても2012年のあやふやな記憶と比べてしまい、「こんなに急登だったかな?ロープなんてあったかな?」とギャップに驚いている。
 とはいえ、嬉しい誤算もあった。
・小原峠までの区間が意外に紅葉・黄葉がすばらしかったこと。今年はブナやダケカンバの黄色が色づきが悪いと感じて残念だったが、この辺りのブナを中心とする森の雰囲気は実に見事で癒された。
・大長山から見た冠雪の白山が神々しかったこと。まさに絶景だった。白山の峰々、別山はもちろん、左右の山々、さらに背後を振り返れば加越国境稜線、福井大野の山々、金沢方面など、文字どおり360度のパノラマにしばし時を忘れた。
 また、小原登山口からの道は終始岩がちだったが、2012年に私が三ツ谷登山口から登った道は土の柔らかい感触の記憶があり、同じ小原峠につながる登山道でも、石川県側と福井県側ではこうも違うのかと新鮮な感じがした。
 やはり、初めての山は実に刺激的である。今度は、取立山から、板谷の頭、鉢伏山を経て、大長山の山頂に立てたら面白そうだ。おそらく来シーズンになるだろう。その時は、加越国境に新たに開拓されたらしいこの登山道の状況その他、事前リサーチをもっと入念に行い、挑戦したい。

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