紅葉の季節は格別 濡れ落ち葉とナメの東黒沢
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 717m
- 下り
- 703m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
東黒沢は初心者向きの沢ですが、登山道がないので下山が少々面倒 同ルート下降をするか、詰め上がった丸山乗越(丸山or武能岳西のコル)を越えて反対側の沢を下降し、ウツボギ沢に入り、ナルミズ沢の出合まで行き、登山道で宝川温泉に下るかです。 もしくはウツボギ沢を遡行し、白毛門山頂から登山道で下降するくらいでしょうか。 今回は、丸山乗越経由で宝川温泉に下山しました。 東黒沢は特に迷うところはありません。 丸山乗越は、まっすぐ北に進めば、いずれ沢地形に入ります。 宝川温泉への登山道は、登山道にしては険しいです。 宝川の渡渉以外にも小沢を横切るので、靴が濡れやすいです。 ゴアの登山靴はやめたほうがいいかもしれません。 |
写真
感想
前日の白毛門沢に続いて、今日は東黒沢を遡行し、丸山乗越を越えて、ウツボギ沢の支流からウツボギ沢に下り、
ナルミズ沢出合いである広河原付近から登山道で宝川温泉へ下山する。
逆ルートで下降したことがあるし、もうちょっと難しい沢でも良いんだけど、紅葉の季節のナメもいいもんだろうし、欲張らずにこのルートにした。
夏の奥利根合宿のときから、宝川温泉の存在がなんとなく気になっていて、入らなくてもいいから行ってみたいと思っていたのも理由だ。
朝、土合山の家を出る。ここは朝食は7時からの提供なので、前日に弁当を作っておいてもらう。
5時半起床、6時出発。
白毛門沢出合いまでは、昨日と同じ道。
サクサクいく。
白毛門沢の出合いから先に行くと、すぐにナメが始まる。
1箇所、短い淵のようになっていたので、泳がずに巻く。
左岸に踏み跡があり、容易。
滝はそれなりに出てくるが、どれも容易に登れる。
どこまで行ってもナメ。ナメ。ナメ。
日本人は水が好きだ。
紅葉の景色に水が入ると、それだけで色がぐっと引き立てられる。
濡れた落ち葉は艶かしい色で、日本らしい色を引き出してくれる。
おおらかなナメの上に、濡れて輝く落ち葉の景色。
まったくもって、沢ヤ冥利に尽きる。
秋だというのにちょっと滑るナメを進み、二俣を過ぎるとやや平凡になる。
途中、小さな滝がいくつか出てきて、倒木があるところは倒木を背中にあてがい、手足は右壁を使って、チムニーのように登ってみたり。
ルートミスしないよう、慎重に地図読みしながら進むと、やがてコル状の地形が出てくる。丸山乗越だ。
最後、三俣のようになっているところで水流が消え、30mほどササヤブを登ると、コル部分に出た。
ところどころに赤テープがあり、踏み跡が錯綜している。藪は薄い。
ここは適当に北に進路を取っていれば、やがて反対側の沢に出るはずだ。
適当に藪を進み、やがて沢っぽい地形が右斜めに見えたので、泥の側壁を降りて沢型を捉える。
後はどんどん下るだけだ。
このウツボギ沢の支沢だが、2m程の段差がちょくちょく出てくる。
どれもとても滑りやすく、注意が必要。
やがて沢幅が2mくらいになってくると、魚影が見えるようになり(中には尺オーバーも!)、すぐにウツボギ沢に出た。
出合いで休憩して登山道に入る。
後は登山道だけだと思っていたら、この登山道、一般道にしてはハードである。
宝川の谷は険しく、その左岸の側壁に付けられた道は、所々高度感がある岩のトラバースなどある。
最近はあまり人が入ってないらしく、落ち葉で道は隠されている。
また、随所で沢を横切るので、足が濡れるし、急斜面が出てくる。
といっても、アクアステルスの沢靴を履いたままなので、濡れても問題はない。
やがて林道に出るが、ここからが長かった。
退屈な林道をスタスタ歩き、途中で作業のおじさん(クワを担いでいました)に会って、
掘った後に吹き付けただけのトンネルを潜って、ようやく宝川温泉に到着。
温泉は、秋の行楽客で賑わっている。
バスの時間が丁度良いので、風呂は入らずに水上に戻る。
水上でお酒を調達して乾杯。高崎からは湘南新宿ラインで帰宅した。
湯檜曽川周辺には、とても良い沢がたくさんある。良い山域だなあ。近くていい山、谷川岳。
アクセスも良いし、来年もまた行こう。
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