記録ID: 36888
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積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)
2009年03月20日(金) 〜
2009年03月22日(日)
midoriandhappy
その他2人
コースタイム
3月19日前泊
20日おじろ出発(6:50)→笹の平(9:25)→刀利天狗(12:10)→五合(14:15)
七丈小屋(16:10) 21日小屋発(6:20)→八合目付近(7:20)→小屋(8:00)
→小屋発(9:30)→五合目(10:30)→おじろ(15:00)・・・・ビスターリ荘へ
20日おじろ出発(6:50)→笹の平(9:25)→刀利天狗(12:10)→五合(14:15)
七丈小屋(16:10) 21日小屋発(6:20)→八合目付近(7:20)→小屋(8:00)
→小屋発(9:30)→五合目(10:30)→おじろ(15:00)・・・・ビスターリ荘へ
過去天気図(気象庁) | 2009年03月の天気図 |
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コース状況/ 危険箇所等 |
3月19日 高津駅前でユメママはピックアップしてもらう。車はカイワ号である。今回のパーティはABBBで、ばっちり気が合う?? 高速はひどい混雑もなく順調に進む。ウトウト・・・ユメママ。韮崎で高速を降り、R20号を走る。途中コンビニで共同食の材料や、個人のレーション等を買い込む。「白州道の駅」で幕営する。すぐそばで道路の突貫工事の音がガタガタとうるさく眠れないなーと思っているうちに眠っていた。 3月20日(雨)5:20起床。ザーザーと音がする。雨である。止むことを念じ、朝食をとりいよいよ出発である。尾白の駐車場に到着する。カイワさん曰く「親父さんの車がある」すでに登って行ったようである。一段と雨が激しくなる。準備を整え いざ、出発! 登山口の竹宇駒ケ岳神社で登山の安全を祈る。吊り橋を渡り本当に出発である。雨は降っていたが視界はさほど悪くなく、落ち葉の堆積した登山道をいく。七丈小屋の標識があり、毛布を借りる場合は4500円と書いてあった。以前より500円のアップとのこと。 笹の平少し前より氷が出てきて、アイゼンを装着する。後方に1パーティ2人発見。雨はほとんど止み始めていた。笹の平を過ぎ八丁登りを進む。長くてきつい坂道である。対面に鳳凰のオベリスクが見える。私たち御一行は刃渡りを前にして休憩をする。刃渡りを超え、次は刀利天狗までの階段と鎖である。すでにここまでもドキドキである。 刀利天狗からは比較的緩やかなアップダウンであるが、雪が深くなりトレースはあるがラッセル状態で進む。ズボ!と雪に足を取られ、なかなかはかどらない。例の2人組はまったくあてにならないし・・そうこうしているうちにガイド山行の4人が追いついてきた。 ガイドさんと先頭を交代して進んでいってもらった。一気に下りたところが五合目である。天気は最高である、目前に甲斐駒の前衛峰が見える。7丈小屋まであと2山をこすのだとカイワさん。そしてこれからがいよいよ黒戸尾根の本領であるとも。 やっぱり凄かった。五合からの1本目は目も眩むような?雪に埋もれた梯子である。一歩一歩慎重に進む。以後、梯子と鎖の連続であった。七丈小屋が突然見えた時は本当にホ!!とした。 七丈小屋はうわさ通り、清潔で、温かく心のこもった素晴らしい小屋である。ビールで乾杯しカレーを食べる。寝具は親父さんが敷いてくれる。手助け無用である。カイワさんはシュラフ持参で、イノッチとユメママの間でおやすみなさい。 3月21日(晴れ)5時起床 朝食はカップ麺で済ませる。ミズキ式簡易ハーネスを準備し出発準備OKである。小屋の裏手から登る。雪は締っており直登コースを3人で先頭を交代し登る。 樹林帯を過ぎたあたりから風が強くなってきた。風でよろける程である 8合目付近であるが、強風のため登頂を断念し下山を決める。若いペア2人とガイド山行は頂を目指して進んでいった。 風が強いのでソウン・スリングでアンザイレンをする。3人で横一列に並び下山する。傾斜がきつくユメママが足の位置を変えたとたん滑落した。(ヒヤリハットその1)引っ張られてイノッチも体勢を崩してしまった。原因はアイゼンが十分雪面に入っていなかったと考える。 樹林帯で休憩、さらに小屋を目指して下山を開始する。 小屋まであと少しの所で、ユメママは再度滑落する。(ヒヤリハットその2)原因は次の行動を予測して足の位置を決めなかったため? つるりと滑ってするすると落ちていく、とっさに状況が分からず、また、ピッケルでの滑落停止訓練はすっかり忘れて・・・ようやく止まる。心配をおかけしました。 ようやく小屋に到着する。頂いたお汁粉を食べ、準備を整え出発する。 「行きは良い良い、帰りは怖い」で登りよりもドキドキしながら下降した。 5合目に着いた時はホッとした。甲斐駒に別れを告げ、帰路を急ぐ。 刀利天狗からの下りを過ぎ、刃渡りを超え、とりあえず難関は通過 し終わった。昨日アイゼンを付けたところあたりでアイゼンを外す。 あとはひたすら歩くのみである。尾白川が眼下に見え隠れする。 吊り橋を渡り、竹宇駒ケ岳神社にお礼参りをして今回の山行が終 わった。カイワさん、イノッチお世話様でした。 2回も滑落をしたことは大いに反省すべき点である。また、滑落時、 ピッケルを使っての停止が速やかにできなかったことも猛省すべき点である。 雪山での歩行時は常に、滑落時瞬時に停止姿勢がとれるようにイメージしておくことが大切と考える。(危機管理意識) |
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