天狗温泉から前掛山往復
- GPS
- 05:24
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,157m
- 下り
- 1,157m
コースタイム
- 山行
- 4:19
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 5:11
天候 | 晴れ、無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所などは見られなかった。残雪は標高の高い所で一部見られたものの、雪の上を歩くことはなかった。 |
写真
感想
天狗温泉の有料駐車場には6時前に到着。早朝にも関わらず係員が出てクルマの誘導をしていて、この際に駐車料金を支払う。施設近く、上段のスペースは既に空きがなく、少し下がった広いスペースに駐車。準備の後6:01行動開始。クルマの温度計は1℃を示していたが、風がないので思ったよりは寒くなかった。日の出の遅くなった11月だが、ヘッドライトは不要だった。
天狗温泉からの前掛山は、過去に季節を変えて何度か訪れているが、紅葉の時期は初めて。紅葉もほぼ終わりとは分かっていたが、早朝にも関わらず駐車場はクルマと人が溢れていて、人気を伺わせた。この山は規制が入ると登れなくなるので、登れるうちに登りたいと思う人が多いのだろう。我々もまさにそのとおりだった。登山口近くのトイレに寄ってから本格的に歩き始める。登山口近くはまだ紅葉がきれいだった。歩き始めは緩い坂が続く。ぺちゃくちゃお喋りしながらでも余裕で歩ける。樹林帯歩きなので展望はない。先行のパーティを交わしつつ先に進む。一の鳥居に到着し、朝の登りは不動滝を見るコースを歩く。以前厳寒の1月に来たときは滝が凍結していた記憶があるが、今日はまだ普通の滝だった。写真撮影の後、衣服の調整をしてから再出発。滝のすぐ上が二の鳥居で、ここでコースが合流していた。ここから先は少し傾斜が急になるものの、それでも息を切らして登るほどではなかった。気温が低く日がささないため、少しペースを上げて歩いていてちょうど良いくらいだった。小さな沢を過ぎたら火山館に7:28到着。先客数パーティ。ヘルメット持参の人も多かったが、我々は持たず。ここでベンチに座って今日最初の大休止。座ると寒いので、不動滝のところで一度脱いでしザックにまったフリースジャケットを再度着る。持参した食料を食べてから行動再開。
この先しばらく歩くと草すべりからのルートと合流する。このルートは今年8月に歩いたが、高山植物が多く咲いていて、楽しいルートだった。分岐を過ぎると樹林が疎らになってきて、左手側に外輪山が見えるようになる。天気は良いので展望も良い。今日はここに来て良かったと思える瞬間。更に進むと霜柱が降りている箇所が出てくるようになる。樹林がないと放射冷却で地面の熱が奪われて霜が降りやすいのだろう。賽の河原の分岐も過ぎると、いよいよ前掛山への登りが始まる。傾斜は中々急だが、振り返ると展望が素晴らしいので、登っていてもあまり苦にならない。ルート上の日陰にはいつのものかは不明だが、残雪があった。雪の上を歩くことはなかったので、滑り止めは要らなかった。下りのハイカーとすれ違いつつ進み、シェルター付近に到達する。ここまで上がると展望は更に良いし、前掛山の山頂方向もよく見えるようになる。天気は相変わらず良い。風はさすがに無風というわけにはいかないが、それでも防寒着を着ていれば十分に凌げる程度の風だった。最後、月面のようにも見える火口の縁を歩き、8:56に山頂に到着。恐らく4度目の登頂。浅間山に登ることはさすがに叶わないが、ここからの眺めは良く、富士山や北アルプスまで見渡すことができた。来て良かった。生きてて良かった。山頂はあまり広くないし、続々と後続の登山者が登って来るので、あまりのんびりしてはいられなかった。また弱いとは言え風も吹いていて、ずっとじっとしているとさすがに寒い。写真を撮ったり眺望を楽しんだ後は下山を開始する。
下山は全く同じルートを歩くとは言え、眺めが良いコースなので飽きることはなかった。むしろ行きとは異なる景色が広がり、写真撮影のために立ち止まることは登りと変わらなかった。登りの時と大きく変わったのは、登りのハイカーが大変多かったことだ。ひっきりなしというか、登りの列が途切れない。クルマの台数の割に人が少ないと思っていたのだが、実際はそんなことは全くなかった。久々大混雑のルートを歩いた感覚。既に紅葉のシーズンは終わったと思うのだが、やはり人気があるのだろう。シェルターを過ぎてからの下りはスリップ注意。何度かズルッと滑り、尻餅をつくまでには至らなかったものの、手をつく場面はあった。やはり注意力が散漫になっていると起きやすいようだ。大転倒はすることなく斜面を下りきると、後は歩き易いコースが残っていた。すれ違いは相変わらず頻発だが、コース幅が広がるので待つ時間も少なくなった。10時過ぎに火山館に戻る。ここまで山頂から休憩無しで下ってきたので、ここで大休止とする。ザックの中の飲料も食料も全く減らないので減らすことに。天気はよく、火山館前では多数のハイカーが思い思いに休んでいた。しばし休んだ後に行動再開。朝各所で見られた霜柱は、この時間ではほぼ融けていて、一部泥濘もあったが、足をひどく取られるようなことはなかった。シューズやウェアを汚すこともなし。下りは不動滝から離れるコースを歩き、一の鳥居のところで合流。ここを過ぎると残りはわずか。カラマツの紅葉を眺めながら歩き、11:17に駐車場に到着。駐車場は予想どおり多くのクルマで溢れていた。シーズン終わりでこの状態なので、シーズン中であれば相当の混雑だろうと予想された。下山後は天狗温泉で温まり汗を流してから帰宅。高速を降りてから久々大渋滞につかまり、疲労困憊した。やはり山歩きよりも運転のほうが疲れる。
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